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#2「ぼくはきみに話しかけたかった」のか。(1)
#2 「ぼくはきみに話しかけたかった」のか。(1) ふいに「自分が一人で、生まれて初めて、書店で買い求めた詩集」のことを書こうと思った。たまたま読んでいた詩人・河…
#2 「ぼくはきみに話しかけたかった」のか。(2)
(その1)で吉行淳之介さんの現代詩への言葉があったと書いた。それは次のようなもの。
この言葉が書かれたのが1960年。僕がこの短い文章を読んだのは詩を書き出して、投稿をもう始めていた頃。吉行さんの小説が好きで、新潮社の全集がまだ出る前に、短文をおさめていた自選集を古書店で購入したのだった。そしてこの文章を読んだ影響がいまだに続いている。
「脂汗」である。
一方、河津聖恵さんの「吐息」で