マガジンのカバー画像

『黙らなかった人たち』荒井裕樹

13
普通の人がこぼした愚痴、泣き言、怒り。生きづらさにあらがうための言葉を探る、文学研究者による異色エッセイです。
運営しているクリエイター

2018年10月の記事一覧

誰かの「一線」を守るための言葉(荒井裕樹)

誰かの「一線」を守るための言葉(荒井裕樹)

連載:黙らなかった人たち――理不尽な現状を変えることば 第9回
普通の人がこぼした愚痴、泣き言、怒り。生きづらさにあらがうための言葉を探る、文学研究者による異色エッセイ。本稿は、2018年10月2日にWEB astaで公開された記事を転載したものになります。

「文学者」の仕事って、何だ? 息子が4歳の時のこと。「パパのお仕事ってなに?」と聞かれて、思わず黙り込んでしまったことがある。
 そういえ

もっとみる