小野島 大

主に音楽に関する文筆業。野球はファイターズ。音楽、映画、野球、オーディオなど話題は多岐…

小野島 大

主に音楽に関する文筆業。野球はファイターズ。音楽、映画、野球、オーディオなど話題は多岐に渡るので、一定のジャンルの記事のみをご覧になりたい場合、「マガジン」のご購読をご利用下さい。

マガジン

  • 音楽記事

    小野島大の書いた音楽記事。レビュー、コラム、過去記事のアーカイヴなど

  • 日々鑑賞した映画の感想を書く

    タイトル通り、日々の日常で見た映画の感想を淡々とアップするマガジンです。外出自粛で自宅に引きこもることが多くなり、netflixやアマゾン・プライム等で新作・旧作問わず映画を見る機会が断然増えました。ライターのサガゆえか、何かを見たり聴いたりしたら感想を文章にまとめたくなる。「評」までもいかない感想文止まりの文も多いですが、そのつどフェイスブックに書いていたら、それなりの数がまとまってきました。それをここに転載したいと思います。原則として書いた時の感想そのままで、転載にあたって特に直したりはしません。映画に限らず、ドラマ等についても書いています。タイトルの横にある日付は、フェイスブックに書いた日です。 Filmarks : https://filmarks.com/users/onojima

  • オーディオ・ヴィジュアル

    AV(オーディオ・ヴィジュアル)関係のエントリー

  • 過去原稿のアーカイヴ

    順次、過去に雑誌や新聞、ライナーノーツなどに寄せた原稿をアップしていきます。原稿データが残っている90年代半ば以降のものが対象になります。明らかな事実誤認やミスタイプ、勘違い等以外はすべて当時のままの転載です。今でも面白く読めそうなもの、内容的あるいは情報として貴重なものなど。なかには現在の心境や持論とはかけ離れた内容のものもありますが、当時の状況や心境をよく表しているものであれば転載していきます。インタビューは相手の許諾が必要なので当面は書き原稿に絞ります。時期は未定ですが、いずれ有料化する予定もあります。

  • 北海道日本ハムファイターズ観戦日記 2024

    北海道日本ハムファイターズの観戦日記。2024年版

最近の記事

シド・バレットのドキュメンタリー映画「シド・バレット 独りぼっちの狂気」を見た。

 昨日(4月5日)はカート・コベインの命日だった。そんな日にシド・バレットのドキュメンタリー映画の試写を見た。  なんというか、いろいろ考えさせられた作品だった。  家族(姉)、ピンク・フロイドのメンバー全員と主だったスタッフ、関係者、ジャーナリスト、友人、歴代の元カノまでが勢揃い、同時代の音楽家としてピート・タウンゼンドまで登場してコメントする。本人の映像が少ないから証言者の数で補うしかないんだろうが、この映画の「本気度」がわかると思う。そうは言っても、画期的な新事実な

    • 3/31 NEWSWAVE NIGHTありがとうございました&フライヤーコレクション

      昨日はNEWSWAVE NIGHTでした。 ご来場いただいた方はありがとうございました。ちょっと動員を心配してたけど、たくさんの方々に来ていただいて本当に良かった。ちゃんと数えてないけど、たぶん前回より増えたと思う。 久々の古い友人や先輩、若い人も、いつも来てくれる人も、下北時代のNEWSWAVE NIGHTのお客さんにもお会いできて本当に嬉しかった。あまりお構いできなかった方、すいませんでした。 NEWSWAVEを長く一緒にやってきた久保田稔人が60歳になって、勤めて

      • [音楽][オーディオ] [音楽配信] SpotifyからApple Musicに乗り換えた

         長年使っていたSpotifyからApple Musicに乗り換えました。きっかけは、やはりこのニュース。  こないだDJをやった時はTIDALと紐付いたSerato DJでやったんですが、日本では正式サービスインしてないTIDALはやはり邦楽が弱いので、邦楽カタログも万全なApple Musicでできるならそれが一番いい。djayは以前Spotifyの曲を使ってプレイできるのが売りだったんですが、数年前に突然提携を解消してしまい(たぶんSpotifyの一方的な都合)私も含

