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映画「怒り」感想

東京・千葉・沖縄の3つを場所を舞台に
凶悪殺人事件を追う迫真の人間ドラマです!

3つの場所で、3つのドラマが交差して、
最終的にひとつに結びつくストーリー構成が
とても面白く大変見応えのある内容です。

なんといっても豪華なキャストに加えて、
皆それぞれ素晴らしい演技を見せてくれます!

個人的には、
宮崎あおいさんと森山未來さん、
あと妻夫木聡さんの演技に心を打たれました。
(ほんと役者さん全員、素晴らしい!!!!)

この映画をオススメする人
★謎解き要素のある事件ものを楽しみたい人
★とにかく泣きたい人
★濃厚な人間ドラマを楽しみたい人
★沖縄の海が好きな人
★LGBTへの理解のある人
上映時間:141分
制作国 :日本
公開日 :2016年9月17日
ジャンル:ドラマ・サスペンス・ミステリー

あらすじ・解説

八王子で起きた凄惨(せいさん)な殺人事件の現場には「怒」の血文字が残され、事件から1年が経過しても未解決のままだった。洋平(渡辺謙)と娘の愛子(宮崎あおい)が暮らす千葉の漁港で田代(松山ケンイチ)と名乗る青年が働き始め、やがて彼は愛子と恋仲になる。洋平は娘の幸せを願うも前歴不詳の田代の素性に不安を抱いていた折り、ニュースで報じられる八王子の殺人事件の続報に目が留まり……。

解説: 『横道世之介』『さよなら渓谷』などの原作者・吉田修一のミステリー小説を、『悪人』でタッグを組んだ李相日監督が映画化。現場に「怒」という血文字が残った未解決殺人事件から1年後の千葉、東京、沖縄を舞台に三つのストーリーが紡がれる群像劇で、前歴不詳の3人の男と出会った人々がその正体をめぐり、疑念と信頼のはざまで揺れる様子を描く。出演には渡辺謙、森山未來、松山ケンイチ、綾野剛、宮崎あおい、妻夫木聡など日本映画界を代表する豪華キャストが集結。
引用:シネマトゥデイ

みどころ・ポイントについて


東京編(藤田優馬と大西直人)

広告代理店で働くゲイの藤田優馬という役を
妻夫木聡さんは体当たりで熱演!

ナイトプールのような場所で
ムキムキのそっち系の方達と踊りまくり、
ハッテン場で、大西直人(綾野剛さん)という謎の男と
一夜を共にして仲良くなるふたり。

いやぁ、、これは衝撃的な映像でしたね笑

ただ単にゲイになりきるだけではなく、

本当に愛し合っているふたりだからこそ、

裏切られた時の怒りや悲しみの表現が

しっかりと伝わってくる演技になっているというか、

説得力のある演じられ方だなぁっと思いました・・。

正直はじめは気持ち悪いっと思いましたが、

最後のほうでは、二人の純愛に涙が…泣


千葉編(槙洋平・槙愛子と田代哲也)

どこか精神的な疾患をかかえている愛子(宮崎あおい)、
彼女はどこかフワフワとした病んだキャラ。

そんな愛子を常に心配している洋平(渡辺謙)。

そんなふたり暮らす千葉の漁港に、
田代(松山ケンイチ)となのる青年が働き始めます。

心に病を抱えてどこか不思議なキャラを
熱演する宮崎あおいさん。

憑依する演技って、こういうことなんですね・・。

舌足らずな喋りでありながら、
父親役の洋平に訴えかけるシーンがあるのですが、
本当に素晴らしい演技でした!!


沖縄編(小宮山泉と田中信吾)

こちらの沖縄編に関しては
なんといっても美しい沖縄の海のシーンが
印象的でありました!

また、この作品では沖縄基地の米軍に対しての
問題をかなり衝撃的なシーンで訴えかけています。

その内容についてはボカしますが、、
小宮山泉役を演じる広瀬すずさんが体当たりで熱演!

うぁぁっっ!!!!
キツイ!!!エグい!!!シンドい!!!

なかなか画面越しで観るに耐えないシーンがあります・・。

広瀬すずさんの役者魂に感服です。

また、田中信吾役を演じる森山未来さんも素晴らしかった!

表情が一瞬でガラっと切り替わり、
「え?!そんな漫画みたいにキャラが変わるって事を演技で出来てしまうものなの!??」っと思いました。

屈託のない明るいバックパッカーのお兄さんから

急に目の中の光が無くなり暗い表情へと

切り替わるシーンは鳥肌ものです!!!

この映画は内容そのものも素晴らしいですが、
登場人物を熱演される役者さんたちに


以上となります。
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では、また次回!

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