本の虫

振り返れば本の虫

評議会メンバー専用ホットラインで、「どんな本を今まで読みましたか」「オススメの本はありますか」とたまに聞かれる。実際俺は沢山本を読んできたし、オススメしたい本もたくさんあるよ。今でも入手できる本もあるし、残念ながら廃版になっている本もある。今後機会を見て、オススメ本なんかも個別に紹介したいなと思っているけど、今日はまず、俺の幼少期から大人になるまでの「読書の旅」を紹介するね。

俺の読書好きのルー

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【身勝手文藝倶楽部】「つまさきだち」

「Do you wanna chocolate?My momma always said, "Life was like a box of chocolates. You never know what you're gonna get."(チョコレートはいかが?ママがいつも言ってた。”人生はチョコレートの箱のようなもの。開けてみないと分からない”って)」
この大学で一番大きな教室では、フォレスト

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身勝手文藝倶楽部なるものを始めます

【身勝手文藝倶楽部なるものを始めてみます】
最近はストーリーに聞いてる音楽を載せたり飲んでる様子をこれまたストーリーに載せたりするだけの私ですが皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
毎日投稿していた #日めくり日記チャレンジ を、仕事の忙しさにかまけてアッサリと手放してしまい、7月17日の投稿が最後となっている惨憺たる状況にも目を瞑り、新しく”身勝手文藝倶楽部”という活動を始めようかと思います。

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とにかく、坂口安吾の『堕落論』を読め!

坂口安吾の『堕落論』を読み終えました。坂口安吾は私の考え方や人生観を覆し、斬新で力強い強烈なメッセージを残してくれたので、Twitterにも読了後の胸の内を呟いたのですが、noteにはもっともっとしっかり、『堕落論』の魅力をつづります!

『堕落論』という本

 私が持っている角川文庫クラシックス版の『堕落論』には、表題のエッセイ『堕落論』の他、
・日本文化私観
・青春論
・続堕落論
・デカダン文

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泳ぐのに、安全でも適切でもありません

私が人生において一番ハマった小説家は、たぶん江國香織だ。

小説を読み始めて一番最初に収集しだしたのが宗田理、それから一時期は吉本ばなな、そして不思議なくらいドハマりした江國香織。

私は、誰かの小説にいったんハマると、その人の作品全てを読まなきゃ気が済まないたちだ。

基本的に本を読むのが早くて買うのがもったいないという理由と、そもそも全て集めるお金もなかったから、好きな小説家の作品は、ほとんど

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あなたのおかげで笑顔がひとつ増えました♡ありがとう
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読書感想『図書室からはじまる愛』

“Climbing The Stairs”
by Padma Venkatraman
『図書室からはじまる愛』
パドマ・ベンカトラマン 著
小梨 直 訳

第二次世界大戦と独立運動で揺れるインド、教養高く、理解ある医師の父、やさしい母、穏やかでひょうきんな兄に囲まれ、何不自由なく育った15歳のヴィドヤの夢は結婚ではなく、大学進学だったが、独立運動デモの最中、イギリス軍兵士からインド人女性を守った

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読書感想『リトル・チルドレン』

“Little Children”
by William Saroyan
『リトル・チルドレン』
ウィリアム・サローヤン 著
吉田ルイ子 訳

サローヤンを憧れの吉田さんが訳した!しかも表紙は和田誠さん!と、1人で図書館の棚の前で興奮して借りてきた。いいの、わかってもらえなくても。
サローヤンが自分と同じアルメニア系移民たちを主人公に書いた短編集。主人公のほとんどは子どもや若い人だが、『農夫の幸

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【ほぼ毎日エッセイ】ハンバーガーな休日

私がハンバーガーショップを利用するときにはいくつかの条件がある。
1つ。白いTシャツを着ていくこと。
2つ。小腹であること。
3つ。約束まで中途半端に時間が余っていること。
ハンバーガーを頬張ると、何かにつけて口の周りにケチャップやマヨネーズがへばりつく。
厄介なことにハンバーガーを目の前にすると誰もが少年に戻ってしまうので、お行儀の悪かった私のような人間はついついTシャツの肩のところでそれらを拭

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【小説】638円(税抜き)①

2週間近く洗濯物が外に干されているのを目にしていない。
眩しくすることもなく、鬱々とした気持ちが煽られるような朝に、窓を滴る雨水を見ながらぼんやりとそんなことを思った。
布団から出ることなく、しばしば窓を眺めていると、iPhoneのアラームがなる。
どうやらいつもの起床時間よりも早く起きていたらしい。

慌てて停止ボタンを押し、なんとなくそのまま窓を眺めていた。
いつまで雨なんだろう。
うつ伏せ

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垣間見る、夏の。

蒸し暑い中に降る雨の日々に、うんざりを通り越して「夏は来るのか?」と訝る毎日を過ごしている。
辛気臭い心持ちと、なんだか落ち着かない気持ちになるのとで塞ぎ込んでしまうのは毎年やってくる梅雨の時期の弊害で、こうも気圧が落ち着かない時期が続くと自分がどんどんとおかしくなってしまう。

だからと言って「夏が恋しい!」というわけでは全くない。
海ではしゃぎたい気持ちがあるわけでもないし、お祭りの人混みを

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