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アート作品のような食事処”みたき園”

鳥取県は智頭町に「みたき園」という料理屋さんがある。

ミシュラン(関西版)にも掲載されたことのあるほど、その食事内容には定評があり、特に京阪神から多くのお客さんが多いそうだ。

この「みたき園」には個人的に特別な思い入れがある。

私が仕事の関係で初めて鳥取県に足を踏み入れた時、県庁の方に智頭町をご案内頂いた。まずそこで当時の寺谷(元町長)さんから1時間程お話を伺い、その後、寺谷さんご夫妻が経営されているという「みたき園」で昼食という流れになった。

そう、この食事処は何と町長が自ら経営されているのだった。まずそれに驚いたが、現地に行ってみてさらに驚きは深まった。

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園内には、このような古民家を改装した食事処が点在している。

実はこれらの建物は、元々ここにあったわけではなく、別の土地で朽ちかけていた建材を、寺谷さんが見つけて移築したのだそうだ。

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半屋外で食事をする場所も設えられており、四季を通して自然との繋がりを感じることができる。

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特に春は、このような山菜料理が素晴らしい。

辺りの山々に出掛ければ、当たり前に採れるそうなのだが、こうして盛られていると、アート作品のようだ。

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園内に自生する桜を使って作られた桜餅。食べるのが勿体ないくらい。。。

今回でここを訪ねたのは、既に10回以上になるだろうが、いつ来ても飽きることのない、料理の品々。

これらの料理は、全て地元のおばあちゃん達の手によって作られていて、真心のこもった料理とおもてなしに、普通の料理以上の価値を感じてしまう。

4月でもまだ少し肌寒い中、囲炉裏の火に暖まりながら、自然をすぐそこに感じることのできる空間の中で、五感が開いていくのを感じた。

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