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山を乗り越えた先の景色が見たくて。岡山滞在のこと。


6/21~6/24の日記。夜が静かになった22時ごろ、鳥取から岡山県にやってきた私。訪れる前から楽しみにしていたことは、2019年に開催した京都個展ぶりに友人 むらくんと再会すること。元々は2018年頃にインスタで繋がって、そこから個展にまで足を運んでくれては、こうして2022年の今も交流が続いている。本当にありがたい!「作品を創り続けていなかったら?」「個展を開催していなかったら?」と、もう一つの世界線を想像してみると出会ってなかったかもしれない。作品や展示の機会というのは、人と人が繋がり合う接点となっていることに改めて感じた。「創作活動を続けてきて良かった」と、心の底から思う。



広島の「鞆の浦」と岡山の「倉敷美観地区」を巡る


むらくんと再会してからは、広島の右端に位置する「鞆の浦」と岡山県・倉敷市にある倉敷・美観地区を一緒に巡った。当初の予定では、美観地区だけの訪問予定であったけれど、むらくんが車でアテンドしてくださったお陰様で、前から興味関心があった鞆の浦まで足を運ぶことができて感謝でしかなかった。。。!お互いの写真を撮り合ったり、いろんなトピックについて語りあったり、ご飯もご一緒させて頂いたり。。最初の出会いが個展会場だったものだから、在廊中にはじっくりとは話せない。だから、2~3年経ってから近況報告も兼ねて、深いところまで話すことができて本当に嬉しい。



むらくんが撮影してくださった🥲in 鞆の浦
むらくんと、倉敷美観地区めぐり
むらくんと、鞆の浦巡り


キャリー引きずりながら片道40分かけて、山頂にあるカフェへ


むらくんと別れた翌日は、倉敷市・児島ヘ向かった。この付近は"倉敷デニム"と言われるくらい、国産ジーンズの聖地。前日に訪れた倉敷・美観地区でも、倉敷デニムをプッシュしているお店が沢山。あるショップではデニムで作られたバラの花束も展示されていたほど。。!この日の滞在先はまさに、そのデニムを基調としたホステル、「DENIM HOSTEL float」。ただ、私はチェックイン予定よりずっと早く周辺に到着。


デニムの薔薇。。!
DENIM HOSTEL float
DENIM HOSTEL float


実は以前から訪れてみたかったカフェ "belk" が、このホステル近辺にある「王子が岳」と呼ばれる山頂にあったのだ。旅先で毎日お世話になっているgoogle map大先生を使って、ルートを調べてみる。どうやらバスも全く通っていないこと、タクシー配車アプリも対象外の範囲であることが判明。もし徒歩で行く場合とすれば、片道40分。。。しかも炎天下の中で、キャリーケースも一緒。「どうしよう。。行かないでおこうかな。。」、真っ先に浮かんできた言葉。でも、「今度はいつ岡山県に訪れることができるのか、わからなくない?」「大変だけれど、このカフェは絶対行きたいよね???」という内なる声もあった。凄く迷ったけれども、またとない機会だから片道40分かけて目標のカフェ "belk"へ向かうことに決めた。"しない後悔よりも、する後悔。"が、私のモットー。


ひたすら車道に進んで山登り。登っても登ってもゴールまでが遠すぎるのと、真夏のような暑さでダウン・今すぐにでも挫折しそうだった。しかも、ナイアガラの滝みたいに汗は止まらないし、メイクも崩れるし。「こんな姿は絶対に見せられない。。!」っていうぐらい、めちゃめちゃキツい。確かにしんどかったけれども、見方は色々あると感じた。ゴールに辿り着いていないことだけに執着すると、より一層、心は沈んでいくのみ。一方で、「着実にゴールへ進んでいる。」という事実に視点を移してみれば、状況は変わらなくても、気持ちの感じ方が前向きになれたのだ。「自分のペースでいいから、最後まで進んでみよう」って。不思議と、気持ちが変わればエネルギーもみるみる湧いてくる。ところどころで立ち止まって少休憩を挟みながら、事前に用意していた飲料水を2本を飲みきる。そして、またゴールへ向かう。焦らず、めげずに、コツコツ進む。マラソンランナーの気持ちが、少しだけわかったような気がした。


山登り途中で見つけた花も、応援してくれていた


やっとのことで山頂まで進み、念願だったカフェ"belk"に辿り着いたとき。心の奥底からパーッとドアが開いていくかのような、解放感と達成感で満ち溢れていた。道中が本当に大変すぎた分、感動が大きくて大きくて。。。!ラッキーだったことは、とびっきりの快晴で瀬戸大橋も十分見えるし、広い空と優しい瀬戸内海、燕も自由に飛んでいる素晴らしい眺めを見渡すことができたこと。そこで味わったチーズテリーヌと、自家製レモネードが美味しすぎたこと。さらに、店内BGMが大好きなharuka nakamuraさんの音楽ユニット"orbe"の最新アルバムが流れていたこと。。!ここに至まで、とても頑張ったご褒美にしか感じなかった。。

燕が歌っている
優しい瀬戸内海
奥に小さく見えるのが、瀬戸大橋。快晴。
カフェ belk
カフェ belk
奥に見えるのが四国。次の目的地。
チーズテリーヌと自家製レモネード
瀬戸内海の美しすぎるサンセット



壁や山を乗り越えること、乗り越えた先に見えるもの


この岡山滞在の出来事をきっかけに、新作『overcome』が完成した。overcome = 乗り越える。なんでも目標に向かっている最中は大変で、心苦しくなるときもある。それでも、ゴールまでがめちゃくちゃ遠かったとしても、着実に進んでいることには変わりなくて。。一気に物事を良くしようと考えてしまうと、しんどくなるばかり。でも、焦らずにコツコツ歩んでいることを実感すれば、気持ちもグッと楽になっていく。たとえ立ち止まったとしても、また前へ進んでいける。最後の最後で、描いているゴールを達成できればOK。きっと笑っているだろうし、それまであった全ての感情体験が結果オーライになる。今回の山登りに限らず、いろんなシチュエーションにおいて当てはめることができるんじゃないかな。なにかしらの壁にぶつかりながらも、目標に向かって頑張っている方に「大丈夫!乗り越えられるよ」というエールを込めて。



今回の日記はここまで。次回は香川滞在日記。いつも最後まで読んでくださって本当にありがとうございます。。!

プリちゃん




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