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【目印を見つけるノート】687. 自分の感受性くらい自分で守るのです

特別展『ポンペイ』、見に行きたいです。

けさ、詩留久さんのnoteを拝見したらもう、うずうずしてしまって。門外漢の私から見ても、素晴らしい紹介だと思いました。謹んで引用させていただきます。

感銘を受けた記事は他のニュースにもありました。火星探査機パーシヴィアランスが紫色の物質を発見したという記事です。元は『National Geographic』誌のものですね。

生命の痕跡があったか、ということに話題は向かいますが、単純に「どんな物質だろう」というのが気になりますね。元素周期表にあるのかなとか。
私のいちばんの関心事は「パーシヴィアランス」と先発の探査機「キュリオシティ」が早く出会わないかなということです。それでお話がひとつ書けそうです、NASAさま。

『National Geographic』誌や『Newton』誌はたまにしか目を通せませんが、好きです。最近は『子供の科学』もなかなか買いに行けないなあ😅



仕事ではとある大きな業界についてネットで調べたりしていますが、奥がむちゃくちゃ深いです。

ひとつの会社がどう始まったのか、何をメインとしているのか、どこと関わっているのか、今後何を大きく、小さくしていくのかということがおぼろげに見えます。その業界が上流から海までどのように成り立っているのかもよく見える。数多くの会社情報を見ればなおさらです。株価がらみの情報だけではあまり分からないのだなと実感しているところです。
あ、公開されている情報しか見ていませんよ。

創業年が6世紀!という企業もあって、こっそりびっくりしていました。

と、こういうことは大学生で就職活動をしているとよくすることなのかな。よく見えるのは「作る」業界だからかもしれません。何を作っているのか分からなければ商売になりません。
私がいた業界の中には、カタカナ言葉がスタンダードだったところもありました。だいぶ前ですが、
当時はカタカナを作っているのかと思いました。
カタカナ言葉はときに抽象的で理念的なものでもあります。世界に通用するようにということなのでしょう。
実際に私たちの生活はそうではない「もの」で成り立っているのに、ということは20代の頃から感じていたことです。今はネットが隅々まで普及していますから、だいぶカタカナもこなれてきましたが、ものを作るという営みがなくなったわけではないということも知っています。

仕事をしながら、そのようなことをぼんやりと抽象的に思い返していますが、それなりに業界を横断して働いていることも複眼的な「目」を育ててくれているのかもしれません。

ただ、60を超えた年齢の方が非正規雇用で夜勤をしているというような例もそこらかしこで見ますが、セーフティネットはどうでしょうか。この国の雇用形態じたいに改善するべき点もあるような気がします。
世代通して非正規雇用者がこの国に何人いるかご存じですか。
私もそうですが。



どんな事象にも背景や経緯があって、関わりがあります。「これは自分には関係ない」という区分けをしてしまうと、あえてそこを見ようという意欲は湧かないかもしれません。特に、自分の指向する情報だけ受けることで済むような現在ではなおさらです。

「幅広く見る」というと浅薄になるのではとも思いますが、接点を作っておくのはそれほど大儀ではありません。その上で何を見るかというのは、その人の「目」にもよるかと思いますが。

この目はからだの目と同じように、年を経るうちに衰えてくるかもしれないと考えています。からだも硬くなってくる分、20代の頃よりしなやかに見て考えられるように意識しておきたいなと思うのです。

茨木のり子さんの詩を思い出しますね。
〈自分の感受性くらい
 自分で守れ
 ばかものよ〉

『自分の感受性くらい』より抜粋。

はい(^-^ゞ

今日の1曲はこちらです。
ミュージカル『Rent』より
『Seasons of love』

素敵な曲です。
しなやかに? 歌っちゃおうっと♥️
天気はいろいろ不安定ですが、
皆さま、どうかよい週末を。
お読みくださってありがとうございます。

尾方佐羽

追伸 フレーフレー📣

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