レインボープラス 沼田

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レインボープラス 沼田

レインボープラス(https://rainbowplus-grow.com/)という塾の教室責任者をしています。 授業内外で思ったことなどを備忘録的に書き残します。

最近の記事

国語力の今と未来 一教室からできることは?

 先日塾業界のイベントに参加してきました。「全国大会」と称されるだけあって、全国各地からかなり大勢の先生方が参加されていました。また、メインイベントとして、石井光太先生と伊藤氏貴先生による特別対談が行われ、とても勉強になりました。  石井光太先生と言えば、『ルポ 誰が国語力を殺すのか』、『こどもホスピスの奇跡 短い人生の「最期」をつくる』ほか多数の著作で知られているノンフィクション作家。伊藤氏貴先生は明治大学の教授であり、当教室の講師にも知られている有名な先生です。  つ

    • スマホの使いすぎが子どもたちの学力を破壊しているか?②

       先日紹介した「研究者が思わずゾッとした『子どものスマホ使用時間と偏差値の関係』小中学生7万人調査でわかった衝撃の事実」という記事があまりに衝撃的で、早く続きが読みたくなっていました。売り切れ中になっている紙版は入荷が早くて5月下旬です。紙媒体の原本を諦め、電子書籍版を購入して、読んでみました。すると、記事には掲載されていなかった内容がいろいろと書かれているではありませんか(そりゃ、そうだ)!  ということで、今回は、ネット記事を読んだだけではわからなかった点、記事を読んで気

      • スマホの使いすぎが子どもたちの学力を破壊している?①

        最近気になったネット記事  先日公開された「研究者が思わずゾッとした『子どものスマホ使用時間と偏差値の関係』小中学生7万人調査でわかった衝撃の事実」というネット記事が、当塾界隈では話題になっています。記事は、東北大学加齢医学研究所の研究に基づいています。その研究結果は、書籍(榊浩平著、川島隆太監修『スマホはどこまで脳を壊すか』2023、朝日新聞出版)になっていて、再編集されたものが記事内容になっていました。記事タイトルにあるように、スマホと偏差値の関係を明らかにするために、

        • パンプキンパイとシナモンティの味③ーマスターはなぜ感謝しかできない?ー

          前回までのお話  「パンプキンパイとシナモンティ」を聴いてマスターの心情を理解し(お話①)、「シナモンティ」を飲んでさらにマスターの心情への理解を深めることができた(お話②)。あとは、パンプキンパイを食べれば完全にこの曲は理解し尽せり!となるはずだったのに、シナモンに含まれる何らかの物質が私の脳に「待った!」をかけた。  マスターは、引っ込み思案で照れ屋だから、ミスパンプキンの前では恥ずかしがって「毎度ありがとう」しか言えなかったって、本当?本当にそれしか理由がないのか?シ

        国語力の今と未来 一教室からできることは?

          パンプキンパイとシナモンティの味②ーマスターはなぜ感謝しかできない?ー

          あれ?そう言えば・・・  前回は、さだまさしの「パンプキンパイとシナモンティ」を聞いて、マスターがなぜ「毎度ありがとう」しか言えなかったのかをみんなで考えた。子どもたちが曲を聴き、一人で考えていた時には「感謝しているから」という解答があったものの、引っ込み思案で照れ屋という性格によって、マスターはミス・パンプキンの前では口ごもってしまうのだろうということで落ち着いた(落ち着かせた?)。これにて解決!のはずだったけど、気になることが出てきた。  それは、「そう言えば、僕はシナ

          パンプキンパイとシナモンティの味②ーマスターはなぜ感謝しかできない?ー

          パンプキンパイとシナモンティの味①ーマスターはなぜ感謝しかできない?ー

          懐かしい記憶  最近買ったパンプキンパイがやけに美味かった。どこで買ったかは忘れたが、パンプキンパイを食べながら、さだまさしの「パンプキンパイとシナモンティ」を思い出した。私が子どもの頃、母親がもっているCDの中から発見した一曲だ。「精霊流し」、「防人の詩」や「秋桜」といった曲に比べ、子どもが想像しやすい歌詞、乗りやすい曲調だったので、すぐに口ずさむようになった。友人らとカラオケに行くと、よく歌っていた。彼らがポケモンやデジモンのテーマソングを歌うなか、一人明らかに周囲と異

          パンプキンパイとシナモンティの味①ーマスターはなぜ感謝しかできない?ー

          税の作文② 租税制度の変遷

           今回は第一弾!『夏休みの自由研究のテーマにしたい「税」の話』第1章に所収されている岩品信明「これまでの税金、これからの税金(租税制度の変遷)」をもとに、小学生や中学生が興味を持てるような切り口を探してみよう。 要約 まずは、ざっくりと本章の要約をしてみよう。本章(に限らず他の章も同じ)の構成は、三部構成ー1⃣研究テーマにおススメする理由、2⃣研究対象と研究方法、3⃣良い研究報告とするためのアドバイス。 1⃣研究テーマにおススメする理由 「税金は公共サービスを支える原資」

          税の作文② 租税制度の変遷

          税の作文①

           夏休みになると、毎年のように中3の課題となる税の作文(国税庁・全国納税貯蓄連合会の共催)。今年も課題になったと生徒から聞いたので、例年どおり募集されるようだ。  税の作文の存在を知ったのは、都内の中学3年生に向けた学習支援に私が携わっていた頃なので、数年前のこと。「テーマは何でも良いとなっているけど、何でも良いとされると逆に書きにくいんだよね~」と生徒と一緒に愚痴をこぼし合っていた頃が懐かしい。今でも、愚痴をこぼすのは変わらないんだけど。  今年のテーマも、以下のとおり

          本の紹介:『予想どおりに不合理』

           塾の講師としては、テストの点により直結する何かを紹介すればよいのだろうけど…手っ取り早く最近買った本から紹介してみます。  Amazonのセールに釣られて買ってしまったダン・アリエリーの『予想どおりに不合理』。目を通すのは何度目かになるのだろうけど、手元に置いてじっくり読むのは初めて。最初に読んだ頃の記憶はほとんどなし!2013年に訳本として出版されているから、8年くらい経った今でも面白い。今回は1章だけをば。 相対性の真相人間は、ものごとを絶対的な基準で決めることはま

          本の紹介:『予想どおりに不合理』

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           はじめまして、レインボープラス新小岩教室です。江戸川区松島に2020年9月にオープンした個別指導塾です。新小岩駅から徒歩10分弱のところにあります。  発信用にアカウントを作ってみました。なるべく継続して書きます!(自戒の念を込め…)

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