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恐怖指数とは〜市場の投資家心理を読み取ること〜

本日は投資関連記事です。

投資を最近始めたという方もいらっしゃるかと
思いますが、雰囲気投資家にはならないで
くださいと過去記事でもお伝えしました。

そこで、本日は知っておきたい指数を1つ
ご紹介します。

ぜひこういった指数もチェックをして投資の
判断をしてみてください。

恐怖指数(VIX)

皆さんこの指数はご存知でしょうか。

指数といえば、

・日経平均株価
・NASDAQ

などをご想像される方もいらっしゃると思います。
このVIX(ヴィックス)も同じように指数の1つ
です。

VIXはVolatility Index(ボラティリティ・インデックス)の略称です。

ボラティリティとは、価格変動率のことを
指す言葉で、このボラティリティの動きが
激しいほど、リスクが大きいことを表します。

このボラティリティを表す指数の1つで、
株式市場における投資家心理を反映させた
指数が恐怖指数(VIX)です。

VIXはアメリカの株価指数S&P500を元に算出
されている指数です。

よって、GAFAMなどアメリカの代表的な500
銘柄を平均した株価平均に対するボラティリティ
とざっくり考えていただければOKです。


このS&P500は世界の中心である企業の今後を
表した数値でもあるため、このS&P500の数値は
世界経済にも影響を与える大切な数値です。

その数値のボラティリティを表すものがVIX
です。

なぜ恐怖指数と呼ばれるかというと、このS&P
500のボラティリティが高まるということは、
世界経済を動かす指数が不安定になる=恐怖
と感じられているからです。

実際に、直近のボラティリティが高まった、
2020年の新型コロナウイルス流行開始時期が
どうだったのかみてみましょう。

出典:Investing.com  CBOE Volatility Index (VIX)

流行開始した2020年のVIX指数は50を超えて
いますね。

VIX指数は0〜100で表されますが、一般的には
10〜20が適正値で安定している状態とされて
います。

30を超えると警戒態勢、40を超えると市場が
パニック状態であることを表しており、
S&P500への投資に不安を感じている投資家が
多いということになります。

歴史上過去最悪とされたリーマンショックでは、
VIX指数は89.53を記録しています。

そして、このコロナについては50を超過して
おり、未知のウイルスが市場に与える影響を
投資家たちがかなり懸念していたことを表して
います。

そのため、投資を判断する際はこのVIXを
確認し、現在の市場の反応を見てから投資
するというのも1つの手法です。


S&P500はアメリカ市場の指数であるため、
日本企業に投資しているから関係ないという
ことではなく、S&P500指数は世界経済に
連動するということをお忘れなく、確認を
しておきましょう。

また、日本版VIXとして「日経平均VI」という
指数もあるため、こちらも併せて確認しておくと
いいかもしれません。

ぜひ、雰囲気投資家を脱却する1つの指数確認
として活用してください。

それでは。

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