        • [オーディオ] アナログ・オーディオの楽しみ

           昨年末にEMC設計の電源工事を施工、この1年余りで電源からネットワーク・トランスポートからDAC、アンプ、スピーカーと、音の入り口から出口まで総入れ替えする形となり、オーディオに関してはまずまず満足する領域まで到達したような気がしていました。「これで上がり」というつもりもないですが、ここからさらにグレードアップするのはそう簡単ではないですし、今の音には納得していますから、今すぐ手をつける必要もない。私の場合、リスニングの9割はストリーミングかファイル(データ)再生ですから、

        シド・バレットのドキュメンタリー映画「シド・バレット 独りぼっちの狂気」を見た。

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        記事

          ミッシェル・ガン・エレファント『“THEE MOVIE”-LAST HEAVEN 031011』

          ミッシェルガンエレファントの解散ライヴの映画『“THEE MOVIE”-LAST HEAVEN 031011』を、東京池袋・新文芸坐のスタンディング&発声可能上映で鑑賞。  公開時に関係者にいろいろ取材して、パンフの原稿も書いた。大画面で見るのはその時の試写以来だ。大きな画面で20年前の彼らの姿を見るのはとても感慨深かったが、映像以上にグッと来たのが音響で、オノセイゲンがこの作品に合わせ会場の音響を入念に調整した結果、臨場感がハンパないことに。あの頃の幕張メッセの広い会場に

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          六本木クライマックス/コスモポリタンの時代

           こないだのレピッシュ・マグミのトークショー。  マグミと杉本恭一が熊本から出てきて、ツバキハウスのロンドンナイトに足繁く通い、そこでニュー・ウエイヴなどいろんな音楽を知って、それがレピッシュに繋がった、という話はよく知られていると思うが、彼らは大貫憲章さんのDJを追いかけて自由が丘のバナナトリップという小さなバーにも通っていたらしく、私も何度か行ったことがあるので、おお、オレも行ってたよ、みたいな話で盛り上がった。  でも一番驚いたのが彼が六本木のコスモポリタンにも通っ

          六本木クライマックス/コスモポリタンの時代

          [野球][北海道日本ハムファイターズ観戦記2024] 今季戦力の全容

           新年を迎え、選手ラインナップに大きな動きがありました。この先新たにトレード等の可能性は残っていますが、ほぼ今季チームの全容は明らかになったと思います。まずは一二軍のコーチ陣容。 一軍 監督 新庄剛志 ヘッドコーチ 林孝哉 投手コーチ 建山義紀 投手コーチ 加藤武治 投手コーチ 武田久(新任) 打撃コーチ 八木裕 バッテリーコーチ 山田勝彦 内野守備走塁コーチ 谷内亮太(新任) 外野守備走塁コーチ 森本稀哲 データ分析担当兼走塁コーチ 代田建紀 二軍 監督 稲葉篤紀(GM

          [野球][北海道日本ハムファイターズ観戦記2024] 今季戦力の全容

          あらかじめ決められた恋人たちへ:池永正二インタビュー 新作『響鳴』を巡って 「感情を四捨五入したくない」

            あら恋の新作『響鳴』が1月17日に発表される。前作『燃えている』から約1年4ヶ月ぶりという短いタームでのリリースは、バンドとしての好調を物語っていると言えるだろう。  前作は「東京」をテーマにした作品だったが、今作は明確なテーマ設定はなく、バンドの原点である「ダブ」を現在の視点で捉え直した作品だ。前作同様全曲がインストだが、なまじな歌ものよりもはるかに雄弁でドラマティックな音像は、まさに「シネマティック・ダブ・バンド」の触れ込み通りの素晴らしさ。前作が気に入った人なら今

          あらかじめ決められた恋人たちへ:池永正二インタビュー 新作『響鳴』を巡って 「感情を四捨五入したくない」

          moreruインタビュー「やりたいことを全部やりたい。まだ全体の3%しかできてない」

           すごいバンドを知った。moreruというまだ20代前半の6人組である。すごい、というよりは面白い、ヤバイ、ゾクゾクする、というカジュアルな形容のほうが適切かもしれない。久々にインパクトのあるバンドに出会った気がする。  moreruというバンドの名前はなんとなく知っていたが、初めて意識して音を耳にしたのは、その時はまだ発売前だった新作アルバム『呪詛告白初恋そして世界』だった。そのエネルギーの塊のような破天荒な音に一聴してピンときた私はBandcampで過去音源や関連音源

