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【目印を見つけるノート】138. ストーンズの楽屋とパリの英書専門店

マリ、大丈夫じゃない感じです……。
こういうときに、こういうことは……ああ。

⚫楽屋のおはなし

きのう、ちょっと滅多には見られないだろうという動画を見ました。見ていらっしゃる方はきっといらっしゃるでしょう。
1969年11月27日、ザ・ローリング・ストーンズのコンサートの楽屋にジミ・ヘンドリックスが来訪するという素晴らしい一幕。

(記事は下記に。動画もそこから)
https://faroutmagazine.co.uk/jimi-hendrix-rolling-stones-keith-richards-backstage-rare-footage-jam-1969/

変わったギターだな。
やっぱり左利きだ。
もうちょっと声が聞こえないかな。
キース靴がワイルドだな。
背中しか見えないけれど、
一緒に弾いているのは
ミック・テイラーだろうなあ。
ミック・ジャガーはジミとしゃべらない、
というか、
そわそわしていて面白いな。
あの、近寄ってはみるけれど、
話しかけない感じが、
もしかして恥ずかしがりやさん?
それなら、ジミもそうだな。
同じ場所から動かないもん。
邪魔にならないかなって、
気にしているのかもしれない。
キースがフランクに見える。
そうだ、
ふたりとも射手座のギタリストだ。

などと堪能させていただいたのです。
見る人が見れば、もっといろいろ
気づくに違いありません。

ただ、離れたところで座っている
マリアンヌ・フェイスフル?が
ダウナーなままで終始していることが
ちょっとだけさびしかった。

そんな風に見ていると、
ミュージシャンはいろいろヤンチャもあって
伝説になったりしているけれど、
事実もいくらか、かなりか、あるだろうけれど、
それでもいたって普通だなって、
普通の人だなって、
改めて思いました。
王子さまとか、魔王とか、アイドル(偶像)
とか、そこまで異質な存在じゃない。

それでも、音楽ということでは
彼らはやっぱりすごく特別で、
魔法使いぐらいすごくって、
音楽で人をぶるぶるさせて、
ゾクゾクさせて、動かしてしまう。

そんな人々が同じ楽屋で一緒にいるという
そのことだけで、
ときめいたりもするのです。
普通の人だと知って、
なおさら好きになったりするのです。

動画を見ての雑感です。
ここで、『ダーティ』をかけたいところですが、THE ROLLING STONESの『DIRTY WORK』(1986)から『WINNING UGLY』を引かせていただきます。彼らのブルースかな。
この歌詞はなんとなく、等身大のように感じます。あと、歌詞に『楽屋』が出てきますので今日のテーマに合わせて。


⚫本屋さんで……

きのう、テレビ番組(『夢の本屋をめぐる冒険』)でパリの本屋さん『SHAKESPEARE AND COMPANY』を取り上げていて、目が釘付けになりました。パリの英書専門店。ブリティッシュ・グリーンの店構えもツボです。

どこにもかしこにも本があって、探険したくなる本屋さん、本だけでなくタイプライターやピアノまである。飾られている写真は縁のあったお客さん。フィッツジェラルド、ヘミングウェイ。そして、ジョイスの『ユリシーズ』を出版したエピソード。ギンズバーグも来たこと……素敵なお話がいっぱい。

このように、本だけではなく、人がキラキラ交差しているのが、本当の「文化」ではないかしらと思えました。

私がいいなと思ったのは、人の目線の高さで向こう側が見えるように棚が作られていることでした。

本をパラパラめくりながら、ふっと顔を上げると向かい側の人と目が合う。
ラブストーリーがたくさん生まれたことでしょう。うふふ。

想像してため息をつくのでした。
ぜひ、サンフランシスコの『シティライツブックストア』も取り上げてください。

さて、本屋さんといえば、突然ですが、
小金井(東京)の美術書専門のえびな書店さんに行ってみたいなと思います。手が届かなさそうだけれど。
店主の方が書かれたこの本が素敵でした。エッセイなのですが、造詣の深さにほうっとします。

加えてこの、『四月と十月文庫』(港の人)の体裁が好きです。しおりも素敵なのです。

こういうものに囲まれていると、ほのかに幸せを感じます。


⚫お籠りのばら

きょうは『16世紀のオデュッセイア』の更新があるのでハンドメイドはお休みします。

『六左衛門』の番外編の方は冒頭を1500字書きました。冒頭は少し慎重に書きます。だいたい20000~30000字見当なので、8月中に仕上がればいいかなと思っています。見直ししたら、アルファポリスのほうにアップします。

ばらが元気に夏を過ごしてくれていて、嬉しいです。

それではまた、ごひいきに。

おがたさわ
(尾方佐羽)

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