このいわば「まだ読んでいない本」集は思いつきの、その日の気分で決めていますが、反語的でありつつも続いているようです。
タグにもつけていますが、やっぱり「日記」なのですね。
日記はあらかじめ書きためておけません。その日のことか、あるいはきのうのことぐらいを書くばかりです。

さて、『Accesories For Peace』ですが、ぼちぼち再開しています。ピアスが少なめですので、集中的に補充しようかなと思っています。
これもまた、一過性にしようとは考えていないのです。

悲しいことに、それもまだ続いているのです。

さて、今日は昨日の読売新聞の書評欄からヒントを得た１冊を（詩の特集記事があったのです）。
長田弘さんの『詩は友人を数える方法』（講談社）です。これも文庫が出ていますが、私はやはり単行本推しです。単行本は書影がないなあ🤔

これはアメリカの旅行記なのですが、他と違っているのは詩がところどころに散りばめられている点です。アメリカの、日本ではあまり有名ではない詩人の作品が数多く採られています。とは言っても、読んでいないのでそれらに触れるのを楽しみにしているという感じです。

アメリカの旅というと、映画をたくさん思い出します。ガンマンものもそうですし、『イージー・ライダー』、『俺たちに明日はない』、『荒馬と女』、『ペーパー・ムーン』、『バグダッド・カフェ』、『テルマ・アンド・ルイーズ』、『デッド・マン』……『パーマネント・バケーション』を始めジャームッシュ監督の作品のいくつかや『ブルース・ブラザーズ』、『エンゼル・ハート』も見ようによってはそうかと思います。あ、『デッド・マン』もジャームッシュ監督です😅
ロード・ムービーというかどうかはともかく、アメリカ映画の、ひいては文化の大きな潮流のひとつに、旅があるのは確かだと思います。

『Down By Law』のトレイラー映像

そうですね、この本はロードムービーと詩人と旅行記をミックスしたようなイメージかしら。
他にはあまりないと思います。

浸りたい。

先週にくらべれば余裕はありますが、おそらく、6月第3週までは詰めつめになると想定しています。基本、職場と家の往復になるでしょう。

そうだ、今日の夜は双子座の新月で次の満月は射手座です。
願いごとをするのに、最適かもしれません。

ずっとずっと前、こんな詩を書きました。

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双子座の月

エルンストは　冷静なのに
革命を信じている
拠点から野営　分裂　裏切り
リオ・グランデを　とりまく

エルンスト　かつての同志は
うまくやったよ　まだ覇者でいる
革命家もロックンローラーも同じ
生きて　たちまち死ぬのが英雄

エルンストが　夜空を屋根にして
葉巻を　ふかすときに
裏側で生まれた　ひともいる
大臣になったのは　いくつだった

ここでは　脚がマッチ棒のようで
髪の色が抜けた　格好いいひとたちが
街にたくさん　花を捧げているよ
でも　エルンストのためじゃない

足し引きのない生活って　どんなもの
二十世紀の交差点に　人がいっぱい
ぶどう酒とパンだけで生きられない
みなさん　
お誕生日おめでとうございます

エルンスト　親指を立てて笑う
リオ・グランデは　突き抜けて晴れ

今日も　いい日だ

（詩誌『中庭』などに掲載してもらったかな、いろいろなところに出しています）

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『ゲバラ日記』は11月7日から翌年の10月7日までの間、ボリビアで書かれた11ヶ月間の記録です。彼は双子座で、私の好きなひとも双子座で、しかも、日記の期間に私の誕生日も彼の誕生日も入っていました。私と彼とボリビアで日記を書いていた人が時間的にシンクロしたような気がして、書いたのでした。人生が始まった私たちと人生が終わる彼の対比、世界の変わりよう、そんなイメージで書きました。

双子座の月の日限定の解説も含むご開帳でした。セルフライナーノーツ。
あ、こちらは読んだので、今回のテーマの枠外です。

それでは、お読みくださって、ありがとうございます。

尾方佐羽

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