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次の人生のテーマは「信頼」なのです。

数週間前に書いたこちらの記事と、昨日の記事を書いた上で、今後の当面のテーマについて考えている。

昨日の記事を意訳すると、「人間という生物としてうまく生きていくためには、大きく分けると以下の2つを同時に達成することが重要そうだ」、という内容を書いた。

①無条件の自己承認
②他者への信頼・尊敬

これはアドラー心理学的にもそれなりに的を射たものであると私は考えていて、前者が無ければ後者を適切に実践できないし、後者を適切に実践できなければ前者の実感が得られない。だから、両者を同時に達成することが必要なのだ。

以下、これらのテーマの具体的な実践について考えてみた。

①無条件の自己承認

アドラー心理学によれば「全ての悩みは人間関係に由来する」とのことだ。だとすれば、自分が今抱えている「人生がドライブしていない感覚」も、人間関係に由来するもののはずだ。

どうしても「恥」「見栄」「人の目を気にする」という感覚がどこかにある気がしている。これはおそらく、人間本性に由来する「自尊心」を確保しようとする本能によるものだ。

だから、これに対応するにはその存在を認めた上で、「恥」を捨てる「勇気」が必要だ。「今のままの自分ですでに特別であり、存在意義がある」と、自分自身のことを自ら承認できねばならない。

自分から見て不完全な状態に慣れることや、不完全なものを外部に表出したとしても死ぬことはないしなんとかなる、という自分自身への信頼を築き上げることが必要だ。

②他者への信頼・尊敬

一方で、他者への信頼・尊敬を寄せることも同時に必要となる。これにもやはり、他者に裏切られる可能性や期待通りのものが得られない可能性をも引き受けて、他者を信頼する「勇気」が必要である。自分自身が傷つくことを恐れているであろう私にとっては、これが結構難しいのだと思う。

どうやってこれを実践し、腹落ちして無意識的に実践できるようになればいいのだろうか。練習方法があるのだろうか。

大事なことは、「人を信頼することによる成功体験」ではないか、と思う。身を滅ぼさない程度に身銭を切って、出会う相手、協力関係を構築する相手を信頼し、それによって「大きな価値が得られたこと」を実感する成功体験を得なければ腹落ちすることはできないと思う。

ここで、両者に共通するキーワードは「信頼」だ。そして、自他への信頼を築き上げるには、自他を「信頼すると決断する」ことを先に行う「勇気」が必要だ。それが、「嫌われる勇気」「幸せになる勇気」の正体なのだ。

だから、今後の人生の当面のテーマは「信頼」にしようと思う。傷つくことを恐れずに人を信頼することに慣れることから始めたい。

人に任せる練習、それが自分の思い通りにはいかないことを許容する練習、自分が責任を取る練習、信頼した相手の行動によって自分が損失を被ったとしてもそれを許容する練習、自分が主張したことが仮に間違っていたとしてもそれを責任を持って受け入れる練習、などなど。できることはたくさんありそうだ。

これをとにかくたくさん積み重ねることでしか信頼を築き上げることはできないだろう。

自分としては結構ハードルが高い取り組みだが、より良く生きるための実践だと思って頑張っていきたい。


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