見出し画像

地震大国日本の話


#1


梅雨であるはずの時期に雨は降らず「忘れてたっ」と言わんばかりのタイミングでバケツをひっくり返したような雨が降る。
毎年例年以上だとか言っている。これまでの比較、去年との比較なんてあてにならない。

いつ人類史上最大の地震津波、豪雨がくるかなんてわからないのに。そして記憶は薄れる。東日本大震災が8年前だなんて信じられない。日本がスクラップアンドビルドで発展してきたとはいえ、毎年甚大な被害が出ている上に、ビジネス損失、人口減少に拍車がかかっており日本経済は大丈夫か、と思ってしまう。

私は阪神淡路大震災の年に生まれ、これまで多くの地震被害を見てきた。西日本豪雨もそう。私の友達の家は浸水し、目の前の道路も川に流されて無くなっていた。空から降る水だけでいつもの生活は消えてしまう。

それなのに私は、靴下が濡れるだけでげんなりする。帰る家がなくなってしまうかもしれないのに。

人間は体の60%が水分だ。体に必要な水は時に凶器になり、少量で溺死、窒息にもなる。
家事を鎮火し、位置エネルギーとともに電気を生む。

地球の70%が水分だ。こんなにも多くの水があり、昇っては降ってくる。そして海に戻っていく。
世界中でこのウォーターフォンデュ(チョコレートフォンデュ的構造)が行われている。

止まらないアップダウンの中で我々は生きているのだ。備えあれば憂いなし。備えている人はどれだけいるのか。
災害のリテラシーはどこまであるのか、南海トラフや富士山の噴火の前に今一度考え直そう。

すぐそこまできている








過去の記事一覧





#エッセイ #エッセイスト #人生論 #毎日投稿 #毎日 #毎日note #コラム #世論 #世界

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?