【ほぼ毎日エッセイ】蒸し暑い夜ともう一台の扇風機

【2019/07/02】
強烈な眠さが残る中、なんとか6時頃目を覚ました。
ここ最近スパッと起きれた試しがない。
気候のせいか自分の体力のなさのせいか。
どちらにせよ、どうにかしたいものだ。

眠気を覚ますため、顔を洗いに洗面台へ行くと、大分広い隈がまぶたの下にできている。
昨日は23時には床につき、ゆうに8時間は寝たはずだ。
睡眠時間は問題ない。
ならば、眠りの質が悪いのだろうか。
確かに梅雨真っ盛りの今は、家の中も大変に蒸し暑い。
かと言って今からエアコンを付けて眠りにつけてしまっては、これから満を持して登場なさる猛暑にお財布が付いて行かなくなってしまう。
果たしてどうしたものか。

扇風機をつければいいのはわかっている。
問題なのはリビングにしか扇風機がない事だ。
毎日リビングと寝室をいったりきたりさせるのは随分面倒だし、扇風機だって落ち着かないではないだろうか。
心優しい私は、我が家の扇風機に家庭内転勤を強いるのは心が痛むのである。

「だったらもう一台買ったらいいではないか」
それは私も賛成だ。
もう一台買ってしまえば寝室常駐社員を確保できるわけで、これで夜中の蒸し暑さともさよならバイバイだし、これから向かいくる猛暑にも対抗できる。
来たれ安らかな安眠生活!
レッツエンジョイ安眠!

ただ、もう一歩のところで扇風機を我が家に受け入れられないのには理由がある。
主たる理由は3つで「家のスペースがないこと」「同居人が絶望的なさむがりなこと」、そして最後に「朝方強烈に寒くなってしまうこと」である。
1つ目は物理的な問題で、寝室に新たな扇風機を置くスペースがない。
5畳のスペースに布団を2枚並べている我が家では、扇風機を置いてしまうと扉が開かなくなってしまう。
キッチンの方においてそこから風を流すというのも1つの手だが、そちらもそこまで広いわけではないので、常駐させるわけにはいかない。
扇風機が好きなところにおけるくらい広い家に住めるようになればこんなチンケな悩みは抱えなくて済むのだが、これが現実。
世間は甘くない。

2つ目の理由に挙げた彼女の寒がりは、正直言って異常だ。
気温が20度という朗らかな天気の日でも「寒い」と私の袖を引っ張ってきたりする。
服が伸びるのでぜひとも袖は引っ張らないでいただきたい。
以前、どう考えても暖かく朗らかな天気の時に「寒い」と呟く彼女に、「そんなことを言ってか弱いアピールしても可愛くないよ?」と言って大変怒られたことがある。
怒りからか寒からかは定かでないが彼女の体は震えていた。
そんな人が隣にいる中で夜通し扇風機を回そうものなら、彼女の安眠を絶望的なものにしてしまう。

彼女に対して随分な言い方だが、かく言う私でもさすがに朝まで扇風機を回すのは寒い。
最近の扇風機はタイマー付のものがあるとは言え、結局煩わしくなって朝までロングラン公演になるのは目に見えている。
明け方寒くなり結局朝4時頃起きてなんだか遣る瀬無い気持ちになるに違いない。
そんなことを考えると、やっぱりどうにももう一台扇風機を買うのは憚られるのだ。
もちろん我が家に2台扇風機を設置した事によって、仕事の悩みや自分の嫌いなところ、どうやって生きて行こうかという漠然とした不安が吹き飛んでくれるなら良いのだけれど、そうもいかないし。
結局そんなことを考え始めると心まで蒸し蒸ししてくるのでここらで辞めておこう。
今はお昼の合間に会社近くで明太子パスタを食べながらこれを書いている。

果たして梅雨も私の気持ちも晴れるのはいつのことになるのやら。
まぁ美味しいご飯が食べられてますし今日も元気なので幸せですが。

扇風機の話からどうにもずれたような気がしますが、今晩はゆっくり眠れるよう願うばかりです。

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