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【動画】僕のビブリオバトルの様子のまとめ


人生は物語。
どうも横山黎です。

大学生作家として本を書いたり、本を届けたり、本を届けるためにイベントを開催したりしています。

今回は「僕のビブリオバトルの様子を収めた動画をまとめてみた」というテーマで話していこうと思います。



僕は今、全国大学ビブリオバトルに挑戦しています。自分のお気に入りの本を5分間で紹介するプレゼンイベントです。高校時代から公式戦に参加していた僕は、これまでに2度、全国大会の舞台に立ってきました。ただ、どちらも途中で敗退。全国制覇の夢を叶えることはできませんでした。

僕は今大学4年生なので、全国大学ビブリオバトルに挑戦するのは今年が最後。ラストイヤーを有終の美で飾りたいという強い気持ちがあるのです。そんな情熱を手にして挑んだ大学大会、地区大会では無事に優勝することができました。

3度目の全国大会に出場することになったのです。

その全国大会は12月17日、来週の日曜日に開催されます。いつの間にかもう1週間を切ってしまったことに時の流れの恐ろしさを感じているんですが、変わらずできることを誰よりもやるだけです。誰よりも練習して、いろんな人に聴いてもらって、フィードバックして、僕の物語りを磨き上げていこうと思います。

そんな僕ですが、場慣れする意味も込めて、いろんな場所で本の紹介をしてきました。本のイベントに参加したり、自分でも企画運営したり……そんなことを繰り返してきたんです。僕が本を紹介する様子を動画に収めてきたので、今回の記事では、その動画をまとめることにしました。全部で10本。今まとめてみて、そんなに撮ってきたんだと自分でも笑っちゃいました(笑)

一応全国大会に3回行っているし、7年続けてきた僕ですから、人よりは本の紹介に長けていると自負しています。ビブリオバトルの雰囲気、本紹介の醍醐味を知ってもらえたらなと思います。




①『へんな論文』サンキュータツオ

10月6日、茨城県上水戸にあるクラフトビールバー「The FAVORITE」で開催した第2回「FAVORITE!! -お気に入りの本を紹介する会-」での様子です。サンキュータツオの『へんな論文』を紹介しました。しりとりはどこまで続くのか、浮気男の頭のなかはどうなっているのか、公園でいちゃつくカップルはどれくらいの距離に人がいたら人目を気にするのか……などなど、ちょっとおバカのことをバカ真面目に研究した論文ばかりを収録した本です。


②『グラーフ・ツェッペリン あの夏の飛行船』高野史緒

10月18日に茨城大学で開催された全国大学ビブリオバトル茨城大学大会での様子です。高野史緒の『グラーフ・ツェッペリン あの夏の飛行船』という本を紹介しました。別々の世界を生きているふたりの若い男女は、「幼い頃、グラーフ・ツェッペリンという飛行船を一緒に見た」という同じ記憶を持っていました。過去と現在、史実と虚実が綯い交ぜになった青春SF小説です。


③『Message』横山黎

10月22日に東京有楽町のホールで開催された僕の高校の理事会の懇親会での様子です。紹介したのは僕の初書籍『Message』、自分で書いた本を自分で紹介してきました。成人の日を舞台にしたヒューマンミステリーで、「110」というダイイングメッセージの謎を解いていきます。自分で言っちゃうのもどうかと思いますが、最後の1行で涙できる感動の1冊です(笑)


④『ない本、あります』能登崇

10月27日に茨城県勝田駅にある「Cohako」というブックカフェで開催された読書会での様子です。能登崇の『ない本、あります』を紹介しました。1枚の写真から、架空の本をつくっていくという企画から始めまった1冊。架空の装丁、あらすじを眺めるだけでも楽しめます。


⑤『N』道尾秀介

10月28日、茨城県上水戸にあるクラフトビールバー「The FAVORITE」で開催された第5回「TALK ABOUT!!」というプレゼンイベントでの様子です。道尾秀介の『N』を紹介しました。6つの章から成る物語なんですが、どの章から読んでも、どんな順番で読んでも、どの章で読み終わっても物語りが成立するという特別な体験ができる1冊です。


⑥『小説の小説』似鳥鶏

11月5日に茨城県立図書館で開催された全国大学ビブリオバトル茨城決選大会での様子です。似鳥鶏の『小説の小説』を紹介しました。収録されている4つの作品すべて、小説の常識を覆す実験的な小説。いわゆるメタフィクションというものです。別の作品から引用した言葉や文章でつくられた「無小説」という作品、その最後の1ページに僕は唸りました。


⑦『トワイライライト』畑野智美

11月14日、東京綾瀬にある「あやセンター ぐるぐる」で開催された「あなたのオススメの一冊は何ですか? ~本屋さんで、新たな感性と出会う~」での様子です。畑野智美さんの『トワイライライト』を紹介しました。「twililight」というブックカフェを舞台にコロナ禍の大学生の成長を描く物語です。実在するカフェが舞台で、僕のお気に入りの場所のひとつでもあります。お店でコーヒーを飲みながら読むのがいいかも!?


⑧『ロマンスの辞典』望月竜馬

11月18日に僕の母校の白鴎高等学校附属中学校で国語の授業の一環として開催された、中学1年生によるビブリオバトルに参加してきました。エキシビションという形で、本の紹介しがてら挨拶してきたんです。紹介したのは望月竜馬さんの『ロマンスの辞典』。収録されている言葉の意味すべてが、ロマンチックに書かれているんです。あまりにロマンチックだから、女子中学生から歓声が上がりました。ときめきを思い出させてくれる1冊です。



⑨『もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら』神田桂一、菊池良

11月20日に、茨城県袴塚にあったシェアハウス「はちとご」で開催した第3回「FAVORITE!! -お気に入りの本を紹介する会-」の様子です。神田桂一、菊池良の『もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら』を紹介しました。芥川龍之介、夏目漱石、太宰治……あの文豪たちが、カップ焼きそばの作り方を書いたらどんな文章になるのかが書かれたネタ本です。文豪だけでなく、現代作家もアーティストも、無生物も主体になったりします(笑) 


⑩『きこえる』道尾秀介

12月8日、茨城県上水戸にあるクラフトビールバー「The FAVORITE」で開催した第5回「FAVORITE -お気に入りの本を紹介する会-」の様子です。道尾秀介の『きこえる』を紹介しました。ページの途中に挿入されたQRコードを読み込んでリンク先の音声情報を聴きながら読み進めていく体験型ミステリー小説です。音声×小説の化学反応を、是非、楽しんで下さい。


20231211 横山黎


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