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絵の具と文字

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日記2 金曜日の気付き

 私は気づいた。 最近自然と体重がすとすと落ちていく。顔も少し痩せたけど、私は丸い方が可愛いと我ながら思う。  それで私は気づいた。太り始めると似合うものが変わっ…

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13時間前
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日記1 日曜日のこと

 ゴールデンウィークにゴールデンウィークらしい過ごし方ができるタイプの社会人ではないが、ゴールデンウィークという響きの数日間の中で普段通りに過ごすのも勿体なくて…

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1日前
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diary

_ . 星 room 柿 今日はもう何も考えられない kikik4Kitty//〆\0 あの子は貴族を観て涙が出た 心が見えた時に目から水がでるなんて 水と引き換えに新しい空気を体に集める …

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1年前

遠いところにいるようで、 隣り合わせのような関係 あなたも同じように思っているのだろうか。 24年生きてやっと気づいたことが、 日本人なのに多くの日本人と感覚が合…

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1年前
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からだ

全身から血の気がひいて、沈むように眠たくなる  おなかは空いて、宛てもなく苛立つ  体に余計な水分が貯まり、少しふくよかになる  一見、仕事をこなしているように見…

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1年前

いつかなりたいと思っていた顔つきに 今の自分はなれているような気がして 旅行に行っていたわけじゃないけど、 旅から帰ってきて荷物を下ろした時のような疲れと満ち足り…

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1年前
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ギャグ

 夜明けの高速道路、いくつもの外灯が目尻に流れて背に光が溜まる。ぐっとハンドルを握り夜を越えてゆく。日にち薬が効いてきた頃なのか、なんか経ったんだな。会いたい人…

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2年前
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世界

   去年の5月とか6月くらいまでアルバムをスクロールしたらアルバムの中では夏に亡くなった愛犬も去年の暮れに亡くなった祖父も元気良さそうに食べたり、歩いたりしてい…

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2年前
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部屋

 今日はよく見えます。部屋の隅々まで私という人が見える私の部屋は、お洒落なチェアやスタンドライトがあるわけでもなく、乱雑に整理された油絵具やビニール紐で縛った木…

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2年前
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お絵かきハニー

密度のある青だか茶色だかわからないけど、 パレットからペインティングナイフで掬おうとした絵具は 絵具を食べに来たゴキブリだった。 ゴキブリって絵具も食べるの。 夜中…

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2年前
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囁きは ピリオドからはじまる 小さく犇く それ が可愛くて 記号の意味を 放棄 草木たちが夜露を零す夜明け 轡を外して吠えても みんなは遠い眠りの中 パジャマのまま 跳…

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2年前
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noa

エキゾチックで官能的、 スパイシーでミステリアス、 そうゆうアトラクションがあれば乗りたかった。 振舞いに忍ばせた針を飲ます瞬間を狙って、 そうゆうのを楽しんでい…

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2年前
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lai

ひんやりとした窓辺 シーツに僅かな体温を残して 深夜のアミューズ 白いタイルに散らばる鉄球 たのしい音に誘発されて やっと火を灯した心は 安安と買われている事を知ら…

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2年前
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eat

  半分に割ったピスタチオのクッキーで クリームチーズをサンド 夜のキッチンに立って行儀悪くたべたくなる サンドイッチとかハンバーガーとか、おにぎりとか? ジェスチ…

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2年前
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起きあがる頃

   部屋のカーテンが揺れる気配を感じて目を覚ますと教室の中だった。机の上の細かな木目、半分脱げた上履き。  国語の時間に初めて触れる鬼一口という物語は、簡単に…

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2年前
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水とガム

   あなたに出会って、硬い地面を裸足で駆け回る様な恋の存在を知りました。あなたがくれるのはぬかるんだ地面のようなものだったから。一瞬でも良いから欲しかったな、…

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3年前
3

日記2 金曜日の気付き

 私は気づいた。
最近自然と体重がすとすと落ちていく。顔も少し痩せたけど、私は丸い方が可愛いと我ながら思う。
 それで私は気づいた。太り始めると似合うものが変わって少しの萎えもあるが、痩せようと発起するときは楽しい。だから少し太ってるくらいの方が楽しいのではないのかと。ダイエットにも種類はたくさんあるし、体との相性もある。その中であらゆる方法を試し、あーだこうだいいながら、ダイエット用の食べ物を四

