中西みみず

Juggling Unit ピントクル代表。京都でジャグリングの実験場「秘密基地」を運…

中西みみず

Juggling Unit ピントクル代表。京都でジャグリングの実験場「秘密基地」を運営したり、作品をつくったりするひとです http://juggling-pintcle.com/

最近の記事

冊子『フニオチル』の紹介

この文章は「ジャグリングAdvent Calendar 2021」22日目の記事です。 https://adventar.org/calendars/6305 こんばんは。中西みみずです。 今回はピントクルが作成している冊子『フニオチル』について紹介できればと思います。 1 冊子『フニオチル』について ピントクルは現在、冊子を鋭意、作成中です。 表紙のデザインができましたのでお見せしますね。 テーマは「新しいジャグリング入門」です。 ジャグリングの入門といえば、技の解

    • Juggling Unit ピントクル 今後5年の構想(2020~2025)を考えている

      この文章はジャグリング Advent Calendar 2019の12日目の記事です。 先月、オムニバス公演『秘密基地vol.10』を終えました。 次の活動にむけて着々と準備もしていますが、年末ということでちょっと広い目でピントクルの今後5年の構想を考えたりもしています。 これまでの活動を振り返りつつ、今考えている構想の概要をまとめてみました。 そもそも、Juggling Unit ピントクルとは?Juggling Unit ピントクルは2014年京都にて結成。「ジャグ

      • ジャグリング道具研究 木枠 引っ掛ける

        今日はジャグリング道具として木枠を探った。 今回は「引っ掛ける」である。 1 基本形を探るまずは基本形を探る。 基本形に必要なことは再現性である。 しばらくして、基本形がみつかった。 手前の木枠をAとして、奥を木枠Bとする。 木枠Aの頂点付近の「くの字」型に対して、木枠Bの辺の「線」を垂直に当てる。 この「くの字」に「線」を当てるという感覚が大事だ。 2 状態の分析 ここからこの状態に対する要素を分解してパターンを考える。 例えば。。。 - Aの頂点は4つあるので

        • 中西みみずの2018年の活動まとめと今後

          こちらはジャグリングAdvent Calendar2018の22日目の記事となります。 https://adventar.org/calendars/3529 どうも、中西みみずです。Juggling Unit ピントクルの代表をしています。京都でジャグリングの実験場『秘密基地』を運営したり、作品をつくったりしているひとです。 今回はジャグリングの「作品をつくる」という点から2018年の活動を振り返り、2019年の抱負を書きたいと思います。 「作品をつくる」とは? 「

        冊子『フニオチル』の紹介

          ジャグリングにはまりすぎて団体の代表になって、京大を中退し、それでもベンチャーに入ってジャグリングを続けている話

          僕がどんな思いでジャグリングのオムニバス公演を運営しているのか、それを今日は書こうと思う。 普段は多くは語らないけれど、これを機会に『秘密基地』をなぜやっているのかについて書いてみようと思う。 (ピントクル主催 『秘密基地vol.8』チラシ) ぼくは京都でJuggling Unit ピントクルという団体の代表をしている。 そして、全国からジャグラーをよんで、「ジャグリングの新たな魅力を開拓する」をテーマに『秘密基地』という実験的な舞台公演をしている。それは何百人も入る大き

          ジャグリングにはまりすぎて団体の代表になって、京大を中退し、それでもベンチャーに入ってジャグリングを続けている話

          ジャグリングにゅーす 動画『The PX4 Video (Wes Peden x Play Juggling』をみた

          0はじめに2016/12/20(火) ここには、中西みみずが気になったジャグリングの出来事をメモ的なノリでのせておきます。 今回も動画感想。Wespedenのクラブ動画『The PX4 Video (Wes Peden x Play Juggling』をみました。 1トランポリンとジャグリングこちらが動画。タイトルの通り、Play社が新しく出すPX4というクラブの宣伝動画です。(2016/12/14 に公開) この動画では、以下のことを主にやっています。 ・アンチス

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          プラレールジャグリングの可能性

          1はじめに2016/12/8,9にピントクルのオムニバス公演『秘密基地vol.6』で「らいん」というジャグリング作品を上演しました。 そこでは、新しいジャグリング道具として「プラレール」を使いました。 というわけで、忘れないうちに創作メモをここに書きます。 中西みみずが「プラレール」をどのようなジャグリング道具として捉えているか、ジャグラーとしてどんな発想をしているか、を中心にまとめております。 2新しいジャグリング道具、プラレール「プラレール」をジャグリング道具として

          プラレールジャグリングの可能性

          ジャグリング動画分析 WesPeden『Throw joy』と3Dプリンタ

          はじめにここでは、なぜこのようなことを思ったのかを個人的体験やWesPedenというジャグラーなどを踏まえて説明します。 1 WesPeden『Throw joy』とは?そもそも、WesPeden『Throw joy』とは、彼が2014年に発売したジャグリング動画のことです。是非みてください~。 この動画作品で注目すべきは「テープで道具を接続すること」です。 この動画作品ではクラブやリング(大きさの違うもの)をさまざまなパターンで「テープでの接続」しています。 ちなみ

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          ぬいぐるみジャグリングの可能性

          1 はじめにこの文章は、Juggling Unit ピントクル主催オムニバス公演『秘密基地vol.5』で上演した演目『縫い、包み』のあとに、少しお話した「ぬいぐるみを扱うのってジャグリングだよなあ」ってことについて、もう少し詳しく書いてます。                      (©2016moeko yamashita) 2 直接的ジャグリングと間接的ジャグリング突然ですが、ジャグリングは大きく2種類にわけられると思っています。 物を人が「直接」操るジャグリング

          ぬいぐるみジャグリングの可能性

          ジャグリング・ユニット・フラトレス 『白い花』感想 「言葉のあるジャグリング」

          2016年3月6日(日)にジャグリング・ユニット・フラトレス第2回公演『白い花』を観ました。「言葉のあるジャグリング」というテーマで、感想を書きます。ちなみに、こちらはピントクルのブログで書いたものをまとめなおしたものです。 ジャグリング・ユニット・フラトレスは「言葉のあるジャグリングの舞台」を行う珍しい団体だ。だが、その珍しさは単に、無声劇を有声劇に延長したことに起因するのではない。それは言葉におけるジャグリングの拡張によってである。 日本では、10年ほど前からジャグリ

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          JDL2016感想「どこからきたか等身大」

          2016年5月4日(水)にJuggling Donuts Live 2016(以下JDL2016)を観ました。「どこからきたか等身大」というテーマで、感想を書きます。 1 等身大であることJDL2016が他の年代のJDL、というより他の演劇的(物語的)ジャグリング舞台と違うところは、等身大であるということです。 今までの演劇的ジャグリング舞台では、異世界が設定されていました。なぜなら、ジャグリングは日常的な行いではなく、またその演者も遠い存在だからです。その溝を埋めるため

          JDL2016感想「どこからきたか等身大」