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億の近道note版

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円リスク(2)

円リスク(2)

今の日本は資源輸入を筆頭に、製造物や食料など、ありとあらゆるものを海外の様々な国を相手として大量に輸出入しています。既に海外との取引抜きに日本人が生きていくことなど出来ません。誤魔化した数字で食料自給率を云々するなど・・・江戸時代の食生活に戻れという事でしょうか?

 国際取引での戦略性も何も感じない、何とも間抜けなオラガ農水省(オラガ族議員)の議論です。

 また、これほど海外との交流や結びつき

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銀行のサラ金ビジネス

銀行のサラ金ビジネス

 ちょうど2か月前、円ドル為替は6日連続の円高となり7月8日には瞬間的に100円/ドルを超えた後、20日までの僅か8営業日で107円(7%安)まで売られました。この間に日経平均株価は11%も上昇しました。

 それまで6月下旬からの1か月間は指数が乱高下するだけの(寒々しい)博打相場でしたが、その後は為替動向と株価指数の連動性が落ちていることが分かります。

 まさに日銀がETF増額を発表した以降

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円リスク

円リスク

 いよいよ日経平均株価などの指数動向がETF買付けを増額した日銀の売買動向に大きく依存する状況が明確になってきました。

 東証1部時価総額約500兆円に対して6兆円の買いと言われてもピンときませんが、実際の浮動株ベースでのインパクトとしては、市場に流通している指数採用株式の7~8%もが一年間で吸い上げられてしまうとイメージしていただければ、その凄さが分かります。

 何故そこまでして株高を演出し

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まずは足元から

まずは足元から

 都民がそこそこ無難な都政継続を望むなら増田氏が、変化を求めるなら小池氏が選ばれるだろうと考えていましたが、ほぼ想定通り小池氏が勝ちました。都民は現状のままではダメだと判断した訳です。

 鳥越氏も健闘しましたが、やはり少なくともオリンピック開催までのハード過ぎる4年間を託すには不安があると感じられたからでしょう。止むを得ない結果と思います。

 小池新知事には、まずは可能なところから都行政に関す

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向かうべき方向

向かうべき方向

 下記のコラム(昨年1月)を見つけました。

『閣議の形骸化は国会に限らず、緩みきった地方議会にも当てはまる構図です。地方議員数の大幅な削減なども緊張感を高める有効な手段と考えます。これらの点では既得権に縛られない維新の会の主張などは十分な論理性、正当性を持っていると思われます。

 例えば東京都議会は100名を超えます。区毎にも50名前後の区会議員がいますからザックリと23区だけで似たような議員

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金融取引税

金融取引税

 トルコのクーデター未遂事件には驚きました。ニースでのテロも恐ろしい限りですが、何故にこんなことで何百人もの善意の命が失われなければいけないのかと考えさせられます。

 諸悪の根源は為政者の権勢欲?権力者同士の闘争?・・・要は金の為?

 突き詰めれば人間の欲が肥大化した結果なのでしょう。

 トルコには昔からの知り合いも居りますので慌てて連絡を取り合った次第ですが、西側寄りの知識層はエルドアン大

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新指数

新指数

 いよいよこれからの2週間が最も暑い時期になります。海や山でのレジャーの季節でもありますし体調を崩し易い季節です。皆さまには是非ご自愛いただければと思います。

 市場では相も変わらず為替や株式が乱高下しています。過剰と思えるほどに。

 日本の主要株価指数は昨年高値から一年かけて3割も下落し一昨年春の水準まで下げました。当時の円ドル為替は101円台から104円台で推移していましたし、長期金利も0

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マイナンバー

マイナンバー

英国の国民投票の結果については今後どのような影響が出てくるのか?

 慌てず少し長い目で見て、我々も参考にしていかねばなりません。

 国内に目を移せば、今週末の参院選も相変わらず本質的な政策論争が無く、東京都を例にとれば投票したい候補者を消去法でも見いだせないことに困惑しています。皆さまもお困りの事と拝察します。

 それに加えて野党に至っては何を言いたいのか?これはもう悲惨なほどサッパリ分かり

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新たな時代へ

新たな時代へ

 来週末は18歳以上に選挙権が与えられる記念すべき新たな民主主義の始まりです。バタフライエフェクトでは無いですが、新たな変化が芽生えるきっかけになることを期待します。

 英国の国民投票ではシルバーポピュリズムを感じられた方も多かったのではないでしょうか。離脱か残留かどちらが良かったのかは時を経ねば本当のところは分かりませんが、少なくとも確実に時代は変化しています。

 今回の改正で有権者年齢が下

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課題の解決

課題の解決

過去を振り返れば1995年の都知事選で(知名度が高いだけの?)青島幸雄氏を選んだ辺りから、都知事選が都行政を任せられる能力を見極めるものから、単なる人気投票に変貌していったように感じます。

 1970年前後から青島氏を選出するまでの約30年弱の期間は福祉を前面に出したバラ撒き行政ばかりが記憶に残ります。都財政が膨張していく中で福祉の拡大を謳うことで人気を得た候補が当選し続けた時期です。

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素人機関投資家

素人機関投資家

 都知事関連のニュースはまさにコメディーでしたね。昨日辞任を決めたようですが、この数週間どこのTV局も視聴率が取れるネタに喜んでいたことでしょう(苦笑)。

 実務面では徐々に実績も上がり始めていたのに残念です。気の緩みから墓穴を掘り、守勢にあった既得権グループに反撃を許してしまいました。

 この件で国民は(政治家自らが作った)政治資金規正法の余りの杜撰さ、何故「ザル法」と呼ばれているかを知る良

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貯蓄から投資への欺瞞 その2

貯蓄から投資への欺瞞 その2

初めに、ここ1年近くの停滞感を踏まえれば消費増税の延期については個人的には止むを得ないかと感じるものの、社会保障費や行政予算などの見直し議論を放置したまま、あからさまに参院選や数年後の選挙対策まで考慮して2年半の延期を決めたことに落胆しました。

 サミットを選挙目当てのばら撒きに利用するなども本当にみっともない。野党も含め何と言う無策、無責任なことか。呆れるばかりです。

 これほど強い政権時に

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貯蓄から投資への欺瞞

貯蓄から投資への欺瞞

今週に入ってからは市場関係者が予想していたより円安に進んでいるように感じます。

 FRBの動向もEU離脱を問う英国の国民投票も、そして参院選にしてもネガティブな面はあらかた織り込んでしまったのか?とは言え相変わらず出来高も少なく先物ばかりで乱高下していますので、どちらにしても様子見で良いとは思いますが。

 財政出動の理由付けでも増税延期にしても政局利用で「自民党執行部は上手いことやったな」と感

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想定通り

想定通り

今年の1月に某ゴールドマンS社から出た「原油価格は20ドルまで下がる!」とのレポートから想定した通り、その後間もなく原油価格は20ドル台半ばで底を打ち、この数カ月で安値から倍近くにまで値を戻しました。

 この件では2月4日のコラムに「怪しい、そろそろ原油価格は底値ではないか?」との意図でコラムを書きました(笑)

 今世紀に入り、いよいよ儲け口が減ってきた巨大投資銀行は世間を騙すことによってしか

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