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「老後に生き甲斐がある人・ヒマな人」を別ける50代の過ごし方

「あなたの生き甲斐は何ですか?」と尋ねられると、即答できますか?

“生き甲斐”という日本語は、ふたつの言葉に分けることができます。

前半分が“人生”という意味で、後ろが“価値”という意味。これは人間が生きている理由、即ち“生きる喜び”とか、あるいは日本流に解釈して“忙しくあり続ける喜び”というように意訳することもできるでしょう。

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生き甲斐に正解はありません。自分はこれが生き甲斐だと言えば、それが生き甲斐です。しかし、他人と比べてしまうと、優劣を感じることもあります。何も生き甲斐を持たないで生きている人を見た時、可哀想だなと思います。世の中には楽しいことが溢れているのに、どうして人生を楽しもうとしないのか、不思議に思います。

「やり甲斐」のない老後は、牢獄のようなもの

現在、日々忙しく働いているあなたは、老後はゆっくりしたい、いろんなところに旅行でもしてみたい、そう思うかもしれません。ただ、本当に何もしないでボーっとしている日々は数か月もすれば飽きてしまうでしょう。旅行も金銭的にもひと月に何度もという訳にはいかないでしょう。ゆっくりするといっても限度があるということです。

サラリーマンは、定年後はのんびりしたいとよく言います。それって、世の中をちゃんと見ていないのではないかと思ってしまいます。高齢者を見ればわかることです。何もしないでのんびり過ごしていると、頭も肉体も衰えていき、介護のお世話になってしまいます。明日は我が身と私は思っているのですが、そんな世界をわざわざ目指そうとするなんて、滑稽の何ものでもありません。

将来のことを考えて、介護施設を調べている人がいます。調べるということは、入居することを想定しているということです。それって、もうそっちへ向かっていますよね。

私は絶対入るつもりはありません。だから、日頃から若さを保てるような生活を心掛けています。そっちへ行きたくありませんから。

好きなことが分からない、今の中高年世代

日本人は、特に40代以上の世代は、自分の人生を楽しむとか、自分らしく生きるということが苦手なように感じます。私の周りにも趣味らしい趣味がないとか、自分が老後何をしたいか分からないといった人が何人もいますが、その理由の1つが、私たちが受けてきた教育だと思っています。

自分らしさとか、人と違うように、といった育てられ方を私たちはしてきませんでした。むしろ、人と同じように、和を崩さないように、と教育を受けてきました。そんな中で、「自分らしい人生の楽しみ方」なんて、持てる方が不思議かもしれません。そう考えると、このテーマは難しいのです。

40代、50代から、自分らしい人生の楽しみ方を見つける必要があります。60代になってからでは見つけにくいです。70代からは、ちょっと難しいです。80代からは・・・?

子供や孫の成長が生き甲斐と言われる人もあるでしょう。本当にそれだけでよろしいですか? 自分の人生です。ご自身で決めてくださいね。


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