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組替えは災いの元

宙組公演が再開する。この期に及んで110周年記念作品に執着するのは微妙な気持ちになる。ただショーのみの割引公演はお試しサービスのようで、初めての宝塚に勧めたい。様々な心情を察すると否定派はバッサリ諦め、新規狙いに切り換えるしかないだろう。 遺族と仲良しなら、やりたい放題、言いたい放題。酷い身勝手もスルー。 一方故人が悪口を言っていた相手には否定も反論も許さず、無理難題を押し通した。モヤモヤは残る。 また合意による問題点も浮上してきた。 25歳娘役の転落死遺族と宝塚歌劇

    • 舞空瞳の無神経さは宝塚会見の無反省さ

      「充実感があふれ」 予科本科として密に過ごした仲間の自殺直後、中止も延期もせずに押し切った公演についてこう言い放った。 星組トップ娘役・舞空瞳の退団記者会見である。 自殺の代表ロミジュリ、故人となった先生、パワハラが認められた宙組トップスター芹香斗亜の相手役を「大切な役」としてわざわざ上げた。 さすがは「証拠となるものをお見せいただきたい」でお馴染み不謹慎理事長お膝元の会見だ。 『記憶にございません!』と事件はスルーしながら、嘲笑うように禁句なしをアピールした。

      • ヘアアイロン記事でSNS推し活を止めてる話

        25歳娘役が転落死した件の合意書が締結し、人気振付師の決別も出た。事件の幕引きは、余波の始まりなのか。 合意書は否定していた内容を、ほぼそのまま受け入れたような極端さである。劇団と弁護士が行っていたのは、主張を通し受け入れさせる勝負だったのか。ほぼ0対100な勝敗より、その事実に複雑なままでいる。 一方「宝塚GRAPH2023年11月号掲載記事について」も公式HPに掲載された。インタビューは故人が急逝する前に実施されたが、訂正や発刊中止等するべきだったと謝罪をしている。

        • 指導からの解放

          25歳娘役が急死した問題を巡り、宝塚歌劇団側と遺族側が合意書を締結したと発表された。 宝塚ファンから観たことも無いという人まで、多くのコメントを出している。それらを読んでいると「悪い点を虱潰しにすればいい」というのが多い。 しかしその考えは危険だ。整合性ある変革には、良いとされている面から無くす必要がある。 宝塚は古く大きい組織だが、高齢者だらけではない。閉じられた世界とはいえ完全に遮断されているわけでもなく、毎年40人ほどが入れ替わる。トップスターでさえ一般社会では若

        組替えは災いの元

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        記事

          RRRで痛感するご都合主義な差別批判

          星組公演『RRR × TAKA"R"AZUKA ~√Bheem~』を観劇した。作品の最重要点は「白人批判」を行ったことであろう。 世界中に定着している白人至上主義は、意識的にも無意識的にも根深い。黒人差別や原爆についての作品でも、白人の顔色を伺った内容から逸脱しきれないのだ。 しかしインドの国力と映画市場の強さによって、白人の目を気にしない映画作りを見せつけた。イギリスの植民地統治は批判を受け入れている方だとはいえ、超悪役や説き伏せられ寄ってくる白人を日本で描くのは鬼門だ

          RRRで痛感するご都合主義な差別批判

          不審なMS 星組の隠蔽にみる宙組事件

          103期を率先して集めた花組トップコンビとは対照的に、星組トップ娘役舞空瞳のミュージックサロンは同期の102期で固められた。 既に普通下級生を呼ぶようなCSの番組を、同期企画にしている。また同期ばかりというのはおかしい。 何より日本中から誠意を求められている今、自己満足なんて身勝手はありえない。 サブタイトルこそ~永遠の夢の中に~と、どことなく「死」を感じさせる。 しかし同期を差し置いて追悼はしないだろう。 故人の双子の妹である遺族の同期とはいえ、パワハラ加害者でも

          不審なMS 星組の隠蔽にみる宙組事件

          急募!宝塚のイノッチ!!

          25歳娘役が転落死してから約5カ月が経ち、双子の妹である102期生のコメントが発表された。 それに応じるように週刊文春の記事も復活し、宙組公演の再開が既に何度も頓挫していると報じた。 宝塚と旧ジャニーズは、閉鎖的な組織の闇を暴くという話題性が共通している。 ただ旧ジャニーズは被害者を集め連帯したが、102期の妹は連帯しない。 「そんなレベルとは比べものにならない悪質で強烈に酷い行為です」というコメントで「姉が受けたパワハラ」だけを認めるよう線引きした。 102期の自

          急募!宝塚のイノッチ!!

