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海外生活

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ハノイライフのことを書きたい。
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新卒ベトナムのハノイで1年半働いて思った10個のこと。

新卒ベトナムのハノイで1年半働いて思った10個のこと。

「たくさんの人に会いたい」「外から、大好きな日本を見てみたい」「誰とでも働けるようになりたい」もっともっと、知らないことを知りたくて、今までの自分の常識にないものを見たくて、日本を飛び出した。

ベトナムに来る前、そのときタイに留学していた友達がこんなことを言っていた。

"日本にいたとき、日本はもう未来がないってマイナスなイメージしかなかった。でも一歩外に出たら、日本はものすごい先進国で、何もか

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私が惹かれる人は、なぜかいつも「僕は友達がいない」と言う人だ。

私が惹かれる人は、なぜかいつも「僕は友達がいない」と言う人だ。

ヒロインを演じる女優の名前さえ覚えていないのに、わたしが好きだと言う映画のストーリーや背景を「もういいよ」と、わたしが言うまで話し続けるような人が好きだ。

ハノイで出会った、とんでもなく頭のいい人の話をしたい。

わたしが海外で働きたいと思った理由のひとつに、「日本から出て、たくさんの人に会いたい」というのがあった。単純だけど、本当にただ、世界中のいろんな人に会いたいと思っていた。自分とは違った

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私たちは、生きている動物を食べている

私たちは、生きている動物を食べている

※後半に生々しい写真がありますので、ご注意ください。

焼肉を食べるとき、そのお肉が生きて走りまわっていた時の姿を想像しながら食べたことがあるだろうか。私は、ベトナムに来るまではなかった。

*

「故郷でお祭りがあるからおいで」と、ベトナム人の友達が誘ってくれた。せっかくなのでMyちゃんとふたりで行くことにした。今日は貴重なベトナムの休日だった。ベトナム建国時に大活躍した伝説上の歴代王「フン王」

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心の持ちようで、住む世界は何色にでもなる

心の持ちようで、住む世界は何色にでもなる

ハノイに住んで、1年半になる。わたしがここに来た頃、すでにハノイ在住が23年になる日本人の社長に、ふと聞いたことがある。「ハノイのローカルの路上料理は、きたない水を使ってるって本当ですか??食べない方がいいんですか?」

いまにして思えば、なんか嫌な、冷たい質問だったとおもう。その質問をしたのには、ここに来て3日目に出会った日本人にこんなことを言われたからだ。

「ベトナムのものを食べると、腹を壊

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何なのかわからないんだけどねえ、何かが変化している。

何なのかわからないんだけどねえ、何かが変化している。

めずらしくスーツを着て、道を歩いていた。ハノイの観光地である旧市街をスーツを着て歩く人なんてあまりいないから、不思議に思ったのかもしれない。マレーシア人の家族が、わたしに話しかけてきた。

「英語話せる?」「バーベキューの美味しいお店、知らない?」「いつも歩いてカイシャまで行ってるの?」「何分かかるの?」「ベトナムに住んでるの?」それはもう、どんどんでてくる質問。ハノイのオススメのバーベキュー屋さ

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どんどん古い建物がなくなって、高層ビルが立ち並ぶ、成長がめまぐるしいベトナム。今わたしがハノイでみている景色は、数年後にはきっともうすでになくなっていて、だからすべてのシーンがとてもとても愛おしい。

数年後の私は、自分が今ここにいることを思い出して、何を思うんだろう。

数年後の私は、自分が今ここにいることを思い出して、何を思うんだろう。

「ハノイに住んでるの?」タクシー運転手のおじさんに聞かれた。「うん、もう1年住んでるよ。」「ベトナムはいいところでしょう?」ミラー越しにニタニタ笑うおじさんの笑顔が、いいなあ、とおもった。

窓の外を見ながら話していた。伝えていた目的地より先に、綺麗な場所を通ったから、「やっぱりここで降ろして」と伝えた。さよならを言ってお金を払うと、タクシーの外で待つフランス人らしき女性が、私に微笑んで「このタク

