勝手に「日常系note同好会」してみるよ

だれかの日常を、こそっと垣間見るのが大好きだ。

スーパーで袋詰めしていて、隣の人が人参と玉葱と鶏肉とか買ってたら、「今日はカレーかシチューかな〜」とか妄想しちゃったりする。よく。

以前、初めて福岡でnote非公式meet upがあったとき、「ふだん、どういうnoteを読みますか?」というお題に、ひとりひとり答える機会があった。

たまたま端っこに立っていたので、最初に話すことになったのだけれど、いかんせんしゃべるのがど下手なので、ぜんぜんうまく話せなかったのだけは覚えている。

「えっと、有名な方のも興味深く読むんですけど、どっちかというと私は、どこかのだれかの日常をのぞくようなのが好きです……。外国とか、日本のいろんなところで、過ぎてゆくささいなこととかを書いているのを……」

とかモゴモゴ言ったのだけれど、その場にいた方は結構ぽかん、という感じで、あれえ、と思ったのだ。

その後に他の方々が話すなかで、たくさんフォロワーさんのいる著名noterさんの名前がいろいろあがって、「わたしも読んでます!」みたいな会話が生まれて、わたしは“ああ、そうかこういう答えが求められていたのかあ”なんて、やっぱり話し下手で消化不良な自分をもてあましていた。

わたし自身、もちろん著名noterの方々もたくさんフォローしているし、毎日に近い頻度で興味をもって読ませてもらっている方も複数いる。それはそれで、楽しみだし勉強にもなっている。

でも、実はそれと同じくらい、もしかしたらもっと、純粋に楽しみにしているnoteって、日常系なんだよなあ。フォロワーさん50人にも満たない方もたくさんいるけど、そんなことはまったく関係なく、ファンなんです。好きなんです。

……なんてぼんやり思いながら、そうか、そういう魅力の方向性って、その中ではコメントのやりとりもあるし、すでに多いと思っていたんだけれど、note全体から見るとやっぱり一部なんだなあ、と気づかされたのでした。

* * *

というわけで今回は、ひとり「日常系note同好会」的に、わたしの愛する日常系noteのアカウントを勝手にご紹介していきたいと思います。

日常系のアカウント、すでに相互にコメントのやりとりをしているような方も多いとは思うのだけれど、それってやっぱりnote全体でみたらほんの一部なんだなあ、と思ったので。もちろんこれは主観的な好みの話なので、万人におすすめ!と言いたいわけではありません。

ただ、わたしがよく書いているような日常のこと、育児のこと、ささいな、とるにたらない系のことに面白みを感じる方は、たぶん、好きなものがごくごく飲めるようなアカウントさんたちだと思います。よかったら、ぜひ。

そして、ひとつだけお願いが。わたしもまだまだ、ほんの一部しか見つけられていないと思うので、あなたの大好きな日常系noterさんや、日常系noteについて思うこと、よかったらコメント欄や自分のnoteで教えてください。

あ、自分のnoteで紹介した場合は、「#日常系note同好会 」をつける&コメント欄で更新を教えてもらえると、同好なみんなが気づけてよきかと。

わたしだけじゃなくて、いろんな「日常系note好き」な方がさらにつながれるようなコメント欄やタグになったら、最高だなあ。なんてね。妄想だけは広がりやすいのも、日常好きの特性なんで、おおめに見てください。

* * *

さあさあ、それでは同好会第一弾ということで、とりあえずわたしから。あ、人選も紹介文も主観のなかの主観ですので、あしからず〜(※優劣はなく、あくまで「わたし好み」の人選でございます。みなさんそれぞれの「好み」も、どうぞ語っていってくださいな)

■大旅 そば さん

海外ぐらしのそばさん。淡々と、日記というタイトルで毎日書いているのだけれど、その日常描写が大好き。お子さんがジャム付きのパンをおいしそうに食べる様子だったり、漢字テストの練習だったり、奥様との何気ない会話だったり、そんな一コマを熱くも冷たくもなくちょうどいい温度感でゆるっと届けてくれる。個人的に、男性でこういうほっこりnoteを書ける方は貴重だと思っているので、いつも楽しみにしています。

