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ブリッジの意識〜誰でも真似できる会話の進め方〜

今日は話し方のコツを1つご紹介。

私は今の保険会社に入社して丸5年が経ちました。

保険代理店営業というものは、担当の代理店に
日々訪問し、商品の研修や情報提供などを大勢の
人へ繰り返し行います。

元々人前で話すことはとても緊張しますし、
途中で自分が何を言ってるかわからないような
こともしばしば起こります。


ただ、社内のインストラクターから教わった
ある1つの手法を話の流れに組み込むことで、
私の話し方はかなり改善されたと思っています。

それは、「ブリッジ」を入れることです。


ブリッジ話法
ブリッジング

などとも呼ばれます。

ブリッジはご認識の通り「Bridge=橋」です。

会話の切れ目となる話と話の間には「橋渡し」や
「つなぎ」となるブリッジ(橋)を架けるよう
意識します。


このブリッジを話の切れ目に組み込むことで、
一節一節が個体で頭に入ってくるのではなく、
連結して1つのまとまりとして認識することが
できます。

例えば、「株」と「投資信託」の違いを説明する
としましょう。
ブリッジなしとありの話の違いを見てください。

・ブリッジなしの場合

株式投資は自分の目利きで一社一社にそれぞれ
個別投資をします。
おにぎりを1つ買うようなイメージ。
そのため、一社が倒産してしまうと自分が投資
したお金も水の泡になります。
しかし、その分大きなリターンも得られます。
etc...


投資信託はプロが選んだたくさんの企業の詰め
合わせ商品で、数十社、数百社にまとめて投資
ができます。
幕の内弁当に投資をするようなイメージ。
そのため、その中の一社が倒産したとしても
その他にもたくさん企業があるわけなので、
リスクを分散して投資ができます。
しかし、リスクを抑える分リターンを小さく
なります。
etc...


・ブリッジありの場合

株式投資は自分の目利きで一社一社にそれぞれ
個別投資をします。
おにぎりを1つ買うようなイメージ。
そのため、一社が倒産してしまうと自分が投資
したお金も水の泡になります。
しかし、その分大きなリターンも得られます。
etc...

では、投資信託はどうでしょうか。
株式投資は一社一社に個別投資をするもので
ハイリスクハイリターンな投資でした。一方で、

投資信託はプロが選んだたくさんの企業の詰め
合わせ商品で、数十社、数百社にまとめて投資
ができます。
幕の内弁当に投資をするようなイメージ。
そのため、その中の一社が倒産したとしても
その他にもたくさん企業があるわけなので、
リスクを分散して投資ができます。
しかし、リスクを抑える分リターンを小さく
なります。
etc...


どうでしょう?
次の投資信託の説明がブリッジなしの場合より
ありの場合の方が入ってきやすくないですか?

これはブリッジによる橋渡しとして、

・次に何を説明するか明示
・比較対象を再認識させる
・ここまで話してきたことのまとめ

ができていることによる効果です。

このブリッジがあることによって、次の会話に
スムーズに移行できることや、相手の頭や自分
の頭の中を整理しながら会話を進めていくこと
ができます。

そのため、会話が1つ切り替わるごとに1ブリッジ
を意識していくことで、全体としてまとまりのある
話に仕上がります。


また、このブリッジに相手の趣味や共通点なども
盛り込むことによって、より会話に引き付ける
工夫なども可能です。

そして、このブリッジとの組み合わせが最高に
効果を発揮するのが、過去記事でも紹介した
「間(ま)」です。

間を持たせることにより注目を集めることができ
相手の集中力をリセットすることができます。

よって、間を一定作りながら、その後にブリッジ
を組み込むことが、私的には最高の「べしゃり」
だと思っています。笑


「この人話し方がうまい!」と思われるよう
ぜひ工夫して取り入れてみてください。

それでは。

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