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日記1 日曜日のこと

 ゴールデンウィークにゴールデンウィークらしい過ごし方ができるタイプの社会人ではないが、ゴールデンウィークという響きの数日間の中で普段通りに過ごすのも勿体なくて福田平八郎の絵を見に美術館に出かけた。ゴールデンウィーク中の美術館、普段よりも遥かに混んでる気がしたけど、目当ての福田平八郎展にはさほど込み合うほどの客数はなく、同時開催されているモネ展には長蛇の列ができていた。美術館であんなに長い列を初め

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diary

diary

_
.


room

今日はもう何も考えられない
kikik4Kitty//〆\0
あの子は貴族を観て涙が出た
心が見えた時に目から水がでるなんて
水と引き換えに新しい空気を体に集める

自分の体からでた排泄物の匂いで人の体の密閉力を知る
〰︎ 跳5
榊 鮭
こんなこと言っていいのか、と躊躇うこと、言っていい
自分の目で決めていい
々々々✍️
大人と真っ当は別売りだったことを
大人になってよ

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青

遠いところにいるようで、
隣り合わせのような関係
あなたも同じように思っているのだろうか。

24年生きてやっと気づいたことが、
日本人なのに多くの日本人と感覚が合ってないってことでウチら世知辛いねって笑い合った21:08、さっきまで食べてたパフェの空いた器が意識からフェードアウト、お昼の賑やかな時間よりも閉店間際のこの時間に笑い合える友達。

「街」と「待ち」を聞き間違えた人が聞き返した「遠くの

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からだ

全身から血の気がひいて、沈むように眠たくなる 
おなかは空いて、宛てもなく苛立つ 
体に余計な水分が貯まり、少しふくよかになる 
一見、仕事をこなしているように見える私の中では、
たんぱく質たちが働きかけてる 
子宮内膜は赤い螺鈿を描き、降りてくる
体から流れてきた経血の色を男とか女とか、そうじゃない、自分の性だと言えるなら
それは私だと言っていい

絵

いつかなりたいと思っていた顔つきに
今の自分はなれているような気がして
旅行に行っていたわけじゃないけど、
旅から帰ってきて荷物を下ろした時のような疲れと満ち足りた感覚でいっぱい
化粧水はあいも変わらず無印良品の大容量サイズのやつで
美容の詳しいことは知らないけれど、
汚れたことで美しさを知り、
常識の外にある場合の幸せを恥じずに頬張る

陰たり満ちたり体を器に
悲しい気持ちを明日に引き継がないと

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ギャグ

 夜明けの高速道路、いくつもの外灯が目尻に流れて背に光が溜まる。ぐっとハンドルを握り夜を越えてゆく。日にち薬が効いてきた頃なのか、なんか経ったんだな。会いたい人達の事を思うと背筋が伸びる、そう思えることもその人達の存在そのものも、全てが嬉しいような気が遠くなるような、夜明けの道路に一人、立ち尽くす。無理くり堪える必要があることなんてきっとないのかな、それは甘えなのかな、最近よくそんな事を考えます。

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世界

 

 去年の5月とか6月くらいまでアルバムをスクロールしたらアルバムの中では夏に亡くなった愛犬も去年の暮れに亡くなった祖父も元気良さそうに食べたり、歩いたりしていて不思議だ。
 不思議だなって思う事の理由を兼ねてもう一つ不思議だと思う事を書きたい。アルバムを見返していたら、その当時の記憶が現在進行形で自分のなかで流れてる感じがする。過ぎた時間の中には、当時の自分がそこにいて、今の自分は今の時間の

