今月の一冊「実験思考」

毎月1日にはいつもダッシュボード公開して各種数値の解析やってたんですけど、このたびついに月間10万ビュー超えまして、もう数を追うのもそろそろいいかなと。

とはいえ、続けてきたので後で追いかけた時用に貼るだけ貼っておきます。

ビュー数の上位7本中6本はnote公式おすすめ入りしたヤツです。月間6本のおすすめ入りは自分としても過去最高の快挙で、これはもうそうそう記録更新できなそう。

で、たくさん応援いただいてスキの総数も20000超えしましたし、これからもおごらずコツコツやっていきます。本日は以上!


・・・じゃなくて、ですね。

何も考えずに書けばいい状態を作るのが毎日更新のコツの一つなのですが、お題を決めておくのもすごく使えるコツなんです。決めすぎると逆効果の時もありますけど。

例えば、毎月末にはその月のイチオシのnoteクリエーターを1名選んで表彰するとか、毎月15日頃にはおすすめの何かを紹介するとか、毎週◯曜日には質問コーナーの回答するとか。

だいたい月に何本かの固定のお題を設定しておくと、ネタのないときに何もなくても書くだけでいいのでオススメですよ。

そんなわけで、ダッシュボード公開しつつも月初は今月の一冊を紹介するスタイルに移行してみます。今月はこちらの本。

CASHというアプリで一気に話題になった光本さん。STORES.jpの方ですね。起業家枠で、発想と思考方法をわかりやすく書いた本です。

この本自体も値付けの色入りとか仕掛けがあり、それもまた話題になってました。気になる方はtwitterなんかで調べてみるといいかも?

で、僕はこの本を読んで内容もそうなのですが編集とブックライティングに目が行きました。

以下、気になった点。

・文字大き目で余白も多めでサクサク読める
・テンポの良い文章展開と崩し気味の口語調
・本でありながら本ではないメディア化戦略

・文字大き目で余白も多めでサクサク読める
これは気づいている人も多いと思うのですが、NewsPicksBooksって本1冊あたりの文字量がいわゆる普通のビジネス書の半分程度に抑えられているんです。

これはおそらく、ガチのビジネス書レベルの論理展開スピードや文字量だと読まれなくなってきているから、時代に合わせてライトに調整されているんだと思います。

僕は出版社関係の知り合い少ないのでアレですけど、これは結構ちゃんと紙の人たちは考えないとマズイですよ。つまり、今までの価値観で新書一冊10万文字とかやっているとますます売れなくなっていく可能性がある。

本一冊は重いしtwitterの140文字は軽すぎるけど、noteならちょうど良い。その感覚で作られた本って、まさしくこんな感じなんでしょう。


・テンポの良い文章展開と崩し気味の口語調
これについては何も考えずに読むと著者の光本さん文章うまいなぁ〜・・・で終わるんですけど、これ彼はほとんど書いてないはずです。

巻末に編集やら写真やら装丁やらのクレジットがありますが、そこにブックライターとして竹村さんの名前がありました。

竹村さん、noteで文章術の記事をガンガンあげてくれていてめっちゃ参考にしているのですが、そりゃ読みやすいし展開うまいわけですよ。ブックライターで竹村さん入ってるんだもん。

noteで文章うまくなりたい!と思っている人は、ひとまず竹村さんのnoteを上から順番に4-5本読んで、実践してみればいいですよ。読みやすさや反応が劇的に変わると思います。



・本でありながら本ではないメディア化戦略
上記のことも踏まえて、この「実験思考」という本は本でありつつ本じゃない。本はあくまでも触媒としての一つの手段で、仕掛けるためのきっかけにすぎない。

そして、蔵書として図書館なんかに収蔵されて10年後にも価値があるか?と言われると、おそらく10年後にはこの本にはあまり価値はつかないでしょう。

それは良い悪いじゃなくて、熟成したほうがいいものもあれば、鮮度が大事なものもあるっていうことです。

ここら辺はNewsPicksBooksの編集長は箕輪さんなので、めちゃくちゃ狙いすまして仕掛けているはず。

出版というと版=印刷してナンボな感じがしますが、時代はもう出版→出稿になってきているのかも。出稿なので稿=コンテンツをどう出して送り届けていくのか?その手法という意味で紙の本は一つの選択肢で、他にも打てる手は全て打っていく、そんな考え方の新しい編集者がこれからどんどん出てくるんだろうなぁ・・・。


Kindle版ならなんと0円なので、とりあえず読んでみてもいいと思います。

でも、これ電子書籍用に最適化されているので、その本をあえて紙で読むことで従来のビジネス書と何が違うのか?その差異を肌で感じて、なんでこういう作りの方が売れるようになってきているのか?ということを一度ちゃんと考えてみるとおもしろいと思いますよ。

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ヤマシタ マサトシ

お店を作ったり、お店を運営したり、モノを書いたり喋ったり、コンサルしたりする人。OFFRECO代表。秘密のお店「吉祥寺 閒(あわい)」オーナー。 デザイン論からグルメ・育児ネタまで。地黒で腹黒な毒舌家ですが好物は糖分です。 https://www.offreco.net

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