■puhi.co(ハネサエ.)さん

3児のお母さんであるハネサエさん。育児中ならもう絶対に共感いっぱいであふれているnoteたちが読めます。お子さんたちのやさしさにほろっとしたり、母の大変さに頷いたり、生活感あふれる描写にクスッとしたり。スーパーで、こども向け雑誌の値段を見て豚こま何kgに換算してしまうという「豚コマ肉と子ども雑誌と」「豚コマ算が止まらない。」って表現とか、もうその発想に共感が止まらないし、大好きです。

■ニシカワの日記さん

ブラジル暮らしのニシカワの日記さん。育児系が中心になりがちな日常系noteのなかで、ご夫婦のふたり暮らし(たぶん)の穏やかな日常を、抜群の安定感で静かに書かれている。自分がいろいろアップダウンしていても、ニシカワの日記さんの日記を読むと、ああ、今日も1日過ごしていこう、という気持ちになる。日常の描写センスがとても大好き。たとえばある日の日記の書き出しはこんな感じ。「夫に朝食を出すなどしたあとで、れんこんをすぱんと二つに切り、酢水に浸ける。夕飯の支度、はじめの一歩。」

■ゆみっぺさん

2児の母であるゆみっぺさん。育児な日常を、独自のセンスがきらりと光る描写力で書かれている。最近個人的にささったのは、こちらの記事「この支配からの卒業」で、パンツの柄に物申した息子くんに対して「それは息子からの初めての、母のセンスに対するアンチテーゼだった。」と表現するゆみっぺさんのセンス、好きなんです。

■ありのすさん

働くお母さんであるありのすさん。最近はショートショートを更新されているけれど、わたしが出会った(勝手に見つけた)ころはワーキングマザー的視点のきれきれなエッセイがおもしろくて、勝手にファンになった。個人的に「80歳」とか、「3歳児の壁ドン」とか、短いなかにぎゅぎゅっと日常の愛しさが凝縮されていて、大好き。

■おかひじきさん

おかひじきさんの文章、男性視点からのやわらかな日常noteで好きだったなあ。今年の3月頃までは毎日更新されていたのだけれど、今は更新がとまっているみたい。ここにご紹介しようか迷ったけれど、日常系で好きなnoteといえば……で、最近読んでいないにもかかわらずおかひじきさんのことが頭に浮かんだし、いつか戻ってきてくれたらうれしいなあなんて気持ちを込めて。毎日何気なく過ぎてゆくこと、見えている景色。脳内を過ぎゆくことをぱっとつかんで見過ごさずに、書きとめている感じが好き。また読みたいです。


* * *

ええと……。実は読ませてもらっているのはまだまだ他にもたくさんあるのだけれど、他の方からの紹介も読みたいし、わたしはこのへんにしとこう。

ここでご紹介させていただいたみなさんのおすすめ日常系noteとかもぜひ知りたいし、もちろんそれ以外の方の投稿やコメントも大歓迎です。

というか、ここでご紹介させていただいたアカウントのみなさま、勝手に大好き大好き言っていて気持ち悪くてすいません(笑)。

ゆるしてください。みなさんの日常系note、大好きなんです。

これからも楽しみにしてます。

あ、最後にもう一度。

あなたの大好きな日常系noterさんや、日常系noteについて思うことなどなど、よかったらコメント欄や自分のnoteで教えてください。

自分のnoteで紹介した場合は、「#日常系note同好会 」をつける&コメント欄で更新を教えてもらえると、同好なみんなが気づけてよきかと。

わたしだけじゃなくて、いろんな「日常系note好き」な方がさらにつながれるようなコメント欄やタグになったら、最高だなあ。なんてね。

ちなみにわたしの場合、好きだなあと思いながらフォローできていない方もたくさんいる。単純に、もうすでにタイムライン追いきれていないんです……!

わいわいがやがや、見るも通り過ぎるも、フォローするもしないも、そのあたりは自由でいきたい。ガレージセールみたいな感じで、出入り自由にゆるーくもりあがれたら、うれしいです。

ああ、いつか日常系noterさんたちでリアルにつどって、お茶会でもしたいわあ……(再び妄想)。

ぜったい、なごむもん。


▼11/16追記:コメント欄が熱かったのでマガジンつくりましたー。


自作の本づくりなど、これからの創作活動の資金にさせていただきます。ありがとうございます。