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【目印を見つけるノート】248. 東洋文庫と森博嗣さんの新書

先日、行きつけの図書館に行って次の資料をのんびり探そうと思っていたのですが、エマージェンシー!

移転のスケジュールが出ていたのですが、たいそう急で、今週末には書庫は閉めるとのこと。開架部分は来月まで貸し出し可能とのことですが、もうギリギリになってきました。移転じたいはわかっていたのですが、スケジュール発表はちょっと急でした。
私はその話を聞いて、借りる本の見直しをしました。東洋文庫の必要な部分を先に借りておこうと思ったのです。

東洋文庫というのは平凡社から出ている、日本も含む東洋の古典を中心とした叢書です。このラインナップは他で見られないものが多く、資料としても読み物としても一級品です。全部で何点出ているのでしたっけ?
2010年の時点で800点だそうです。

行きつけの図書館には東洋文庫をずらりと並べた一画があります。800の1/10もまだ見ていませんが、ここがあるのはたいへん心強かったのです。

移転にともなって廃棄されることはないようですが、書庫に収蔵される可能性はあります。そうすると、ずらっと並ぶタイトルから選べなくなる。そこで、とりあえず必要なものを手にしたのです。

「どうか、東洋文庫は残してください」とお願いして、図書館を出たのでした。

今はまだ資料として読むのが中心ですが、ゆっくりチェックしていくのが、ひとつの夢ですね✴


⚫森博嗣さんの新書

森博嗣さんの書き下ろしの新書『勉強の価値』(幻冬舎新書)を読みました。

勉強するとはどういうことか、広く学校での勉強、あとは大人(と老人……言葉はママ)の勉強について書かれています。
「学校での勉強」は離れて久しいのですが、子どもにどうだろうという視点で見ていました。もう少しモチベーションが上がるといいなと思っているのです。

ここで、森さんが見出しにあげている言葉を箇条書きにするのがいいのかもしれませんが……つくづく、「契機とか転換点とかスイッチがあるものなのだな」と思いました。それは勉強もそうですし、他にも通ずることです。子どもにもそれはあるのかもしれませんので、親としては見逃さないようにしていようと思いました。そして、自分で考えるように促せたらいいとも。モチベーションを上げるのではなくて。

そして、自分に該当する部分です。

私の「勉強」は今のところすべて、書くお話の内容に多かれ少なかれ関わっています。

ずっと自分でテーマ設定をして考えながら書いています。何かで人と比べるとか資格を取ろうという目的ではないです。
この本にも書かれている部分でした。

今勉強している内容はかなり雑駁です。ノウハウも知りませんし。淡々と必要だと考える資料(本)を探して、ページをめくっています。週に10冊ぐらいをざっと見ることもあれば、同じ本を3~4年手元に置くこともザラです。ですので、noteでみなさまが多くされているような読書方法はできないようです。

この本で一番ガツン🔨と来たくだりは引用させていただきます。

〈小説を書くことが楽しいのなら、小説を書く。小説家になることが楽しみなら、小説家に似た活動をする〉(引用)

私はどちらかなあ🤔
考えます🍀

〈実際にデビューした作家というのは、デビューまえにネットや同人誌で作品を発表していたり、同人活動をしていた人は、比較的少ない。プロになる人というのは、いきなりプロになる〉(引用)

そうですか……。
来年の書く計画は、どうしようかな。
(変えないと思いますけれど、秘密です)

書いているものがどのような扱いになっても、クォリティを上げながら、頭が動くうちは続けていこうと思っています。

いい刺激になりました。
きのうに引き続きのガツン🔨です。
塩野七生さんと森博嗣さんは
私がこよなく敬愛する(ただしすべて読んではいない💦)作家なのです。

森博嗣さま、お誕生日おめでとうございます。いつかカシニョールの絵を贈れるように……つとめます。愛読者より。

いつものコーナーはまたのちほど。
今日は通院なので。

それではまた、ごひいきに。

尾方佐羽
(おがたさわ)

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