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観察日記961

観察日記961
おはようございます。
「善と悪のパラドックス」をまとめ中です✋

・同種の多集団の大人を殺す連合による能動的攻撃は稀である
 ・だが、加害者に利益をもたらす自然な適応行動のように見える
・動物の集団間の暴力と人間の集団間の暴力は同じ原理で説明できるのか?
 ・移動生活を送る狩猟採取民では、連合による能動的攻撃は奇襲や待ち伏せといった形で頻繁に行われる
 ・チンパンジーやオオカミの集団間の暴行行為と似ている
・農耕民や牧畜民では、日常生活で連合による抗争はまず行われない
 ・牧畜民は軍事的に狩猟採取民に勝る
 ・二つの文化同士で戦闘が発生すれば、狩猟採取民は完敗するだろう
 ・最近の研究でこれらの集団間の武力衝突がほとんど見られない
 ・人間には、勝ち目がない喧嘩しないほうがいいとわきまえる分別がある
・異なる社会集団の狩猟採取民同士が隣り合っている場合は?
 ・隣り合う集団間はたいてい平和的で、民族と言語が同じ社会集団ではとりわけそうだった
 ・ときには武力衝突もあり、いざ戦闘になると、だいたいは待ち伏せや奇襲の形で口火が切られ、主な戦術は連合による能動的攻撃、目的は相手を殺すこと
・オーストラリアでの集団間の武力衝突
 ・オーストラリアは、17世紀にヨーロッパ人と接触して伝統的な生活が破壊されるまで、全人口が狩猟採取民だった
 ・1940年の推定では、600近い言語集団または社会が存在
 ・「このような戦闘の一般的な手順は、真夜中に敵の陣営に忍び寄り、夜明けとともに包囲する。雄たけびとともに大虐殺が始まる」(1910、ウィーラー)
 ・「攻撃者たちは、敵を抹殺する徹底した戦法とは、相手が気づかないうちに襲い、反撃の余地を与えずに殺すことだと心得ている。そのためには、未明に敵に忍び寄るか…敵が必ず立ち寄る場所で待ち伏せるのが最善策である」(バセドウ)
・狩猟採取民の同様の戦闘は、タスマニア、アンダマン諸島、イヌイット、カナダの五大湖周辺など各地で確認
 ・攻撃に参加するのは男たち
 ・たいていの攻撃隊は5~10名の小編成
・狩猟採取民の間で起きる武力衝突の頻度は?
 ・農業が始まるまで、戦闘や「本格的な戦争」はめったになかったと考える学派
  ・移動生活を送る狩猟採取民は太古の昔から集団でほとんど争わなかった
  ・やがて農耕民と衝突するようになり、自衛せざるを得なくなった
  ・農業革命以前は、集団同士が対立してもどちらか一方が別の場所へ移動すれば良かったので、闘う必要がなかった
 ・こうした主張の裏に、明らかに政治的な動機が見えることもある
  ・「戦争の災禍を終わらせるために人類学が果たすべき重要で包括的な貢献のひとつは、戦争が人間の避けがたい自然の本性ではないと示すことにある」(ダグラス・フライ)
 ・ほかの霊長類は常に生息地に定住し、集団間の衝突が起きたときには戦闘以外の選択肢がほとんどないことに注目
  ・空いた土地が見つからない場合、競合する集団は闘うしかない
  ・人間の集団が常に住みやすい空き地を見つけ、隣人たちと敵対せずにいつも仲良くしていられたのなら驚き
  ・農業革命以前の狩猟採取民の集団が概して平和的な関係を保ち、手つかずの豊かな土地に移動することができたという主張は納得しがたい
  ・要塞化した集落、防護具、頭蓋骨などに残る柔道の暴行の形跡などから、農業が始まる前に武力衝突が頻繁に起きていたことを示唆
  ・これまでに分かっている狩猟採取民の集団間の戦闘における死亡率は、ゼロだったことはめったにない
  ・12の狩猟死守民社会の標準サンプルで、集団間の戦闘による年間死亡率の中央値は10万人あたり死者164人
  ・20の小さな農村社会の中央値は10万人あたり死者595人
  ・戦闘による世界の年間死亡率
   ・1960年以降は10万人あたり10人未満
   ・第二次世界大戦中で10万人あたり200人以下
  ・狩猟採取民社会では、昔から集団間の戦闘で命を落とす危険性がかなり高かった
(人間の集団間の暴力)

今から朝市で売ってきます!(寒い😭)

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