見出し画像

ごちそう感が出る【もち米シウマイ】


明日はこどもの日。
本来ならもち米を使ったちまきやおこわなんだけれど、ここの所もち米シウマイが食べたくて仕方なかったのです。


凝ってる風に見えて、ひき肉にもち米をまぶしているだけ。もち米が肉のエキスを吸って美味しくて、私の大好物になっています。


ハードルは、もち米を買うことと、一晩浸水させる事。
あまったもち米は、白米に足せばモチモチ感がアップ。水加減は白米と一緒。中華おこわや参鶏湯もいいんじゃないかな。


フライパンや鍋でも蒸せますが、
蒸籠は美味しそうマジックがかかって、そのまま食卓に出せてしまう。蒸している時のしたたり落ちそうな水滴も気にしなくて良い。無駄なものは全て蒸籠の外に逃げる。うちでは使い込みすぎて二代目の蒸籠。24センチ2枚が使いやすい。


もち米シウマイの作り方


●もち米を洗い、水に浸けて一晩置く。気温が暖かいと腐るので冷蔵庫で。

●もち米の水を十分に切る。
ザルにあげた後、キッチンペーパーなどでしっかりと水分をとる。そうすると肉だねにくっつきやすい。

同じ味ばかりもなんだかなと、
大豆水煮と粉花椒を入れた味も。
この大豆の食感が中々よかった。


●豚ひき肉でお好みの肉だねを作る。
まず塩とひき肉を混ぜる。
塩には肉の筋原繊維(アクチン、ミオシン)を結びつける役割がある。(アクトミオシンになる)
ここでしっかり練っていると、卵やつなぎに頼らなくても肉のかたまりが崩れない。

長葱、ひらたけ、塩、醤油、おろし生姜、胡椒を入れた。

そのまま食べて美味しい味に。味見はレンジでチンして確かめると間違いがない。

シュールな肉だね

●丸めた肉だねを、もち米の上でコロコロまぶす。ギュっとしたりして四方八方に。

蒸籠の上に葉野菜を。肉汁を吸う。
♨️


蒸籠に並べた後に、追加でもち米を乗せて蒸しました。見た目の禿げた感じを軽減、ボリュームが出る。

もち米が透き通るぐらいまで蒸す。(15分ほど)

季節的にうすい豆がポコポコとくっついているのも美しそう。

蒸した後のものを自家製冷凍食品にもできそうだ。冷凍庫にすぐ食べられるもち米シウマイがあると嬉しい。
(食べ切ってしまったが)



副菜

トマトのバジル炒め(台湾風のバジル使い)
にんにく、オイスターソース、砂糖、塩。
ひらたけとねぎの青い所のスープ。
にんじんのクミンと小エビ醬和え、パセリ。



じつは、蒸籠の下ではスープができていました。

LDLコレステロール、中性脂肪値を下げる青魚
にぼし


辛子や酢醤油をつけて。
おはぎに見えなくもない。





もち米は白米に比べると腹持ちがよく、太りやすいという事なのですが、詳しすぎるくらいに書いた記事です。


おまけ
お気に入りのもち米


もち米も品種により特徴がありますが、
わたしが関西に来てから食べて感動し、ご贔屓にしているのが、滋賀の羽二重米


羽二重餅(福井県銘菓)という柔らかく、きめ細かい餅がありますが、きめの細かさがこのもち米そのものに現れています。最初はこのもち米を頂いたのがキッカケで、むかごと塩でおこわ風なものを作って食べ、感動したのです。
しつこすぎないもち米の上品な香り、繊細な感じ。
関西のスーパーには時々売っていますが、どこにでも置いてはいません。なるべく地場のものを食べるのが自然だな、というのもあってご贔屓にしています。

日本三大もち米、もち米名産地


こがねもち/新潟

特徴:もち米の王様とも呼ばれる。色の白さに定評がある。もち米らしい粘りや、米の形が崩れにくいしっかりさも持っている。



ヒヨクモチ/佐賀

特徴:九州で栽培される品種。冷めても固くなりにくく、モチモチが他の品種に比べて強く弾力のある歯応え。


ハクチョウモチ/北海道

特徴:冷めてももっちり感や柔らかさが持続。
赤飯やおこわをはじめ、繊細な和菓子に向いている。

ちなみに伊勢の赤福さんのもち米は北海道産だとか。


もち米を探していると、北海道のもち米で作られた米粉パスタを見つけた。これはモチモチして美味しそう。新発見。


この記事が参加している募集

今日のおうちごはん

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?