見出し画像

ピラティス『10の原則』をレッスンや日常生活に活かす : part2

前回の続きから!
ピラティスは主に体幹の安定と強化を目的とした運動ですが、ヨガ哲学の八支則と同様に、意識をすることでより効果的に取り組めるようになる『10の原則』があります。

※ ①〜⑤は、part1をご覧ください🌷


⑥集中

ピラティスは、様々なコントロールの中で身体を適切に動かしていく練習です。呼吸と身体、心のバランスを保つことに集中し、決して流れ作業や勢いでこなすのではなく、ひとつの動きに対して最初から最後まで意識を向けています。
【 質 】を高めるために意識を自分自身に集めて、今の身体の感覚や呼吸の様子を感じることがとても大切です。呼吸法だけでも、骨盤の傾き、下腹部の感覚、肋骨の感覚、など様々な感覚の変化に気づきがあると思います✨

⑦能率 / 効率

ピラティスでは『量より質』を重要視しています。体幹の強化を目的としていますが、ジムの筋トレのように過剰な反復運動ではなく、質を高めることでその効果を最大限に引き出していきます。ターゲットとする部分を明確にし正しく身体を動かすことができれば、無駄な動きや別の筋肉が必要以上に働くことを避け、基礎的なエクササイズであっても充分にその部分の筋力を鍛えることに繋がります。
ピラティスの後激しく動いたわけではないけれど、気持ちの良い爽快感や、しっかりと身体を使った余韻が残るのは、この【 質 】が大事にされているからです!^ ^

⑧流れ

レッスン中は、様々な”流れ”があります。呼吸を流し続けることはもちろん、関節や筋肉の心地よいムーブメントも重要なポイントです。流れを止めないことで、意識を自分自身に向け続けることができます。常にマインドフルネスであるからこそ、気づきやコントロール、集中が実現できますね!

⑨正確性

正しいアライメントや筋肉の意識、使い方など正確に動くことで、過剰な身体への負担を減らし怪我の予防に繋がります。ピラティスの動きそれぞれに回数が定められているのも、正確であるからこそ!
⑦能率 / 効率 とも重複しますが、量ではなく質を大切に、自分の意思で正しく身体のコントロールができれば、3〜5回程度のエクササイズであってもその効果を充分に得られると考えられています✨

⑩調和

心と身体、呼吸と動き、主動筋と拮抗筋、10の原則など全てのバランスを釣り合わせることです。ピラティスでは、 呼吸によってお腹を薄く体幹を安定させて骨盤の傾きをコントロールしながら、股関節や背骨の動きを加えていくように、たくさんの筋肉が繋がってひとつの動きが生まれます。身体が左右に傾いたり、筋肉の働きに偏りが生まれないようにすることを目指しますが、そのためにはそれぞれの筋肉や呼吸が調和していることが大切です。
効率に重きを置いていると動作の正確性が損なわれてしまうし、正確性にこだわりすぎてしまうと流れが失われてしまうように、どれか1つだけではなく、全てが調和しているかを常に意識できるといいですね!


以上が『ピラティス10の原則』です。
それぞれの要素が孤立しているわけではなく全て繋がっていて、そのバランスが大切なのだと思います。
原則の中に柔軟性や筋力量がないように、ピラティス(ヨガも同じです!)では身体的な能力はそこまで重要ではなくて、最初は個人が意識できる範囲の中で正確な動きを継続しその範囲が少しづつ広がっていくことで、いつの間にか身体の感覚が変わり、気持ちにも変化が生まれます。

最初から全てを完璧にすることは難しいですし、続けることのプレッシャーになってしまうのは本末転倒です。💦
身体を動かすことって気持ちがいいな!スッキリするな〜!など、そんな小さな気づきや変化を積み重ねるサポートが出来たらと考えています♪


・Instagram(@__ayuyoga__
https://www.instagram.com/__ayuyoga__/?igsh=MWR4aXZjYmcyaDFiZw%3D%3D

・nubo公式サイト
https://www.nubo-care.com/





この記事が参加している募集

#私のストレス解消法

11,079件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?