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いじめられた人が生きる道


どうして人は、いじめをするの??
どうして権力を、ふりかざすの??

あたしは、はじめて働いた職場で
仕事を辞めるまでいじめられていました。

それはもう死にたくなるくらい。

仕事を辞めるまでの過程をまとめました。

あたしの職業

あたしは、看護師です。

看護師になるには、
いくつかのルートがあります。

高校5年一貫校 高校卒業後2年で資格取得
専門学校 高校卒業後3年で資格取得
大学 高校卒業後4年で資格取得

あたしは、高校卒業後2年で看護師になれる最短ルート5年一貫校を卒業し、看護師になりました。

わかってはいましたが、
同期は全員あたしより歳上でした。

専門学校卒業の人が多かったのですが、
あたしの配属された部署には

専門学校卒業の人 1歳上
大学卒業の人 5歳上
他病院からうつってきた人 7歳上

全員歳も違うし、経験してきたことも学んできたことも全く違いました。

スタートからあたしは皆と比べ劣っていました。

劣っているからといって、何も出来ない訳ではありません。

足りない知識を勉強して補い指導を受けながら
少しずつ成長はしていました。

だけど最初から回りからの目は冷たいものでした。

最初から、出来ない子と
決めつけられてるような。

出来ない子と思われている
そう思うと萎縮してしまい
何をしてもうまくいきませんでした。

それでも新人だし仕事だし
投げ出す訳にはいきません。

当たり前ですが、仕事を頑張っていました。

いじめ パワハラ

入社して半年ほどたった時
ある一人の人から執拗にいじめられるように。

その人の指導はこわかったけど
今までは指導でした。
いじめではありませんでした。

でもある時を境に、その人は変わりました。

・沢山人がいる中で大声で怒鳴り散らす
・指導というよりは暴言を吐く
・あたしにだけ威圧的態度
人格の否定
・仕事で必要なことを伝えない
・いつも鬼の形相で監視
・ここに居るのに存在していないように扱う
無視

このような事を平気でするようになりました。

あたしはこの人のことを
ボスと呼ぶことにしました。

いじめられる人も悪い
と聞くこともありますが
なぜいじめられるているのかわからない
こんな人は沢山いると思います。

どうして、あたしだけ??
と何度も泣きました。

身体の不調

もともと萎縮していたあたしは
何も手につかなくなりました。

・声を出そうとしても上手く話せない . 言葉に詰まる
・胸が苦しい / 息苦しい
・手が震える
・家にいても動悸が続く
・人と話すことへの拒絶
・無視される事への恐怖心
・食べたくない
・嘔気・嘔吐

このような、症状が出ていました。

この頃は実家で暮らしていました。

いじめられてるなんて、
親に言えなかったです。

一生懸命育ててくれた親に対して
仕事が上手く出来なくていじめられてるなんて
恥ずかしくて、悔しくて、、、
悲しませてしまうようなこと言えないです。

家では普通に振舞ってました。

でも親って子供のことは
なんでも分かるんですね。

すぐに見破られました。

それからあたしは、少しずつお話しました。

仕事を辞めたい

上司に素直に辞めたいと伝えました。

耐えられないと。

ボスがいる限り、働けない。

同じ空間にいると手が震えて
仕事が手につかないことも伝えました。

働いてまだ1年も経っていないため
もう少し頑張ってみてと。

やはり辞めさせては貰えませんでした。

同じ日に働かないように
調整はしてくれましたが
夜勤と日勤の交代時に会うことも多く
正直辛かったです。

たまに夜勤が一緒になることもあり
本当に生きた心地がしませんでした。

鬼と同じ空間にいる、地獄にいる

こんな気持ちで働いていました。

本当に鬼でした。

人の皮を被った鬼。

毎日毎日、どうやったら仕事を辞めれるのか。

辞めれないなら、死んでしまおうか。

と仕事の帰り道車で事故を起こそうと考えていました。

事故を起こして、周りがどうなるかなんて
考える余裕がないくらい追い詰められていました。

あたしを救ってくれたのは細谷さん

車に乗り帰り道。

音楽がふと耳に。

たったワンフレーズが脳裏に焼き付いて耳に残りました。

力強いのに優しくて、
切ない気持ちが伝わって来る
そんな歌声でした。

気づいたら、目から涙が。

家に着いてから、さっきの歌声は誰?
と調べました。

Just Wanna Know細谷佳正

辛い日常のなかで
はじめての感覚でした。

なんて表現したらいいのかわかりません。

仕事の行きも帰りも
ずっとこの歌を聞きました。

それからのあたしは、
細谷さんのために仕事を頑張りました。

やっと生きる意味を見つけたのです。

辞めるまでの4年間

仕事では毎日のように言葉の暴力を受け
そんな日々に堪えるしかありませんでした。

酷い考えですが、あたしの下に新人が来たら
ターゲットはあたしから変わるんじゃないかと
少し望んでしまいました。

少しでも、いじめの手を緩めて欲しかった。

そんなことを考えたバチが当たったんですね。
新人が来ても目の敵にされていました。

1番辛かったのは
夜勤で一緒になることでした。

夜勤の人数は、4人のみ。
日勤に比べ半数以下で働き、
会話をしないといけません。

口から心臓が飛び出るくらい、
心臓がひねり潰されるくらい
心が押しつぶされていました。

最初は勤務をずらしてくれていましたが
気づけば同じになることも多くなり
1度だけ耐えられず休んだことがあります。


朝方、腹痛と嘔吐がひどく急外受診。
点滴をしてもらい大事をとって休んだ方が良いと診断してもらいました。

その日の夜に仕事だったのですが、
状況を説明し休ませてもらいました。

本当に会いたくないんだなって。
ストレスでこんなになるんだなって。

死にたいと思ってまで働く必要あるのかな。

罵られて人格否定されてまでなんで生きてるんだろうって思うことは多かったです。

それでも仕事が終われば
細谷さんの声が聞ける。
そう思いながらなんとか頑張りました。

いじめを受け何にも興味が無くなり
空っぽになったあたしの心を少しずつ
埋めてくれました。

時と共に上司も変わっていき
4年目の終わりに仕事を辞めることが出来ました。

あたしの伝えたいこと

この4年間は、本当に地獄でした。

だけど、あたしには細谷さんがいました。

実際に話したことのない人ですが
あたしを支えてくれていました。

自分の生きる意味を見つけることが
いじめに耐えぬく力になると思うのです。

とにかく生きてさえいれば
いつか幸せな時がやってきます。

絶望の中にいても
必ず光は差し、道を拓いてくれます。

辛い時はたまにでいいので、
周りに目を向けてみてほしいのです。

つづき

退職後のあたし自身の記録↓

おわりに

このnoteを読んで
あたしの受けたことは
大したいじめじゃないと
感じた人もいるかもしれません。

それでも、いじめというのは
受けた人がどう捉えるかで変わると思うのです。

Saki

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