小説に終わりは必要か。オチは無いといけないのか。

私はnoveljamの講評で、「短編の枠に収まらない」とか「長編の第一話ぽい」みたいな誉め言葉を聞くたび、「いやいや短編の尺にキッチリおさめた話の方が良いに決まってるだろ、何言っとんじゃ」と思ってたんだけど、

そのことをずっと考えてたら「何でそもそも小説は終わるんだろう」という疑問が芽生えてきた。


なんでそもそも小説は終わるんだろう?? 紙面の都合? じゃあwebは??


たとえばtogetterで幾つかのツイートを拾って物語を作ったとして、編集可能にしとくことも出来る。

「電車男」は書籍化したらその最後の一文字で完結だけど、2ちゃんのスレがまだ残ってて書き込み可能なら、厳密にはまだ終わってないともいえる。


そしてwebでは、皆知ってるように、終わるものより廃れるものの方が多い。

そしてみんなもよく知ってるように、世界はなかなか終わらない。多分、廃れることはあるが、終わらない。

noveljamのお題は「平成」だったけど、来年天皇陛下がAIになって「やっぱ死にませーん」と言って平成が終わらない可能性もある。私が「平成」というお題に関して感じた本質的気持ち悪さは、(ここ↓↓にも書いたけど)これだったのだろう。

みんな知ってるように、世界は終わらないんだから、その「世界の終わらなさ」を反映した、終わらない小説を作ってもいいし、きっと既にある。

オンラインゲームとかは、(やったことないけど多分)こんな感じなんだろうな。

個人的には「オチ」がちゃんとある小説が好きだし、世界と小説の最大の差異は「語り手の作意があること」と「終わりがある」ことだと思うし、「ちゃんと終わらない小説なんて定義矛盾だ!不愉快だ!」と思うタイプではあるんだけど。

そして上記の二点、すなわち「語ること」「終わらすこと」は両方とも「神」の仕事なのだ。現実世界でもしそういうことがあるとしたら。

確か、小説ってヨーロッパで生まれたんじゃなかったっけか。
明治以前の日本は語りモノとか口伝え的なスタイルが多くて、明治以後に慌てて小説みたいなものを作ったんじゃなかったっけか。

もしかしたら一神教のメディアなんじゃないか、小説って。

考え過ぎだろうか。


だとしたら「神はいない」と思ってる日本人の私が、上記の二点に疑問を持ち、「小説の一人称の語り手は誰だよ、何ぶつくさ独り言言ってんだ、キモい」とか「小説はなんで終わるんだろう??」とか言い出したのは、道理かもしれない。考え過ぎかもだけど。


■追記

この記事のもととなったツイートを見て、朋友・井口可奈がすごい早さでブログをしたためていた。

私が上記で話した話とはまた違うけど、私は、小説の終わらせ方で悩んだことは無い。書き進むにつれ「ここで終わらせるんだぜ」という確信が必ず近づき、そこでバシッと終わる。

そして、小説を終わらせるのはめちゃめちゃ快楽。まさに神の快楽なんだと思う。

だから、個人的には「終わらない小説」なんて書きたくはない笑


……とメモしながら井口可奈のブログを読んでたら、最後に「渋澤さんもたぶん終わらない小説は書きたくないですよね」というくだりがでてきて、友達~~と思った。




ここからは、クソリプがマジでツラいという話です。他に書く場所が無くて困っているので、すいませんがここに書かせて下さい。上記とは完全に無関係なので読まなくても良いです。

実は、昨日のこの記事と、今日の本記事は、Twitterで書いたことを再構成しています。

私のTwitterにクソリプが来にくい理由のひとつは、「私が(他の奴に比べりゃ)本気で書いてるから」だと思う。人は、他人が本気でやってるものには茶茶入れにくいものだからね。

、昨日書いた。

でも正直、この一週間、noveljamの参加者たちが(一回も喋ってないのに。ただあの場に居合わせただけなのに)、私がクソマジメに小説について考えて書いたツイートの深度からはるか浅いところでトンチンカンなリプライを私に送ってくる……ということが3度あり、本当に萎えてる。あちらのクラスタでは、同じハッシュタグをつけてたら気安く会話して良いという作法なのか。それとも彼らがツイッター慣れしてないだけか。ちなみに3人とも多分オッサン。前にも書いたが、やはり、『びみょーに一回あったことある、とか、一回ライブ来てくれたとか、びみょーーーな恩のある人の、暑苦しい、見当違いの助言、いわゆるクソバイス』が、一番対処に困る。マジで無関係の人のクソリプだったら、無視できる。

私がクソマジメに小説について考えて書いたツイートの深度のはるか浅いところからトンチンカンなリプライが来ると、「この深度でモノ考えてる人間に良くもそんな茶化したこと言えるね」「お前、鬱病の人間に『元気出せ!!』って言えるタイプだろ」と、思って、本当に消耗する。(今、賞レースに巻き込まれて心の幕が薄くなってるというのもあるけど)。こんなにイライラするのは私が悪いのかな…一応彼らの善意だけでも受け取らないといけないのかな…いやでもこいつら善意すらないよな……とかいろいろ考えて更に消耗する。

私は小説のことはガチなので、茶化されると普通にへこむ。
だから小説に関するクソド真面目なことは、これからはTwitterではなくnoteに書こうと思う。


なんで同業者が、文学の徒同士が、私の創作の邪魔をするんだよ………………。マジ創作以外に悩ませないでくれよ………………………………。


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はじめまして。 そういえば、何で読んだか忘れましたが……『終わらない物語とは「神話」である』ということを読んだ覚えがあるのです。 何で読んだのだったか、判明したらお知らせしますね。
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