うつ病は弱い心の病気ではない。そもそも「強い弱い」の心の分類がおかしい
長年うつ病の妻と日々接しているうちに、巷でよく言われる
強い心・弱い心
の意味が分からなくなってきました。
心とは、ただ単に
鈍感さ・繊細さ
の違いがあるだけではないでしょうか。例えば、
他人を思いやる心
は世間でも重宝されますよね。これって単純に繊細な心、という意味なのではないでしょうか。要は
他人の細やかなしぐさ、言動から相手の心情をはかる
ことが「思いやる心」で、これこそ繊細な心(≒世間が言う弱い心)に他ならないと思うのです。
私がボーっと無心に一点を眺めていると
というやり取りが何回もありました。これが繊細な心の典型だと思います。
逆に、鈍感力(≒世間が言う強い心)というものは、悪く言うと
他人の細やかな心情をはかれないので、イジメをイジメと認識できない
(特に、無視やイジリに近い絶妙なイジメは、繊細さがないと見抜けない)
ということではないでしょうか。
と平然という親がいますが、私自身
と思っちゃいます。