認知症予防のコピー

仕事が疲れる、仕事の効率が上がらない。その原因は休日の使い方にあった。~休日の時間の使い方4タイプ~

 みなさん、休日はどんなことをして過ごしていますか?運動をする人、友達や家族と一緒に過ごす人、創作活動をする人、何もせずただ充電する人。いろんな人がいます。

 科学的にも休日の過ごし方は重要視されていて、休日の過ごし方で人生の満足度や、メンタルの安定性、仕事のパフォーマンスなど様々な影響が出ることが明らかになっています。

 ・とにかく仕事が疲れる・・・
 ・疲れがとれない・・・
 ・さっぱり仕事の効率が上がらない・・・
 ・何やっても上手くいかない・・・

 そんなアナタは休日の使い方を大きく間違えている可能性があります!

 私たちは休日に何をすることで、仕事の疲れを吹っ飛ばし、効率的に仕事をして、人生を幸せに過ごすことが出来るのでしょうか?

今回は、フィンランドのテンペレ大学の最新研究から
 ・831人に聞いた、休日の時間の使い方
 ・仕事の疲れを吹っ飛ばす休日の過ごし方
 ・仕事のパフォーマンスを上げることのできる休日の過ごし方

をご紹介していきます♪

 私達がやるべき休日の使い方とは!?
 そして、私たちが避けるべき、疲れが取れない、仕事の効率も上がらない時間の使い方とはどんなものだったのでしょうか?

 その結果をお伝えしていきます。

851人に聞いて判明!休日の使い方の4タイプ。

 研究チームは12組織から831人の参加者にアンケートを行い、休日の使い方によって、仕事の疲れの回復度・仕事のパフォーマンスがどの様に変わるのかというデータを集めました。


休日の過ごし方は時間の使い方によって4つに分類されました。

①:ソーシャルスポーツ(46%)
 水泳やランニングなどのスポーツを熱心に行いつつ、
 家族や友人にも同じくらい時間を使うタイプ。

②:アクティブアーティスト(23%)
 クリエイティブな作業に最も多くの時間を割くタイプ。
 クリエイティブな作業程ではないが、
 コンサートや劇場、美術館などの文化的活動も行う。
 家族や友人との時間、運動も少しは行うタイプ

③:ノットソーシャル(17%)
 とにかく一人で時間を過ごすタイプ。
 文化的な活動より運動を好む。

④:非アクティブ(14%)
 運動を全くしないタイプ。
 アクティブアーティストほどではないが、少しだけ
 クリエイティブや文化的な活動に時間を使う。


自分はどのタイプだと思いますか?
 noteを書くのに時間を費やしまくってるような人は、アクティブアーティストに当てはまるかと思います(笑)

 では、仕事の疲れが回復した度合いは、4つのタイプ毎にどのように違いが出たのでしょうか??


仕事の疲れを吹っ飛ばす休日の過ごし方とは。

 研究チームは、4つのタイプそれぞれに対して
 ①:息抜きできたか。くつろぎを感じたか?
 ②:仕事のことを忘れることができたか?
 ③:自分に挑戦し、何かを学習できたか?
 ④:時間を自分の思い通りにつかえたか?

 という4つのポイントについてアンケートを行いました。

 この4つのポイントは、仕事の疲れを回復するのに重要なポイントというのが過去の心理学研究によって明らかになっています。

 したがって、ポイントが高ければ高いほど、その時間の使い方は仕事の疲れを吹っ飛ばすのに有効だということです。

①~④をグラフにしたものがコチラ。

 どのポイントから見ても、一番仕事の疲れを回復させやすいのはアクティブアーティスト。つまり、クリエイティブな時間を最も使う人達でした

noteやってる人歓喜ですね(笑)

 ソーシャルスポーツ。つまり運動時間と家族や友人との関わりを保つタイプの人達も結構ポイントは高めです。ただし③:自分に挑戦し、何かを学習できたか?という項目でアクティブアーティストと差がついてしまいました。

 おそらく、芸術に比べてスポーツでの結果は目に見えづらいため、自分で成長を自覚しにくいというのがその要因でしょう。

その他のノットソーシャルと非アクティブな人達は、あまり効率的に仕事の疲れを改善できていないようです。これら2タイプの人は、クリエイティブな時間をもっと多く使うことで、アクティブアーティストへと寄せることができます。それによって仕事疲れを効率的に回復させることが出来る可能性があります。

では、仕事の効率ではどうでしょうか?

仕事のパフォーマンスを上げることのできる休日の過ごし方


仕事のパフォーマンスについては3つのポイントで評価をしました。
①:個人の仕事をこなす能力
②:組織の底上げを行う能力
③:適応能力


①~③をグラフにしたものがコチラ。

どの能力も、アクティブアーティストで向上しやすかったことが分かります。

創作とは、自分の能力を何らかの形にして
何かを生産する事。
この抽象的な作業は、
まさに問題解決の手法を学ぶこと。

仕事とは問題解決の積み重ねによるものですから、まさにクリエイティブな活動こそ仕事のパフォーマンスを上げる一番の要因なのでしょう。


クリエイティブじゃないといけないの・・・??


 とはいえ、人生の満足度はクリエイティブさによって100%決まるわけではありません。好きなことをやるのが一番良いんです。

 趣味がもうある人はそれに時間を使うのが幸せを掴み取る一番確実な方法です。それはいくつかの研究でも実際に示されています。

ではなぜこんな情報を発信したのか。

それは、
「日ごろ何かをしたいけど、
何をやればいいのかわからない」

という人達の為です。

 仕事で疲れて何もできないという人の気持ちは良くわかります。

 でも、ノットソーシャルや非アクティブの2つのタイプの人達は仕事の疲れを回復させる効率が悪かったですし、仕事のパフォーマンスを上げる効率も悪かったことから分かるように、時間の無駄遣いは本当にもったいない事なんです。

 その時間を、もっと別の事に使っていれば、大きな幸せを、素朴な幸せを、掴めたかもしれません。

 この記事を読んだあなたが、クリエイティブな行動を始める一歩になる。それが私の理想です。一歩踏み出す先に幸せが待っていることを祈っています。

 ちなみに私のおすすめはnoteってやつ。
毎日更新、きついですけど楽しいですよ♪(笑)

引用
De Bloom, Jessica, et al. "Longitudinal leisure activity profiles and their associations with recovery experiences and job performance." Leisure Sciences40.3 (2018): 151-173.

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