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こどもから性虐待の被害を打ち明けられた大人が守るべき5つのこと

▼2019年5月21日付の朝日新聞に、子どもの虐待に関する重要な記事が二つ載っていた。

ひとつめ。内科医で、虐待防止に取り組むNPO法人チャイルドファーストジャパン理事長の、山田不二子氏へのインタビュー。

〈性虐待が疑われる被害を打ち明けられた大人が守るべきこと〉を5つあげている。

1)誘導しない

子どもが自発的に話すことだけを丁寧に聞き、受けとめる

2)根掘り葉掘り聞かない

誰が何をしたのか、だけを聞く。時期の特定は避ける。

3)子どもを信用する

子どもの話を疑わない。言葉だけでなく、疑うような表情やしぐさにも注意。

4)子どもにもう一度話させない

基本はすぐに児童相談所に相談。抱えきれない時に他の人に相談しても良いが、その時に、他の人から子どもに再度話を聞いてはいけない。

5)加害が疑われる大人に伝えない

調査が進み、子どもの安全が確保されるまで、加害者には秘匿(ひとく)する。証拠隠滅(いんめつ)やより深刻な虐待を加えるなどして口止めするリスクがあるため。

▼山内深紗子記者によるインタビューは、子どもに語りかけるような内容でまとめてある。(つづく)

(2019年5月22日)


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