シフトワーカーがコーヒーをのコピー

歯ぎしりの対策法はマウスピースだけじゃない!避けるべき3つの習慣とは。


 マウスピースは歯ぎしりを抑えるのに間違いなく効果的です。確かに自分で形を自分の歯に合わせられるものもあります。でも、70~75℃のお湯に30~40秒マウスピースを入れるだけ・・・って『そんな面倒なことやってられるかああああああ!!!!』歯医者さんで作れるので、重症の人は歯医者に行きましょう。それが絶対オススメ。

 でも、マウスピースなんて抵抗感ありますよ。普通。シリコンを咥えたまま寝るのはどう考えたって大変。『使っていればなれますよ』とか精神論を言われることも多いですし、洗ったり、磨いたりと手入れも大変です。旅行のときとかどうすんねん。

 今回は、マウスピースを使う前に見直すべき4つの習慣をご紹介します。

ヒントは趣向品です。

知識をもってキチンと対策すれば、面倒な歯ぎしりから逃れることが出来るようになるかもしれませんよ!


まずは歯ぎしりのデメリットを知ろう。

 歯ぎしりのデメリットはたくさんあります。

・うるさくて周りに迷惑をかける
・歯が欠ける
・歯がすり減る
・歯が折れる
・かぶせものが壊れる
・顎関節症になる
・頭痛や肩こりの原因になる場合もある

 死んだりするわけではないので軽視されがちですが、パートナーや家族に迷惑をかけたり、大事な歯が折れる可能性もあったりします。せっかく矯正した歯並びが変になってしまう場合もあるので、やっぱり治療するのがオススメ。


歯ぎしりの歯医者での治療法

1.マウスピース

 歯医者で自分の歯の形に会ったマウスピースを作って装着する方法。
 マウスピースが超面倒ですが、安全性も高く、顎関節症を併発している場合は一番有効。デメリットとしては、いつ辞められるという明確な基準がないことです。

2.薬で治す方法

 筋弛緩薬や精神安定剤を使うことがあるようです。

 薬剤師的には、結構依存性が出やすい薬を使うことが多いようなので、長期的には使用できませんし、あまりオススメできません。マウスピースの方がよっぽどいいです。

 マウスピースは安全性も有効性も高いけど超面倒。薬は依存性もあるし副作用も出てくる可能性があるので心配。やっぱり根本的に生活習慣から改善していってほしいなぁと医療従事者の端くれは思うわけです。

25年に渡る歯ぎしりのリスク研究の集大成とは。

 今回紹介するのは、1988-2013年の25年の歯ぎしり研究によって明らかにされた、歯ぎしりのリスクとなる生活習慣をご紹介。総勢36541人を参加者にした歯ぎしりのリスク研究としてまとめ上げたものです。この知識を上手く歯ぎしり対策に使えば、マウスピースなんて嵌めなくてもOKになるかもしれません。

 もちろん、今後は他の生活習慣にもっと注目されることがあるかもしれませんし、もっと質の良い研究が出てくる可能性はありますが、あくまで現時点で分かっていることとしてはこれ!というモノを紹介していきます。


歯ぎしり対策として有効な避けるべき3つの習慣

1.アルコールは歯ぎしりのリスクを1.9倍に引き上げる

 12,502人の参加者をアルコールを大量に飲んだ人では、
歯ぎしりをする確率は1.8倍もあるということが分かりました。

 大量に飲んだというのが分かりにくいので、しっかり解説します。

 男性=週に14杯以上 女性=週に7杯以上飲んでいる人がリスク1.9倍でした。1日2杯以上飲むと危なさそうですね。

 ちなみに、週に3杯以上飲んだ人は男性でも女性でも、歯ぎしりしてしまうリスクを1.5~1.2倍に引き上げるようなので、歯ぎしりしがちなヒトはアルコールは週3杯以下にした方が良いですよ。

 少なくとも男性は週に14杯以下=1日2杯以下。女性は週に7杯=1日1杯以下にアルコールは控えた方が良いでしょう。


2.カフェインは歯ぎしりのリスクを1.9~1.4倍に引き上げる

 18,956人を対象とした研究によると、
コーヒーをたくさん飲んでいる人は
歯ぎしりのリスクが1.9~1.4倍に上がることが分かりました。

 たくさん飲んでいる=1日8杯以上とされています。それ以下だとほとんどリスクにはならないようなので、あくまで明らかな飲みすぎは注意ということです。コーヒー2~3杯は全然問題ないので、ご安心を!


3.タバコは歯ぎしりのリスクを2.9倍に引き上げる

 9,955人を対象にした研究によると、
 ・ 元喫煙者=歯ぎしりリスクは1.3倍
  ・ 喫煙者 =歯ぎしりリスクは2.9倍

 ちょっとアルコールやコーヒーとは比較にならないくらい、タバコは歯ぎしりリスクを上げることが分かります。元喫煙者でも上がってしまうのが悲しい所です。

 その後の研究で「いやいや、喫煙で上がるリスクは1.9倍くらいでしょ。」と主張している論文もあるんですが、細かいことはともかく喫煙でリスクが上がるという所は間違いないご様子。


まとめ

 歯ぎしりは命に係わるわけでもありませんから、歯科分野で主要な研究分野とは言えません。まだまだ最終的な結論というのには信頼性が心もとない研究が多いものです。

ただし、

 ・1日2杯以上のアルコール
 ・1日8杯以上の大量のコーヒー
 ・喫煙

の3つの生活習慣は歯ぎしりのリスクになることは、ほぼ間違いないです。

 面倒なマウスピースや危険を含む治療薬に頼る前に、これらの習慣を治すことの方が、良い歯ぎしり対策になるかもしれません。

 歯ぎしり嫌だなぁ・・・と思って色々調べていたら、ライフハッカーの記事の一番上に、1.話をしてみるって書いてあって、いやいや一人で何とかできることないの???と思って見つけたのが今回の研究です。是非まずはタバコ・酒・カフェインの取りすぎ注意からお試しください!

 歯ぎしりが色んな病気原因じゃない?という観点から、カンタンに解説した本がコチラ。腰痛や肩こり・膝の痛みが回復したという眉唾な情報が載っています。冗談半分に読んで試して、改善したら嬉しいなーという感じですが、本当に腰痛などの痛みにお悩みの方にはオススメ。痛みは認知の病気とも言いますから、本当に効果があってもおかしくありません。


オススメ記事

 


引用
1.Rintakoski, Katariina, and Jaakko Kaprio. "Legal psychoactive substances as risk factors for sleep-related bruxism: a nationwide Finnish Twin Cohort study." Alcohol and alcoholism 48.4 (2013): 487-494.
2.Bertazzo-Silveira, Eduardo, et al. "Association between sleep bruxism and alcohol, caffeine, tobacco, and drug abuse: a systematic review." The Journal of the American Dental Association 147.11 (2016): 859-866.
https://www.sasakidental.net/mouthpiece.html
https://haisha-yoyaku.jp/antenna/bruxism-treatment
https://straumannpartners.jp/medical/trivia/grinding/
https://www.lifehacker.jp/2018/05/167467grindingteeth-mylohas.html
https://eonet.jp/health/article/_4102731.html

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はがくん@一歩踏み出す薬剤師

日本人は『信じるもの』が無い人が多い。 でも、宗教や権力者に従うだけの人生は面白くない。 科学は客観性を大切にする、みんなのモノです。 古典的な概念に縛られずアップデートもできます。 僕はそれを『信じて』生きていきます。 成果の出ない毎日から、一歩進み出しませんか?

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