何気なく暮らしていて、ある日、旦那さんの祖母（95歳）亡くなってしまった場合、葬儀ってどうやるの？

今まで沢山葬儀に参列してきたが、
この田舎町で、やはり葬儀のやり方の違いを目の当たりにして、そろそろやり方など覚えておいた方がいいのではないか？

と思った私。
ヤングケアラー育ちの夫に、
「あなたの家の宗派は何？」

と聞いたところ、

「分かりません」

……はっ？
まてまて、私が初めて必死に掃除したお墓のある場所をGooglemapで検索。
電話番号も何も書いていない。

もちろん、お義母さま、お祖母様は知らない。
仏壇を調べても分からない。(旦那様が見に行った)

えっ？万が一のことを考え、葬儀にかかる費用、
葬儀の仕方、お経、戒名、え？どうすれば分かる？

ご親戚に伺ってもまちまちで本気で分からなかった私。

無宗教で葬儀を行うってある？

何も分からないので、とりあえず、大きなチェーン店に問い合せても、話にならない。

お墓を見に行って、共同墓地であることはわかった。

それと、葬儀の金額に驚いた。（今更？）
家族葬で、地域のレビューがものすごく高いところ1件に電話してみると、折り返し電話します。
待つこと5分で、その斎場の社長から折り返し電話が来た。

訛り強く、浜独特のぶっきらぼうな話し方で、
少し怖いと思ったが、

「ああ、それは大変だったね、まってな、まず墓地の住所おしえてください。あと、旦那様のお祖父さんの名前教えてください。」

そう言って1時間後、
「ああ、分かりましたよ。○○寺の○○宗ですよ。
あなた、無宗教なんかでお葬式あげたらご先祖さま悲しんでしまいますよ！
知らないことは何でも教えます。最近の若い方は、何も知らなくて当然で家族葬などもあります。
都会では葬儀すらしないプランも、もちろん当社でもあります。

それは、あなたがた長男家族で話し合って、お決めしたらいい。知らない時はなんでもお伝えする、皆最近は駆け込みだからね。」

葬儀のことなんて初めて考えた私にとても分かりやすく、迅速に伝えてくれた社長に感謝した。

偶然にも私の家と同じ宗派だった。

高齢者の葬儀がほぼ毎週埋まるこの田舎町。
嫁ぎ先に失礼のないできる範囲の（不幸があったら）葬儀をしよう！

旦那さんにそれを伝え、まだ早いとは思うが、インフルエンザも流行りだして、万が一の時の相談をした。もちろん先程の斎場にお願いすると仮定して、旦那様へ伝えると

「うちの家族に、貯金がありません。」

は？保険は？


「俺が広島にいる間に、何故か解約されていて、宗派も何もかも変わってしまっていたのは何となく分かります。どうすればいいですか？」

え、え、それさ、私のセリフだよね？
貯金ない親とかおばあちゃんとかって存在するの？？？

私はものすごく考えて考えて考えて慎重に話した。

「あなたはまだお母さん達に、お金を渡していますか？それはいつからですか？
お祖母様の貯金は管理していたとはいえ、何故？」

「僕が広島にいる間に母親にそれを渡して欲しいと言われ渡しました」

「老後に、いくらあれば生きていけるかとか、きいたことあるよね？
確かに私達は大丈夫かもしれない、でもまだ足りないかもしれないから、私も今まで興味なかった運用法を考え、勉強しています。なので銀行員の弟、地域の銀行、親友の証券会社に聞いてベストな、貯め方を行ったばかりで、私だけではなく、若いあなたが85歳までは何とか生きれるよう計算してもらい、今回銀行の営業呼んだよね？」

その後の喧嘩は想像にお任せします。
そして昨夜。

私達がする予定だったフォトウエディング、化粧品、美容にかけるお金は、かなり削り、全て諦め、どうにか今まで苦労した旦那様に少しでももう楽してもらいたくてやっていたことが全て裏目に出た。

計算するとざっくり私も100万は出さなくてはいけない(´；ω；｀)
ちょっと待て。何故こうなったかって、

あなたが、お母様の自立を阻んで居るのは間違いない。その結果がこの状態です！
無くなったからお金くれ、それに応えることは親孝行でも何でもない！！

大人気ないかもしれないが色々溜め込んでいた私思い切り爆発する。

思えば、「やってもらう、という事を当たり前に思う、子離れしてない、親離れしていないやはり機能不全家族。
親孝行とは金銭的援助なのであれば、その使った家計簿なり領収書なり管理すべきで、なぜとばっちりが私に来るのか(・・？」