          moreruインタビュー「やりたいことを全部やりたい。まだ全体の3%しかできてない」

           [オーディオ] EMC設計の電源工事

           最近話題のEMC設計の電源工事をやってもらいました。自宅マンション内の書斎兼リスニングルームの電源環境を改善するための工事です。  オーディオにおける電源の重要性はここで改めて繰り返す必要はないでしょう。拙宅は都内の集合住宅なのでオーディオ的には決して理想的とは言えない環境であり、私は某社の電源コンディショナーを数年前に導入していました。知り合いの某オーディオ評論家に言わせれば「クリーン電源なんて使ってたらロクな音にならない」とのことですが、そうは言っても元の電源環境が劣

           [オーディオ] EMC設計の電源工事

          MELT-BANANA Interview (Part 2): Why a band with only two members is the best hardcore

          MELT-BANANA has reached their 30th anniversary this year. It’s quite moving to think it has been so long since their impactful debut. However, their show on June 17th, with WRENCH, was filled with such tremendous power and cutting-edge ener

          MELT-BANANA Interview (Part 2): Why a band with only two members is the best hardcore

          MELT-BANANA Interview (Part 1): Realities of Bands Much More Well-known Abroad than in Japan

          MELT-BANANA has reached their 30th anniversary this year. It’s quite moving to think it has been so long since their impactful debut. However, their show on June 17th, with WRENCH, was filled with such tremendous power and cutting-edge ener

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          小野島大の最近の主な仕事 (2023/11~

          個人的な備忘録を兼ねて。随時更新していきます。上から新着順。 ◉スクエアプッシャー『Dostotime』ライナーノーツ ◉『MUSIC MAGAZINE』2024年3月号 ◉『MUSICA』20243月号 ◉音楽家がグローバルで活動するためには、The Orchard Japanヴァイス・プレジデントに聞く ◉中川右介 著『沢田研二』書評 ◉Ken Yokoyama、様々なジャンルから音楽を生み出し“絞り出した”ニューアルバム『Indian Burn』に迫る ◉『M

          小野島大の最近の主な仕事 (2023/11~

          ausインタビュー :リミックス・アルバム『Revise』を巡って 

           ausの15年ぶりのアルバム『Everis』は本当に素晴らしかった。日本のみならず世界的に見ても優れたエレクトロニカ作品であり、間違いなくausらしい個性がありながら、時間を巻き戻すような作品ではなく、15年ぶりとは思えないぐらい2023年の音として機能していた。不幸な事件もありアーティストとしては開店休業の状態だったものの、主宰する FLAUのレーベルオーナーとしてはコンスタントに活動していたのも大きいのだろう。  一聴した私は、ぜひインタビューしたいと思い、東京・三軒

          ausインタビュー :リミックス・アルバム『Revise』を巡って 

          [野球][北海道日本ハムファイターズ観戦記2023] 中田翔のゆくえ

           巨人との3年契約をオプトアウトを行使して破棄して自由契約の道を選んだ中田。11月までは巨人に保有権があり、12月1日から晴れて自由契約になり他球団との接触が可能になるはず。つまり表だって交渉できるのはあした以降で、もしかしたらあしたいきなり「中田××に入団決定」なんて報が出るかもしれません。ただ降って湧いたような安樂騒動がおきて、表面的には同じ「パワハラ」ということで似た印象がある中田事件のことが蒸し返され、イメージ悪化を恐れる球団が二の足を踏んでるんじゃないかというのがこ

          [野球][北海道日本ハムファイターズ観戦記2023] 中田翔のゆくえ

          [野球][北海道日本ハムファイターズ観戦記2023]山崎福也をFAで獲得!

           いやあ、驚きましたね。まさかの山崎福也の入団決定。6球団の争奪戦、今季年俸推定6千万の山﨑に対して、ハムとしては異例の4年8億という好条件を提示したものの、ソフトバンクなどは4年総額12億円という驚愕の高年俸を提示したという報道もあり、マネーゲームでは絶対勝ち目がない。たぶんハムのFA参加は「一応FA戦線に名乗りをあげましたよ、補強する気はあるんですよ」というポーズと思っていた人が(特にハムファンは)多かったんじゃないか。何が入団の決め手になったのかは入団発表会見を待つしか

          [野球][北海道日本ハムファイターズ観戦記2023]山崎福也をFAで獲得!