BEER党のまいこ

1991年生まれ。生き恥をさらす日記です。2022年5月17日、note始めました。

BEER党のまいこ

1991年生まれ。生き恥をさらす日記です。2022年5月17日、note始めました。

最近の記事

  • 固定された記事

父と母の50年前の交換ノート

「おもしろいもの見つけたんだけど、見る?」 先日、実家でビールを飲んでいると、父がそう提案してきた。そのくせ「でもどうしよっかな…やめようかな…」とモジモジし始める。 何なの、気になるから見せてよとお願いすると、父はひとしきり葛藤したのちに、数冊の古そうなノートを持ってきた。近所に住むわたしはしょっちゅう実家に帰るが、そんなノートを見るのは初めてだ。 「まだまだあるけど、これが最初の1冊」 手渡されたのは、父と母が高校生のときに交わしていた交換ノートだった。 「うそ

    • ベトナム人との飲み会で訪れたピンチ

      あれほど脳をフル回転させたことは、今までの人生でそうなかった。 (※わりと長いです) 昨年、知人に会いにひとりでベトナム旅行に行ったときのことだ。 いろいろあって、なぜかベトナム人が10人ほど集うホームパーティー(というか宅飲み)に交ぜてもらうことになった。 言っておくと、わたしはベトナム語が全く分からない。 頼みの綱は、日本語とベトナム語が堪能な知人、つまり飲み会の主催者だ。 しかし彼女は家主とあって、途中から奥のキッチンにこもって料理を準備し始めた。 手伝おう

      • 恋人とのホテル暮らし

        恋人とホテル暮らしを始めたのは2022年の春のことだ。 もともと彼が先に、ホテルのサブスクを使ったアドレスホッパー(という名の住所不定)をしていて、そこにわたしも巻き込まれる形になった。 ホテル暮らしを続けたい変人、いや間違えた恋人と、結婚を見据えてそろそろ同棲したいわたし。その折衷案が「ホテル同棲」だったわけである。ちなみに恋人の好きなキャラクターは自由な旅人、スナフキンだ。 ホテル暮らしで問題になるのが荷物だが、幸い、ふたりとも実家が近所なので不要な荷物は置かせても

        • 1回休むとなんかどうでも良くなる現象

          noteでの日記を再開したい。 再開するぜぇぇぇえ!と、力強くテンション高めに言い切れないあたりに、私の意志の弱さが表れている。 このnoteでの日記を始めたのは約2年前で、最初は楽しくほぼ毎日更新していた。 しかしあるとき、パッタリと更新を止めてしまった。 実は、原因はハッキリしている。 日記の最後に「この話には続きがあって、それは明日書きます」と書いたことだ(後日、その一文は削除した)。 たったそれだけ!?と思うなかれ。書きたいことを自由に書き殴ってきた日記の

        • 固定された記事

        父と母の50年前の交換ノート

          母のネーミングセンス

          31年も生きていると、まわりに出産した友達も増えてくる。先日も友達の赤ちゃんに会いに行き、天使のような可愛らしさにめちゃくちゃ癒された。 わたしは赤ちゃんの名前の由来を聞くのが好きだ。多くの親たちが悩みに悩んで、愛情や願いをたくさん込めてその名をつけているから。そこには必ず、誰かしらのこだわりがある。 わたしの場合はどうだったか。 「自分の名前の由来を親に聞いてきて、クラスで発表しましょう」 その昔、小学何年生の頃だったかは覚えていないが、こんな宿題が出た。わたしはさ

          母のネーミングセンス

          失恋ソングを聴かなくなり、彼と仲良くなった話

          全然関係ないところから、ひらめきが生まれたり、解決策がひょこっと出てきたりすることって、ありますよね。 今回の記事は、ある書籍の一節に気付きを得て、救われた話。たぶん筆者の方もまったく意図しない形で。 わりと最近起きた、未熟なわたしの赤面するような恋愛話です。 2500字近くある長文・駄文ですので、暇つぶしにどうぞ!(いつもより真面目モードです) 「外飲みが気持ちいい季節だし、川沿いの公園で飲みません?」 ある日、わたしは恋人に宛ててLINEを送った。 内心では『話

          失恋ソングを聴かなくなり、彼と仲良くなった話

          恋人をかっこよく撮る方法

          この1年間、隙あらば恋人を写真に撮ろうと狙っている。 キモ……と思われるだろうか。 それは何も、いわゆる「推し活」をしているわけではない(いや、まぁ大好きではあるけれど)。 彼、ここではYさんと呼ぼう、そのYさんに問題があるのだ。 Yさんは、カメラを向けると必ず、条件反射のようにあるアクションを起こす。 変顔だ。 鼻の穴を広げたり、大げさなウインクをしたり、不自然なアルカイックスマイルを浮かべたり。友達だった期間も含め、スマホのアルバムをいくらスクロールしても、そ

          恋人をかっこよく撮る方法

          ロスした時間を有効に

          わたしにはジョシリョクならぬ、ジョシュセキリョクがない。 何のことかと言えば、運転手を支える「助手席力」の話だ。 まぁペーパードライバーなので運転席力もないし、なんなら女子力もコミュ力も体力もないのだが、それは置いておいても、助手席力がない。 その名のとおり、運転手の「助手」を務める力を助手席力という。 人々がそれをどこで学んでいるのか謎だが、高い助手席力を持った人間は、下記のような行動を自然と取れるものだ。 ・ナビのルートをチェックし、曲がるタイミングを案内する