前にお母様の、介護サービスの会社に連絡した際、「十分にやって行ける範囲のサービスです」

きちんとした領収書を頂いた。
貰っているお金を把握している私は、
「何故これで足りなくなる？私たちの家計より多いことは明確で、なくなると何も調べないでお金を渡す………そして今プラマイゼロ、あなたが管理して渡せば良いよね？代わりに貯金してあげれば」

そうか、それがヤングケアラーと呼ばれる実態なのか…。

改めて知った悲劇の繰り返し。
何度か伝えたが、「母が可哀想、俺が守らなければ」
が外れない。
最近多いと言われるヤングケアラーの末路を目の当たりにした。本人達に自覚のない共依存。
デリケートであるが故に、しっかりしないと共倒れになる。

私は確かに厳しすぎる事を旦那様に伝えたのは、
昨日からずっと楽しみにしていたキャンプも、その件で中止となり、クリスマスイブ、年末年始に自らシフトをいれて、会社に対しての責任感の持ち方、親孝行に対する責任感の持ち方が、オカシイと思っていた理由をはっきり告げた。

「あなたがプロポーズした言葉は、嘘なんですか？通常クリスマス、年末年始は、帰省したり家族と過ごすものと一般的に、というか私は考えていました。あなたのその会社に対しての責任感、大したもんだと思います。まず、シフト表をよく見てください。
クリスマスのどちらか、年末年始の年末からの正月三が日で、休んでいる方全てと、あなたのシフトを比べてください。
違いわかりますか？」

「…確かに、社員、派遣関係なく既婚者の方、皆休みを取っています。でもその穴埋めは、社員だから出なければと…」

責任者の社員1人出勤してるなら派遣とか出るべきじゃない？気の所為？

「私は1人でクリスマスも、年末年始も過ごすということで間違いないでしょうか？」

かなり自分でも酷いやり方だと分かっていたがもう我慢できなかった。

初めて、
「年末近くなったら実家へ帰らせて頂きます。
あなたの責任感が会社に認められる事を祈っています」

旦那様
「え？嫌です。お願いします。いてください。」

責任感や何かのベクトルに違和感を感じるのは私だけ？私のわがまま？

色々ネットで調べた。そのような不満沢山あり時には離婚に繋がることも…
普通の人のデータインプットし、私、間違えてないと思った時、言わなきゃ通じないだろうからこの際ハッキリ伝えた。

「あなたは1社員であり、何故皆年末年始家族ある方が休む理由、ネットで調べてください！社内規則で、ここ出ろと言われてないのに買って出てるのは何故？それ、ただ単にあなた、この人に頼めば出てくれるって利用されるようになりますよ？
何故それが責任感な訳？」

旦那さんがだんだん理解してくるが
「いや、社員だから出なければ行けないと思いました。派遣の皆が、下請け会社が頑張ってくれているので申し訳なくて。」

呆れた。私の感覚が間違っているかもしれないが、社会人をずっとやってきた私は思わず

「あなたは何様ですか？社長ですか？
派遣が？下請けが？それを決めるのはもっと上の責任者では無いですか？あなたが買って出ても、派遣や下請けなど切られる時は切られる、社員で責任感であれば、出なくても給料貰えるあなたが、派遣や下請けの給与も奪い、というか、それを決めるのは社長とかで、1社員が何か勘違いしてませんか？私が1人で色々我慢して待っていることは考えられないのなら、この先無理かもしれませんね。
1人の家族も守れないあなたが、派遣や下請けを守れるとでも思ってるのですか？あなたの考えは甘すぎるというか、ただの社員が考えることでは無い！自惚れるな！」

つい、もう、これ何度も話しても分からないので言ってしまった。新婚旅行も何も無い。クリスマスも結局居ない。それで葬儀とかetc…

考えたらバカバカしくなってきた。

「それでは、あなたはお母さん達と、1社員として頑張ってください」

私は消えた。消えたが、海辺を散歩していた。
色々考えていた。
この人の為…。

それって本当に難しい。
でも、母親の気持ちとはこういう事だったのか…。でもそれはやはり身をもって知ったり経験したり、そして誰かに叱って貰わないと分からない。
もちろん別れる気はない。大切な旦那様には変わりない。けどね、私も障害を持っていて頑張るのがもう限界なんです。私も障がい者なんです。
強迫神経症の髪の毛を抜くのが止まらない症状が出てきた。確かに私は色々調べたり出来るかもしれない。コンプレックスがあなたと全く反対なんです……

続く…。。。
私のできること、なんだろう…。

最後までお付き合い下さり大変ありがとうございます。