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ハノイに、春が、きたっ。

ハノイに、春が、きたっ。

ハノイは一応、四季がある。はるっ、なーーーーーーーーつ、あきっ、ふゆ。というかんじ。春と秋は3日くらい。もう最近はすでに春、を通り越して、夏といった方がいいかもしれない。周りのベトナム人はみんな長袖を着ているけど、わたしだけ既に夏服で仕事をしている。

明るい日が好き。天気が良くて、青空が広がって、遠くまで見渡せるような日が好き。ハノイは曇りの日が多い。だから、ただ晴れるだけで、わたしは朝からウキ

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大好きが増えていく。自分の帰る場所が増えていく。

大好きが増えていく。自分の帰る場所が増えていく。

ベトナムの旧正月休み。スリランカに行き、7日ぶりにハノイに帰って来た。クアラルンプールで「to Hanoi」の文字を見て、安心した自分がいて、ハノイの空港に着いた時、戻ってきたぁ。とおもった。

携帯のSIMカードをベトナムのものに戻したら、空港まで迎えに来てくれていたドライバーさんから連絡が来ていた。「外でまってるよ!」

そう、正月休暇最終日、今日は仕事が3件あった。ハノイに着いて早々に仕事が

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値札のない写真屋さん

値札のない写真屋さん

20:01

いつもの日常。仕事帰りにホアンキエム湖のそばを歩いていた。ハノイには、外国人旅行者がたくさんいる。ハノイだけに来たというよりかは、東南アジア諸国を旅している旅行者が多い。

背が高くて綺麗な金髪の女の人が、地面に写真を並べた横に座っていた。何かなぁと思いつつも、1度は前を通り過ぎた。でもふと、やっぱり気になると思って、耳につけていたイヤホンを外して戻って写真たちを覗いてみた。

写真

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ベトナムでの私の相方

ベトナムでの私の相方

※今日は私がベトナムで1番お世話になっているMyちゃんを紹介します。

Myちゃんは、私と同い年。たまたま私と会社に入った時期が同じで、私のアシスタント的な役割をしてくれている。仕事以外でも一緒にいることも多く、私のベトナム生活を助けてくれている。

ベトナムでは予期せぬ出来事が日々起こり、最近は慣れて来たけれどいつもヒヤヒヤの毎日である。

私はいつもMyちゃんに助けを求めてばかり。今日はMyち

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自分の国を愛するっていいな。

自分の国を愛するっていいな。

昨日のベトナムの熱気は半端じゃなかった。街中が幸せ溢れるディズニーランドだった。幸せ指数を測ったら測定器が壊れるんじゃないかという勢いで。みんなベトナムの国旗を持って走り、国全体が1つだった。

”サッカーAFC U-23選手権、ベトナム代表が初の決勝進出〜!!!”

日本でももちろんスポーツは盛り上がる。渋谷のスクランブル交差点とか、イベントごとになるとものすごい人になるし。

でも、この国の盛

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街中がハッピーな日。

街中がハッピーな日。

「エリちゃん、早くお家に帰ったほうがいいよ!家に帰れなくなるよ!!」

と、社長に言われた。

なんのことかと思えば、サッカーU-23アジア選手権でベトナムが決勝に進出した。パソコンでライブ中継を見ていたスタッフは、大盛り上がり。楽しそうだったから、私も参加した。決勝に進出するのは、初めてらしい。みんなでハイタッチして、前のオフィスからも、隣のオフィスからも、雄叫びが聞こえた。隣のオフィスは壁一面

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「書きたい」出来事。

「書きたい」出来事。

日記を「書きたい」という感情がある日って嬉しい。残しておきたいという気持ちがあることが嬉しい。写真に残したいと思う毎日がいい。誰かに伝えたいという気持ちを大切にしたい。

というのは、さっきふと帰り道、Uberに乗っていて思った。

ベトナムに来て、UberやGrabなどの配車アプリをよく使う。現在地をセットして、行きたい場所を入力したら3分ほどで迎えが来る。とんでもなく便利で、日本に一時帰国した

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