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398.なんでなの?人生を失っても、繰り返し続ける「迷惑動画」


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なぜ一部の若者は迷惑動画を投稿し続けるのか


みなさんがご存知の、2023年に入ってからも、回転寿司チェーン店で迷惑行為をする動画がSNSに投稿され、拡散している。
レーンを流れている寿司にわさびを乗せたり、テーブルに置いてある醤油のボトルや湯呑みを舐め回すなど、食の安全に関わる行為であり、悪ふざけのつもりなのだろうが、そんな言葉ではすまされない、犯罪なのだから。

回転寿司「スシロー」を運営する「FOOD & LIFE COMPANIES」は、本人とその保護者から謝罪を受けたものの警察へ被害届を出し、「刑事、民事の両面から厳正に対処する」ことを表明した。結果、迷惑行為を撮影した動画、本人の人生が台無しになってしまう。それは、膨大な損害を与えたからだ。

それでも、繰り返し続けている。
ある、うどん店で備え付けの天かすを共用のスプーンで食べる動画や、カレー店で備え付けの福神漬けを直接食べる動画、火災報知器を鳴らす動画など、迷惑行為を撮影している動画が次々に拡散されている。

逆に迷惑動画が話題になっているため、過去の動画が掘り起こされて、消されたはずの動画が繰り返し使用されているケースもある。

迷惑動画は、InstagramのストーリーズやTikTokに投稿していた動画がTwitterで拡散され、さらにYouTubeへと広がっていく。一度、投稿された者は誰か氏らが保存しており、そこまではユーザー側も調べられない。

それでも、人物は特定され、名前や学校名、SNSアカウントなども同時に拡散。まとめサイトに掲載されるようになり、「デジタルタトゥー」としてネットに残り続けてしまう怖さがある。

こうした迷惑動画を見ていると、以前、炎上したSNS投稿を思い出す。今から約10年前、コンビニ店員がアイスケースの中に入った写真をFacebookに投稿し、コンビニ運営会社がその店舗のフランチャイズ契約を解約するなど、大きな騒ぎとなりった有名な事件があった。

それでも、懲りない。自分だけは大丈夫だと勝手に思い込んでいるのだろう。だが、「炎上」は終わらない。
Xになる前は、Twitterの頃は「バカッター」、さらにInstagramのストーリーズで動画を公開する人が増え、「バカスタグラム」と呼ばれるようになったことも有名な話。

また、アルバイト中の店員が迷惑行為をした場合は、
「バイトテロ」と呼ばれた。

X(旧Twitter)になったら、なんと呼ばれるのでしょうね...。

だが、なぜこんな馬〇な真似が続くのだろう?自らの顔も出だして、自分たちの悪行を画像や動画で撮影し、わざわざ証拠をネットで残すんだろう?
これって、みんなに「自慢したい」「見せびらかしたい」「面白がらせたい」、そして「いいね!」欲しさのたくかもしれないが、一緒になって「いいね!」する人たちには責任がないのだろうか?余計にエキサイトさせていないだろうか?

noteの世界も似ているところがある。
例えば、人の悪口や、罵詈雑言、人を傷つけているような言葉や名指しでnoteのトップにいれる者たちがいる。
不思議だがどうしてその人に「スキ」がたくさんついているのかが理解できない。「スキ」をもらった人は、さらに「スキ」が欲しくなって過激になる。これでは、「迷惑動画」と何も変わらない。

ただ、その人を増長させているだけに過ぎない、
共犯のように思えてしまう。(自慢のかたまり)

こんな人を傷つける行為、迷惑行為をする人は、自分の仲間たちに、
「俺はこんなに危ないことができる」という自慢だけに過ぎない気がする。格好つけたい、自分は優れているという自慢に思える。
どうして、楽しくて、明るくて、見る人に感動を与えることを考えないのだろうか?何よりも犯罪の怖れがあるということがわからないのだろうか?どちらにしろ、幼すぎると言わざる得ない気がする。

だが、まだまだ続くのでしょうね。

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※本内容は、「肖像権」シリーズ。
(月)・(水)・(金)毎週、3回投稿しています。
我が国、1億数千万人、すべてがスマホを持つ、一億総カメラマン時代。
現在、様々な場所でこの写真、映像の問題がトラブルとなっています。写真や映像を撮影した者には「著作権」があり、写された者には「肖像権」があります。「撮る側」には「撮る権利」があるといいますが、撮られる側には「撮られたくない権利」というものがあります。
もっとも大切なことは「撮る側」は人を傷つけてはならないという最低限度のルールやマナーが必要になります。
撮っただけであくまでも「個人的利用」「私的使用の範囲」だという人もいますが、たとえ、公表し、使用しなかったとしても、「隠し撮り」「盗撮」のような、悪質なものもあります。「撮る行為」というのは利用の仕方によっては「暴力」と化します。あまりにも安易に写真や映像が簡単に撮れる時代だからこそ、注意と配慮が望まれます。

本内容は、全国の都道府県、市町村、学校、NPО団体、中小企業、noteの皆様、クリエイター、個人の方々を対象としているものです。また、全国の職員研修での講演先のみなさまにもおすすめしています。
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