マガジンのカバー画像

妄想集

21
私の有り余るバンタン愛のはけ口(連載モノ以外の妄想をここに埋めております)
運営しているクリエイター

記事一覧

くまとふたり暮らし

くまと、暮らしている。 朝目覚めればいつも隣にうつ伏せのくまがいる。コシのある黒い髪はぐ…

37

BTSボーカルラインに歌わせたい90年代J-Rock

(この記事は私のnoteにいつも面白いコメントを寄せてくださり最近書き手としても活動しておら…

19

バンタンに歌わせたい昭和歌謡曲(男性編)

今日、家の掃除も終えてメールでもチェックするかとメールボックス開きましたらなんかnoteから…

17

BTSボーカルラインに歌わせたい昭和歌謡曲(女性編)

はい。90年代J-Rockに続いてやります。別に前回記事が好評だったわけでもないのに、ただ楽しい…

16

写真集コンセプトを勝手に妄想、というか希望

現在HYBEのBTS部門は各メンバーの誕生日に写真集を発売する、という集金企画を実施している。…

27

青い髪の人

3時過ぎには今日最後の授業を終えていた。来週月曜がデッドラインのレポートに早く取り掛から…

20

おかえり、の夜

「あれー?もう帰ってたんだー」 玄関のドアがゆっくり閉まる音とともに彼の熱く乾いた声がこの部屋の空気を変える。リビングに入るや否やソファ脇に荷物と身につけていた帽子やマスクを優雅に置くと、彼は両手を広げて私に笑顔を見せた。 こっちおいで、の、合図。 私は料理する手を止めてリビングへ向かい、彼の腕の中に入っていく。 「おかえりっ」 10日ぶりの抱擁が少し恥ずかしくて身体を硬くしたまま彼の胸に額を当てると、その長い腕は私をすっぽりと包みこんだ。 「ただいま」 「おつかれ

インスタをやらない彼に色々聞いてみました。

いや、わかってる。わかってるんだけど…苦手なんです。ごめんなさい。 本当によくわからない…

22

マスク越しのあなた

KTXの車内で、私は泣いていた。悲しいことがあって、ふとした時にその悲しみが込み上げて、柔…

25

わかめスープと漢江

柔らかな朝の日差しで窓辺がキラキラしている。まるでホテルのベッドのようにパリッと、でもふ…

25

左手が不自由な彼に色々聞いてみました。

起床。 やはりパジャマは前開きに限ります。このブルーの天使パジャマはボタンもしっかり縫い…

30

Twilight

あんなに眩しかった太陽がゆっくり静かに沈んでいくと、街は少しずつ藍色に覆われた。 沈黙を…

20

まったく仕事が手につかない。 全部、あの人のせい。 昼下がり、私は乾いた都心のビル群を眺…

26

想い人に魔法をかけるチョコ

私は初潮が遅かった。 中1になれば大体の女子はソレが来ていて、トイレでナプキンを貸し借りする現場を何度も目撃した。でも私は中2になってもソレが来なかった。 心配した母親は私を病院へ連れて行った。先生は「15歳を過ぎても来なかったらまた来てください」とだけ言った。あと1年も待たなければならなかった。心はどんどん大人びて来たのに身体がそれに伴わないのは、なんというか、長距離走で同級生たちにどんどん抜かされ離され取り返しのつかない差が生まれているようで、私は家に帰って自分の未来を