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双極性障害と診断されたら
1.道しるべ
自分が双極の診断を受けた時、どうしていいかわからなかった。
ショックだったし、病気のことをあまりにも知らなさ過ぎた。
当事者会に参加するようになって、同じ思いをしている人にたびたび出会う。
若い頃、子宮内膜症と言われて戸惑った。診察室でパンフレットを渡され、帰宅して何度も目を通した。
当時はインターネットなんて普及していなかったから、情報を集めるのが大変だった。
今は簡単
誰かに守って欲しいと思うのは贅沢な願いなのだろうか
疲れているのに眠れない、眠りたくない
考え事ばかりして何も手につかない
最小単位が「ふたり」だったらいいのに
偏見の眼鏡、想像力の翼——世界双極性障害デーに寄せて
【世界双極性障害デーとは】
“双極性障害に対する理解を深め、社会的スティグマ(社会的に立場の弱い人々に対する差別や偏見)をなくすことを目的とされており、双極性障害を患っていたとされるファン・ゴッホの誕生日が3月30日だったことにちなんで制定されました”
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そもそも偏見とはどういう心の働きでしょう。「好意的ではない先入観」と言い換えることが出来ないでしょうか?
「障害※」と聞くと、いわゆる
誰かと生きていく準備が、ちゃんと出来ているだろうか。
時々、記憶喪失になればいいのにと思ってしまう。思い出したくないことばかり。失敗しかして来なかった。何よりひとりぼっちで。もう立てないと弱音を吐きたくなる。人にはなぜ仮面が必要なのだろう。子どもみたいに温かい胸で泣きじゃくりたい。
ちょうど下弦の月。夜ふかししないと会えない月。顔を伏せるようにして沈んでゆく。月と地球は元々ひとつだったという話が好き。いつまでも追いかけっこしているみたい。いつか水平線にのぼる月を見てみたい。Fly me to the moon.
キャッチャーミットを構える
幼い頃、両親との関係が私の心に風穴を開けた。
父が突然いなくなったこと、母がアルコールの問題を抱えていたこと。
それを自分のせいだと思い込んでいた。
人には二面性があるということを子どものうちに理解出来るはずもない。
だから見捨てられるのがこわくていい子でいようとした。
大人になるとその穴を何かで埋めようとして承認欲求をこじらせた。
今もそれが消えたわけではない。たださみしさを「認識す
何していいかわからない夜がある
スローなブギにしてくれ
♠️
カウンターでロックグラスを傾けると氷が音を立てて耳を撫でた。
今夜は満月だとお前が言った意味を考えている。
このくらいじゃ酔わないはずなのに頭がクラクラした。
なあ、終電なんか気にするなよ。
🖤
じゃあ一杯だけと言ってカシスソーダを頼んだ。
あなたの声を聞いていると体がフワフワする。
駆け引きなんて出来ないの。
距離を縮めるにはどうしたらいい?
♠️
シーツの冷たさか