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新たな秘密基地

新たな秘密基地

朝ドラが終わってだいぶ経つし
訪れる人も落ち着いただろうとふんで
やっと行ってきた

梅、スイセン、福寿草が綺麗に咲いていた    

バイカオウレンも。
他の草木たちは、芽吹をじっと待っているようだった。

新たな秘密基地を見つけた気分。
いろんな季節に行ってみよう

わたしはアートを連れ出した~『月へ行く30の方法』レビュー

わたしはアートを連れ出した~『月へ行く30の方法』レビュー

『月へ行く30の方法』展 最後のレビュー。

2階の展示室で、なにやら長い筒を持ったり、大きな紙を巻き巻きしている人たちがいた。
売店かなにかでポスターでも売っているのだろうか。
後でのぞいてみようかな。
と思って会場内を見渡すと、今まさに大きな紙を手にとっている人を見つけた。

「かもめのジョナサン」を想起した。

大好きな小説の一つ。
何度も読み返した作品。誰かにプレゼントしたこともある。

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暗室、水の音、数学者の言葉~『月へ行く30の方法』レビュー

暗室、水の音、数学者の言葉~『月へ行く30の方法』レビュー

『月へ行く30の方法』展 地下1階の展示室。
今回の展示で一番好きな空間。
何時間でもそこにいたいくらい。
そんな気持ちでその空間にいたのは私だけじゃないと思う。
作品を見ていた人たちは同じ気持ちでその場にいたのじゃないかな。
そんなことを感じさせる、静かでじっくりと作品に向き合う空間だった。

数学者・岡潔の人間の情緒の成長について述べたエッセイを主軸とした構成で、音と映像のインスターレション。

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出会ってしまったら~『月へ行く30の方法』レビュー

出会ってしまったら~『月へ行く30の方法』レビュー

『月へ行く30の方法』展 、宇宙関連の作品に出会えるのかなという見込み違いな期待を抱いて訪れたのだけど、思いがけずいろいろな作品に出会え、心に残るものたちをこうしてnoteに記すところまでがアート鑑賞なのだなあと感じているところなのだけど

印象に残る、なんだか好き、の先の
強い衝撃があったりもする。
それは、その作品に出会ったときだけじゃなく、こうしてレビューを書くために改めて作品やアーティスト

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彼女がみたものは~『月へ行く30の方法』レビュー

彼女がみたものは~『月へ行く30の方法』レビュー

『月へ行く30の方法』展 3階展示室へ。

一番奥まで進み、ぽかりとしばらく立ちすくんだ。
白い壁で囲われた広い空間に様々な場所に立ち寄る少女の写真が展示されていた。
その、空間の気持ちよさと写真に写っている韓国の街並みの、少しノスタルジーを感じさせるやわらなか風景がほっとした。
余白がふんだんにある空間が好きだ。

白い壁に区切られた空間の隣の壁に映し出されたドキュメンタリーのような映像に写って

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リアルタイムな表現の醍醐味~『月へ行く30の方法』レビュー

リアルタイムな表現の醍醐味~『月へ行く30の方法』レビュー

『月へ行く30の方法』展は心に残る作品がたくさんあったけど
一番をあげるとすれば、関川航平さんのライブイベント。

『月へ行く30の方法』では「映像の一回性」がキーワードの一つになっている。パフォーマンス、スクリーニング、トーク、ディスカッション、ワークショップなどのイベントも含めた作品鑑賞ができる場になっているとのことで

とのこと。なんとなく言っていることはわかるような、、、ム、ムズカシイ。

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わたしの心も捕らわれる~『月へ行く30の方法』レビュー

わたしの心も捕らわれる~『月へ行く30の方法』レビュー

『月へ行く30の方法』展 2階の入り口から入って少しだけ進んだところの展示でいきなり心を捕らわれる。立ち止まる。
なにがここまで私を捕らえたのか。
しばらく考えたけど明確な答えは見つからなかったのだけど
いやいや、noteに書くのだから言葉にしてみなくちゃね。

モノクロの写真、それを縁取る小豆色の縁取り(額?枠?)、その外側の木枠。
特に小豆色の縁取り。その色。
隣に他の写真も同じように展示され

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恵比寿映像祭2024 『月へ行く30の方法』に行ってきた

恵比寿映像祭2024 『月へ行く30の方法』に行ってきた

思い立って、東京都写真美術館で昨日から始まった
『月へ行く30の方法』を見に行ってきた。

『月へ行く』なんてあったら宇宙好きとしては見過ごすわけにはいかないっ
でもテーマどおり、どんぴしゃ宇宙、どんぴしゃ月ではなかった…

でもいろんな作品があってすごくおもしろかった!
印象的だったものをいくつか、ぽつぽつと記録に残していこう。

本の福袋2024

本の福袋2024

お正月明けに図書館に行ったら「本の福袋』があった。

いろんなテーマがある。
猫 
ネコがすき 
お気に入りを見つけよう 
10年前に話題になった本
他にもいろいろ。
ひとしきり迷って、これに決めた。
中には三冊。
家に帰ってワクワクしながら開封。
アタリ!でした。
自分では選ばない本
でも読んでみたい本たち。
楽しみ。

幸宏さん

幸宏さん

亡くなって一年。

ファンを語るほどではない。
でも私にとってはそれなりに大きな存在。
なんといっても、1989年のサディステック・ミカ・バンドのメンバーとして。
そのボーカリストとして。
大好きで忘れ難いボーカリストとして。

アルバム『天晴』は当時何度聞いたかわからない。
その後も時々思い出したように聴く、を繰り返してる。
きっとこれからも。

「Boys & Girls」 「薔薇はプラズマ」

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坂本龍一トリビュート展 音楽/アート/メディア(1)

坂本龍一トリビュート展 音楽/アート/メディア(1)

いわゆる、メロディアスな作品の印象が強く持っていたので、アートという形を持った作品たちを自分が味わえるかドキドキしていたけど、わくわくに変わった。

理解しようとしてしまうけど、理解なんて到底できないのだから、好きか嫌いか、もっと味わいたいかそうじゃないか、で良いと思った。
だから印象に残ったのが坂本龍一本人のものじゃないこともアリにする。

一番印象に残ったのは《そよぎ またはエコー》。
オルゴ

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