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カキフライと唐揚げの相盛り弁当 元歯医者さんが造るサルディーニャの島ワイン

 仕事上がりにスーパーで夕食を調達。カキフライと唐揚げの相盛り弁当。大盛ご飯のアピールは中年の私には訴求しないが、カキフライと唐揚げの王道2種の揚げ物は嬉しい。一度にシーフードとお肉を摂取できる。閉店も近づく時間で元値571円が150円引き。フードロス削減貢献、迷わず購入。

 弁当箱を開けると、いつも食べるご飯の2杯分がドーンと。米の白地に鮮やかな紫紺しこんのゆかりがかかっていなければ完食不可能。残り半分のスペースにカキフライ、鶏の唐揚げ、ひとくちナポリタンスパゲッティ、玉子焼き、お漬物。

 そういえば以前、カキフライにサルディーニャ島の赤ワイン(カンノナウ品種)を合わせてパーフェクトな相性だった。

 今回は、さてサルディーニャ島の白ワイン(ヴェルメンティーノ品種)をグラスに入れて食卓へ。時間がたったお弁当の揚げ物ならでは、牡蠣フライは衣が脂を吸って、さらにレンジで温めたので油分と水分じっとり。このちょっとジャンキーな感じもまた、お弁当の一興。揚がって凝集した海の恵み、そして牡蠣のほろ苦さがたまらない。横に添えられていたレモンからほんのり果汁が移り、柑橘が磯の香りを引き立てる。

ピエロ・マンチーニ, マンチーニ プリモ, ヴェルメンティーノ・ディ・ガッルーラDOCG, イタリア, 2022, 14%, 2,125円
Piero Mancini, Mancini Primo, Vermentino Di Gallura, Italy

 ワインについては先日のNoteに。元歯科医さんが造るサルディーニャの島ワイン。香りにはグァバ、パッションフルーツ、パイナップル、開放的な熱帯果実にほんのり潮風。海の恵みと太陽の恵みが同時に溢れるワイン。フェリシティーで購入。

 カキフライと唐揚げの相盛り弁当に。油分を多く感じる衣、牡蠣のほろ苦さに、ワインの潮香に乗ったトロピカルで厚みのある果実味が絶妙に調和し、余韻をリフレッシュ。この状態のカキフライにここまで高い相性を見せるとは!相性: ★★★★☆
 続いてお弁当箱に貼り付いていたタルタルソースをかけて。マヨのクリーミーとピクルスのキュッと効いた酸味に、牡蠣のクリーミーな部分が共鳴して力強く沸き立つ。ワインのまったりした果実味への相性が素晴らしい。樽香のほんのり香りこのワインには、レモンよりもタルタルの方が合うかも。五つ星か迷うほどの好相性。相性: ★★★★☆

 シーフードではないが、唐揚げにタルタルをつけてワインに合わせてみた。クリーミーと酸味が加わり幸福度アップ。唐揚げのジューシーな肉汁にワインのまったりとした果実味と潮の香りが寄り添う。四つ星級。

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