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部屋

 今日はよく見えます。部屋の隅々まで私という人が見える私の部屋は、お洒落なチェアやスタンドライトがあるわけでもなく、乱雑に整理された油絵具やビニール紐で縛った木枠がこれまた乱雑に収納されているスチール製のラック、飲み残しのカップなんかでバランスをとっています。本棚はこの部屋の心臓です。というのは頭に入れておきたい事柄の本を所有しているということだけでモチベーションに繋がるので、本棚は心臓としていま

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お絵かきハニー

お絵かきハニー

密度のある青だか茶色だかわからないけど、
パレットからペインティングナイフで掬おうとした絵具は
絵具を食べに来たゴキブリだった。
ゴキブリって絵具も食べるの。
夜中の車庫、懐中電灯とアウトドア用品のライトでテラスキャンバス。
気がそれるまで全然気づかなかったけど、足元の暗闇に目を慣らせば黒くてテラテラと光るゴキブリが3、4匹いる事に気がつく。夏の夜中は少し賑やかで仕方がない。
描いていたら朝になっ

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星

囁きは ピリオドからはじまる
小さく犇く それ が可愛くて
記号の意味を 放棄

草木たちが夜露を零す夜明け
轡を外して吠えても
みんなは遠い眠りの中

パジャマのまま 跳ねた寝癖を羽に 扉を開ける
全てを放棄する姿は全てを被る姿
夜明けと共に注がれる視線の重さに背を焼かれる

誰も君を知らない夜明け
呪を魔法に見せてしまう そいつの振舞いに
同じ呪(もの)ください
点の羅列に指先翳して声にした

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noa

noa

エキゾチックで官能的、
スパイシーでミステリアス、
そうゆうアトラクションがあれば乗りたかった。

振舞いに忍ばせた針を飲ます瞬間を狙って、
そうゆうのを楽しんでいたかった。
甘いだけだとわかっていてさぁ、
飽きるまで本能を蜜で満たしていたかった。

天衣無縫、
立ち寄ったお店で
キャプションにそう書かれた香水に出会って
こうなりたいって思った。
そんなつもりなかったのに。

隣にあった香りの、ミ

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lai

lai

ひんやりとした窓辺
シーツに僅かな体温を残して
深夜のアミューズ

白いタイルに散らばる鉄球
たのしい音に誘発されて
やっと火を灯した心は
安安と買われている事を知らない
じっと握るハンドルに宿る受け身の野望は
一粒一粒 期待の渦に飲み込まれてゆく

床に弾ける無数の影の上を這う
同じ言葉を繰り返して発生する狂気が
行き場のない蛇の眼を十字に割った
息を交わしていても
肉塊の質感を覚えてもdumm

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eat

eat

 
半分に割ったピスタチオのクッキーで
クリームチーズをサンド
夜のキッチンに立って行儀悪くたべたくなる

サンドイッチとかハンバーガーとか、おにぎりとか?
ジェスチャーで食べてる様子をやってみせるとき、
厚みを手のひらで表現してみせるような食べ物が好き
行儀悪く、大胆に頬張る事がカッコいい

ハンバーガーからはみ出たトマトやレタスやケチャップや、
サンドイッチのおしりから知らぬ間に
溢れた具や、

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起きあがる頃

 

 部屋のカーテンが揺れる気配を感じて目を覚ますと教室の中だった。机の上の細かな木目、半分脱げた上履き。
 国語の時間に初めて触れる鬼一口という物語は、簡単に説明すると、雨の夜、男が愛する女と逃げ出し、見つけた倉の中で一晩過ごそうとしていたところ、男が気づかぬうちに倉の奥に潜んでいた鬼に女が喰われてしまう。暗い倉の中、雨音に声を重ねて女に呼びかけるが、女の返事がない事に男は女が居なくなったこと

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水とガム

水とガム

 

 あなたに出会って、硬い地面を裸足で駆け回る様な恋の存在を知りました。あなたがくれるのはぬかるんだ地面のようなものだったから。一瞬でも良いから欲しかったな、足音を鳴らしてアーケードを駆け回るような、淡いやつ。
 約束してみたかった、あなたとの次の季節。
 あなたと出会って私は、人間が二つ揃うだけで世界は簡単にできてしまうものなんだと知った気になりました。それがだめだったのかな。

舌の温かさ

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