          ロスした時間を有効に

          透明の観覧車

          遊園地の絶叫マシンが大の苦手だ。 あの胃の浮く感じが我慢ならない。 そう聞くと、絶叫好きの人はたいてい「あの浮く感じがいいんじゃん!」と言うのだが、それってあなたの感想ですよね? とまぁ、過去散々、無理やり乗せられて死ぬ思いをした恨みがあるので、そりゃわたしの中のひろゆき氏も出てくるわけである。 言っておくと、ディズニーランドのスプラッシュマウンテンはギリセーフだが、シーのタワーオブテラーは完全にアウトだ。 しかしそんな人間でも、かつて富士急ハイランドに行ったことがあ

          透明の観覧車

          10秒で描いたキャラクター

          背中に目は付いていないが、 視線を感じたのだ。 不思議なことに。 新幹線の中での話だ。 前回の日記に書いたが、前夜の飲み会の余韻を引きずりながらも、わたしと恋人は朝、新神戸に向かう新幹線に乗っていた。 寝不足もあり、しばらくすると彼は隣で爆睡し始めた。その隙にわたしはスマホで、noteに載せるための日記を書き始める。 その日記には、父と二人で淡路島をドライブした際、死ぬかと思った思い出を書き連ねた。 日記を書き終え、iPadとペンシルをリュックから取り出し、次は日記

          10秒で描いたキャラクター

          旅行の前日

          先日、恋人と神戸&淡路島を旅行した。その旅行記を書き残そうと思ったのだが、まず出発の前日について記しておきたい。 わたしは出発前夜、地元の友人とフットサルをしていた。 繰り返す。友人とフットサルだ。 ダーツ姿を「おばあちゃんのリハビリ」と評されるほど、運動音痴のわたしが、友人とフットサル。 なんて爽やかな響きだろう。口にするだけで、アクティブなスポーツ女子になった気がする(女子と言える年齢かどうかの問題はここでは置いておく)。 しかしもちろん「気がする」だけで、実際

          日記をサボっていた言い訳

          あれ、いつの間に。 noteを始めてから20日ほど連続で日記を投稿していたのだが、前回の記事から少しあいだが空いてしまった。 体感的には「2、3日サボっちゃったな」という感じで、しかし実際には5日間空いていた。わたしが思う2倍、この地球は早く回っているようだ。 100年生きても体感では50年かと思うと、なんだかもったいない。それなら逆が良かった。わたしは100年生きて体感200年生きたい強欲な女である。 しかし5日のサボりを「10日もサボってしまった…」と深刻に嘆ける

          日記をサボっていた言い訳

          淡路島の思い出

          人は予期せぬことが起こると、体が一瞬フリーズするらしい。あなたもそんな経験はないだろうか。 例えば、今から15年前。とある初夏の、よく晴れた日のことだ。想像してみてほしい。あなたはレンタカーを借りて、ドライブをしている。場所は兵庫。これから淡路島に向かうのだ。 助手席には、中学3年生になる娘が乗っている。父と娘、二人だけの旅路。父親として、思春期の娘と二人でゆっくり過ごすなんて、これが最後になるかもしれない。そう思うと、この時間が何ともかけがえのないものに思えてくる。

          淡路島の思い出

          耳をすませばの聖地

          「誕生日おめでとう!滑り込みセーフ!」 おととい、日付が変わる直前に、高校の友達のR子から久しぶりにこのようなLINEが届いた。 思わず首をかしげた。というのも、わたしの誕生日は6月5日である。滑り込みセーフではなく、フライングでアウトだ。 だがしかし、6月5日はガッツ石松さんの誕生日でもある。OK牧場の精神(?)からすれば、4日くらいのズレなど小さな誤差だろう。 「ありがとう!誕生日は週末だけど、一番乗りで祝ってくれてうれしい!」 と、気持ち良く返信する。 すると

          耳をすませばの聖地

          ユーチューバーっぽい挨拶

          YouTubeを配信したことがあるだろうか。 わたしは非常に小さな小さな、アットホームにもほどがある会社に勤めている。そして諸事情あって、その会社のYouTubeチャンネルに何度か出演した。 あまり出たくはなかったが、仕事となれば仕方ない。後輩たちとともに、カメラの前でいろいろとしゃべった。 文章を書くのは好きでも、人前で話すのは苦手だ。友達とのおしゃべりですら、「え?終わり?オチは?」「今の話、3%くらいしか意味が分からなかったよ」などと注意される。 そもそも話すス

          ユーチューバーっぽい挨拶

          暗闇トランポリン

          これまでの人生で、スポーツジムも、ホットヨガも、近所のランニングも、家での筋トレも続かなかったわたしが、唯一続いている運動習慣がある。 「暗闇トランポリン」だ。 聞いたことがあるだろうか。ちまたで流行している(?)「暗闇フィットネス」の一種である。わたしの知る限り、暗闇系の代表としてはボクシング、バイク、そしてトランポリンがある。 友達がその3つの体験レッスンすべてに行き、「トランポリンが一番楽しかった!」と言うので、その言葉を信じて行ってみた。 ひとりに1つ、小さな

          暗闇トランポリン