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第3回 鬼の窟(おにのいわや)
はるか昔、西都原に鬼が住んでいました。鬼は、美しいコノハナサクヤヒメを見染め、父親の大山津見(オホヤマツカミ)に結婚を申し込みます。困ったオホヤマツカミは、「明朝、夜明けまでに大きな石の岩屋を造れ、それが出来たら娘をやろう」という無理難題の条件を出します。不可能だろうと思った条件でしたが、鬼は頑張りました。何とか、夜明け前に岩屋を完成させてしまいます。約束を果たした鬼は、疲れと安堵で眠ってしまい
もっとみる第2回 仁徳天皇とコノハナサクヤ姫
「日本書紀」によれば、仁徳天皇は聖帝と言われるように、民衆のための政治を行った天皇と称されていますが、「恋多き帝」という別の顔も有りました。
日向国の諸県牛諸井(もろがたのうしもろい)の子で、髪長姫(カミナガヒメ)という美人で誉れ高い娘がいました。彼女は、見初められて仁徳天皇の妃に迎えられます。この髪長姫が、コノハナサクヤ姫のモデルに成ったのではないかと言われています。正妻である、皇后は大和の豪
第1回 木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)と邇邇芸命(ニギノミコト)
この地には、木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)と高千穂の嶺に天下った邇邇芸命(ニギノミコト)の出会いの神話があります。
ニギノミコトが、美しい乙女のコノハナサクヤヒメと出会います。すると、ニギノミコトは、コノハナサクヤヒメに「おまえは誰か」、と問いかけます。重ねて「おまえと一発やりたい」と聞きます。この辺りの話は街中で不良が綺麗な女の子に声を掛けて、ナンパしている様な感じです。(笑)。
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