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【NCL南相馬】事業の仮説検証の重要性とは?

これから事業を始めようと考えている方にとって心配されていることは、自分のやりたい事業が失敗した際のリスクだと思います。

企業に勤めることは、自分の生活を長期間補償してくれることを期待して所属されている方も多いのではないでしょうか?自分で事業を作る際に、収益をあげられず自分の生活さえも苦しくなるなんて事態も起こる可能性はありますね。

しかし、事業を通して大きな失敗してしまう可能性を減らすことはできます。今回はその手段の一つをご紹介させていただきます。

事業をスタートする上で大切なこと

事業を行う上で大切なのは、良い商品を準備することよりも、お金を払うに値する困りごとを抱えている人と出会うことです。

その人が、いつどのように困っているか、完璧に理解することであなたが事業を行う際に、どのようなサービスをつくれば、お客さんが利用したいと考えてくれるようになります。この考え方は、顧客開発モデルといい、お客さんを見つけてからサービスをつくる考え方です。

https://blog.nijibox.jp/article/customer_development2/

新規事業開発には、先にターゲット(顧客)を決めておき、そのニーズにマッチするプロダクトを作る「マーケット・イン」と、先にプロダクトを決めておき、それを必要としている顧客を見つける「プロダクト・アウト」という、大きく分けて2つの手法があります。

顧客開発モデルは、そのうち「プロダクト・アウト」に属する手法。プロダクト開発と並行して顧客やビジネスモデルの開発や検証を進めていく方法です。
スタートアップを夢見る人の多くは、自分たちのアイデアがプロダクトになっていく過程を、右肩上がりの一直線だと考えるかしれません。

しかし、顧客開発モデルでは、開発したものをテストしてもらい、失敗したとしてもそこから学びを得、それを次の開発に活かして、またテストしてもらう、という“小さくて賢い失敗”を何度も繰り返していきます。

失敗を繰り返すのに、「成功確率が高まる」とはどういうことなのでしょうか? それは、新規事業開発は、プロダクトが完成して“おしまい”というわけではなく、作ったプロダクトに対してお金を出してくれる顧客がいてはじめて成功した、といえるからです。

https://blog.nijibox.jp/article/customer_development2/

顧客開発モデルのステップ

顧客開発を行う場合、顧客発見・顧客実証・顧客開拓・組織構築の4つのステップがあります。それぞれの次のようなことを行います。

①顧客発見
顧客発見はサービスや製品のコンセプト段階で行うものです。顧客発見とは、今から作ろうとしているサービス・製品の想定される顧客のところへ出向き、インタビューやアンケートを通してニーズの有無だけではなく、顧客自体がどういう人か探ることまでを指します。その中で、人が持っている不満や悩みを聞き出し、製品開発に活かします。

②顧客実証
顧客実証は、サービス・製品の開発が顧客発見より一つ進んだ段階で行います。具体的には、試作品を作って、いくらなら買いますかなどのアンケートを行い検証します。この時、莫大なリソースを使わないためにも、機能は最低限とすることがポイントです。顧客の有無の確認や営業プロセスの確立が検証のゴールです。

③顧客開拓
顧客開拓は、製品・サービスのテスト段階で行います。このステップは、大量生産に向けての準備段階とも言えます。具体的には、製品・サービスを効率的かつ効果的に顧客に広める方法を模索します。見つかった顧客に対して、どう売るか仮説・検証を行うということです。 ここを突破するといよいよ製品・サービスのリリースです。

組織構築
組織形成は、販売の段階で行います。組織やチームを作り事業を拡大させることがこのステップの目的です。ニーズを持っている顧客だけではなく、自分自身のニーズにまだ気づけていない顧客にまで届くようにします。いわゆる”万人受け”を目指すのです。

地方で事業を行う場合

地方でビジネスが失敗している人は下記のような項目が挙げられています。

<田舎で起業して失敗する人の特徴3選>

①ビジネス設計をせずに始めてしまう
②最初から大きく始めてしまう
③地域に馴染む前にスタートする

https://befree637.com/inakadekigyou-seikourei/

ビジネス設計ができていないのは、事業のベースを作り上げるのも難しいのは当たり前ですが、始めから大きく始めてしまうのも、リスクがありますね。きちんとお金を払うに値する効果を得られるサービスになっているか、確認できずに、大きい事務所を作ってしまうと、ラーニングコストばかりかかり、収益につながりません。

また、地域の方と繋がる前に事業を始めてしまうと、地域の別の事業者さんとハレーションが生まれたり、どんな事業をやっているか理解されずお客さんとして接点を作ることも難しい可能性があります。

地方で事業を行う際には、地域の方と繋がりを持ち、小さく事業の仮説検証を進めながら、きちんと勝ち筋を見つけ、事業を立ち上げていくことが良いということですね。

生活が担保されながら事業を創れる制度とは?

お金を3年間もらいながら事業づくりを行える。事業を0から作りたい人にとってはリスクの少ない良い制度(神尾さん作成お願いします)

NCL南相馬のメリット


①3年間支援があるため、きちんと事業の仮説検証ができる

地域おこし協力隊制度を活用し、起業家には年間およそ200-280万円(契約形態により異なる)×最長3年間の活動支援金を支給。経済的なリスクを軽減しながら起業に挑戦することができます。

②既に地域に起業家コミュニティがある

任期終了した協力隊メンバーが、NCL南相馬の拠点である小高パイオニアヴィレッジを活用することにより、3年間培ってきたノウハウを生かしながら、他の協力隊のプロジェクト等との関わりを検討していきます。さらに、全国のNCLネットワークを活用し、他地域とのコラボプロジェクトを模索していきます。

③地域のステークホルダーとつながることができる

NCL南相馬事業を南相馬市から受託している株式会社小高ワーカーズベースがNCL南相馬の事務局を運営しており、ワークスペースの提供や地域とのつなぎ、メンバーの伴走などを担っています。

【起業家募集中】

NCL南相馬では起業家を募集しております。地域の課題をビジネスで解決したい人、コミュニティに興味がある人は下記の説明会にご参加ください!

・オンライン説明会
日程:2022年12月21日(水) 20:00-21:00
※こちらの日程が難しい場合も、これ以降の日程もございますので、申し込みフォームをご確認くださいませ。

■オンライン説明会申込フォーム

【ローカル起業家と交流しよう!1/21(土)開催!】
来年度、最初の懇親会日程が決定しました!


■ローカル起業家と交流しよう!申込フォーム


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