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僕は自殺を認めたい。生き方は、ほぼ死に方だ

「死ぬときぐらい好きにさせてよ」
これは宝島社の企業広告のコピーです。

発表された2016年当時も話題になりましたが、樹木希林さんが亡くなった今年、改めて話題になりました。
そして、多くの共感を呼んでいたことも記憶に新しいです。
それは、希林さんの生き様に影響されて、共感しているのかもしれません。


死は日常

「生き方」はほぼ「死に方」
僕はそう思っています。

死を考えるべき年齢なんてありません。
死は日常で、タブーにすべきテーマではありません。

先日、とある飲み会で死の話題になり、
「キミはまだ若いのに死についていろいろ考えなくていいよ!」
と先輩の方に言われました。

自分の死だけではなく、おじいちゃんおばあちゃん、友達など身近に死はあります。
人の死を評価はできませんが、自分ごとにして考える価値は大いにあると僕は思っています。


僕は20歳になるまで身近な人の死を体験することがありませんでした。
想像力のない僕は、人が死ぬ感覚を理解できず、人として知っていなければならないことなのに死を全く知らないことにコンプレックスすら覚えていました。
そんな矢先、おじいちゃんが病気で逝き、同級生が自殺し、年下の友人が心筋梗塞で亡くなりました。
身近な人が亡くなるたび、めちゃくちゃ泣きました。
でも、僕の日常には全く影響はなく。日々は普通に過ぎていく。
「死はなんでもないことなんだ」と感じることができました。

もっと身近な両親や親友やパートナーが亡くなれば、影響は大きいでしょう。
それは経験しなければわかりません。


死に方を選ぶ

中学生の頃から考えていることがあります。
将来自分が死ぬときには自分で決めたいな、と。
授業でガンで亡くなる人が増えていると聞き、
テレビで延命治療で意思もなく生きている人がいると聞き、
映画でQOLという概念を知った頃でした。
もし自分が高齢でガンになったら、それは死期みたいなもんだろうから延命治療したくないなと考えました。下手に病院に行って、そういう治療をされたら途中でやめれないということを聞き、ガンになったら自分のツリーハウスに逃げ込み、そのまま人に会わずに死のう。
そう考えていました。
今でも似たような理想があって、自分で死を選びたいとは思っています。
ベストは安楽死(早く合法化してくれ)
少なくとも自殺。


その人が納得しているならばその死に方を全うすれば良い。
たとえ若くして死のうとも。

自殺のニュースを聞くと、よく「死ぬ勇気があれば生きれただろうに」とか言ってる人がいます。全く共感できません。自殺という選択自体を憐れむ方も多いですが、これも共感できません。自殺そのものでなく自殺に至った過程で判断したい。

人に「死ね」と言うことができないのと同様に、自殺を考えている人に無責任な「生きろ」という言葉を僕は投げかけれません。
自分が死を選びたくなる局面では、単なる努力では解決できないことが「見えている」だろうと予測するからです。
そんなとき、唯一の望みは「他人」です。

仮に生きろと言われたとて、解決に繋がることをその人が何も提供しなければ、長く苦しめと言っているのと同義だと感じてしまいます。
だって自分自身で「生きろ」と心に言い続けて、頑張った結果今生きていて、それでも光が無くなったのですから。他人から同じ言葉を言われたとて。
生きろと言うのであれば、生きてほしいと願ってくれるなら、物理的に生かしてくれ。同情するなら金をくれ。
何もしないのに勝手に生きろとか言うなって思います。
生きる勇気が無いから死ぬのだ。

だから、自殺の選択肢を選ぼうとする前に、簡単に逃げれて、相談できる環境の構築が必要。
ずっと逃げずに八方塞がりになってしまえば、救いの手も届きづらくなる。


自殺を認めたい

僕が「生きろ」と言うときは2パターンあって、
1.相手が鬱などにより不正常な判断で自殺を選ぼうとしているとき
2.僕が何をしてでも相手に生きてほしいとき

ただ、最近、「生きろ」と言われるだけで救われる人もいることを知り、「生きろ」というハードルをもう少し下げてもいいのかなと感じてます。

「いい感じのタイミングやし死ぬわ!」って友達に言われたらさすがになんでやねんとなりますが、素敵に死ぬプランを語ってくれたら応援せざるを得ないかな笑


いつか僕が死のうかなとか言い出して、精神疾患とかにもなってなさそうだったら、自由に死なさせてあげてください!
「死ぬときぐらい好きにさせてよ」

まぁ当面は死ぬ予定ないのでご安心を。

そうだな、
孫が小学生にあがるくらいを見れたら、健康なうちに死にたい。(安楽死ですらない笑)
そのために、孫の顔を見れる人生歩まなきゃいけないし、健康体を維持しなきゃいけない。
死からの逆算思考で生きてます。


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