          102期の冷酷さは矮小化か悪化か

          25歳娘役が転落死した宝塚事件に関して、週刊文春は他の話題に移り掲載はほぼ終わった。 吉本芸人の性加害と日本テレビの原作軽視問題は、ホモソ的男社会に加害された女性と、大企業に搾取された個人事業主が続々と声を上げることに繋がった。詳細の真偽で矮小化しているが、本質はそこではない。 構造への#MeTooなのだ。 一方宝塚の事件は、旧ジャニーズと近い。長く不可侵領域であった組織の闇を暴く話題である。 両者の違いは「被害者の連帯」だ。 102期の妹や同期がまず己の加害を認め

          102期の冷酷さは矮小化か悪化か

          性的=脚なのでは

          「鬼滅の刃」も米国人には「なんで…」 女性の胸の谷間が日本のアニメから消滅する? https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/335520 発端の投稿側は会話なので認識のズレはないと思うが、上記の記事を読んだ時「何故アニメにお色気表現があるのか」ではなく「何故胸なのか」という疑問になった。 そもそもアニメ漫画に限らず、性的表現として胸を強調するのは本来マイナーな印象がある。 男性視聴者へのサービス、性的な受けを狙う

          性的=脚なのでは

          103期をDS(ミュサロ)に出すかで隠蔽組か分かる

          宝塚歌劇団25歳娘役が昨年9月に転落死した問題で、遺族の代理人弁護士は歌劇団側が1月下旬の面談で遺族に配慮した内容を述べ「姿勢が従来より前進した」とするコメントを発表した。 劇団側は現時点で公表できる事実はないとしながらも、否定もなかった。ようやく事件の終着点がみえてきたかと思う。 また花組トップスター柚香光のディナーショー、トップ娘役星風まどかのミュージック・サロンが発表された。 その出演者の半分以上が、転落死した生徒と同期の103期なのである。 今まで劇団内や遺族

          103期をDS(ミュサロ)に出すかで隠蔽組か分かる

          TVは支配気質というか、たいてい家族全員の目や耳に入る場所にある。だからコンプラは大切。でも世間の目もどんどん厳しくなるのに労働力は削減、コアな内容にすればパクりと言われ、原作を設定してトラブルがあれば瞬く間に拡散……n番煎じのド定番を延々やるしかないの?

          TVは支配気質というか、たいてい家族全員の目や耳に入る場所にある。だからコンプラは大切。でも世間の目もどんどん厳しくなるのに労働力は削減、コアな内容にすればパクりと言われ、原作を設定してトラブルがあれば瞬く間に拡散……n番煎じのド定番を延々やるしかないの?

          舞台が空虚で不気味

          まず上記の通り、宝塚の演出家というのはそこまで割りの良い立場ではないと思っている。 礼真琴のプライベート写真流出をきっかけに、週刊文春では短期間で多くの宝塚関連記事が掲載された。 25歳娘役の転落死~2023年中は毎週である。しかし真偽に関わらず、タカラジェンヌへの制裁は表立ってはいない。 唯一即制裁退団となったのは、演出家原田諒だ。当時ルール違反への制裁対応が無いことに疑問を持つ層に「セクハラは許せない」とアピールする意図はあっただろう。 実際に世論は落ち着きをみせ

          舞台が空虚で不気味

          搾取婚の子

          芸能界での性加害が話題となっているタイミングで、芸能人の年の差婚が発表された。 子どもの頃は自分を子どもだと思わず、全て分かっていて自分で選択していると思っている。しかし大人になって、騙されていたり流されていたと感じることは多い。若者も似たようなものだ。成人で急に大人になるわけではなく、それぞれの早さで段々と成長し、気付かなかったことが見えてくるようになる。 それこそ性加害にあった被害者が、何年何十年と経ってやっと自分が被害者ということを受け入れ行動出来るのと似ている。

          搾取婚の子

          110周年第2の期限はトップ退団

          25歳娘役が転落死した原因に過重労働があるとして、過密スケジュール回避の観点から宝塚歌劇110周年記念行事が中止された。当初解決期限と思われていた行事である。また貸切公演中止などスポンサー離れも顕著になり、状況は悪化の一途を辿っている。 特に何が問題だったというよりは、全てが期待を下回ったのが原因に思う。 思い切りが悪く、センセーショナルで目を引く行動が一切無い。まず劇団は最小限で済ませようと、様子見しながら細かく中止を発表したことだ。 非情な組とそうでない組が露になったこ

          110周年第2の期限はトップ退団

          個の時代に宝塚が続く道

          七海ひろきさんがYouTubeにて、生の声を発してくださったことで考えたことをまとめます。事務所の方針もありますので、他のOGもコメントするべきだとは一切思っていません。 肯定し過ぎてないつもりですが、今回は理性ではなく感情で書いてます。 現代は個人の時代であり、学校・企業・地域といった所属意識は希薄になっています。 所属している組織がアイデンティティなんて、誰もがドン引き。誇りに思っているだけで、冷めた目でみられる古臭い価値観です。 「学校であり企業であり地域」という所属

          個の時代に宝塚が続く道

          102期切らずにキキじゅり斬ればリーク合戦止まらない

          毎週宝塚転落死事件を報道している週刊文春だが、そろそろ切り替わる予感がした。 今週は別箱公演を行うかのお話会の内容である。ただ状況的に、花組が中止をするのは難しいと思っていた。 103期生の転落死直後、一切の中止無く公演を行ったのは星組である。 しかも本科生として故人を密に指導した、102期の舞空瞳と天飛華音が中心であった。 縁の深い102期が主演公演を行ったことで、他の組が中止しにくくなった面はある。 なお先週は2番手スター桜木みなとを中心にした宙組上級生、雪組の彩風咲

          102期切らずにキキじゅり斬ればリーク合戦止まらない