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ファーストデートを振り返ってみるしょーもない回。

今日は、おやすみの日でした。休職中なので仕事はいつもないんだけど、そういう意味ではなく、自分が自分に決めた「おやすみの日」。やる気スイッチを押さない日。ゆっっっくりする!と決めて、本当にゆっっっくりする日。

こんな日なので、noteも難しいことを書くのはやめとこう。書くことは苦じゃないので、ぼーっとしながらでも書けるのだけど、書くことを考えるのはそれなりに頭の中をぐるぐるしないといけないので、たいへん。noteさんはそんな私の心理をわかってくれているのか、募集中のテーマ、というのがあるんですね。これについて皆さん書いてみましょー、っていうやつ。何を書くかを考えなくていいので、ありがたい。そんなテーマに乗っかって、今日は「#ファーストデートの思い出」というのを書きます。誰得、って思いましたよね。私もそう思います。忙しい人は、ここでそっと閉じましょう。そっ閉じ。

忘れもしない私にとってのファーストデートは、中学2年生の夏ごろでした。「忘れもしない」と言っておきながら、相手の名前は忘れました。最低ですよね。わかってます。これから書くことは、なかなか最低な内容です。笑

当時女子校に通っていた私は、とにかく毎日呪文のように「恋がしたい」と呟いていました。いや、叫んでいました。少女漫画を読み漁り、恋愛ドラマを観て、「なぜわたしの周りには男子がいないんだ・・・!!!」と親に食ってかかるレベルで恋を欲していました。青春ですね。女子校に通うことを決めたのは自分なんですけどね。

自転車での2ケツ、デートといえば下校、窓側の席から見える好きな人がいる隣のクラスの体育の授業、バレンタインのワクワク、席替えのドキドキ、文化祭の出し物、修学旅行のグループ分け、夜に私の部屋の窓に石ころが当たった音がして、下をのぞいたら好きな人が立っている、、、、、挙げだしたらキリがないほどの妄想を繰り返し、それがすべて自分には起こりえないことだという現実を理解した瞬間、絶望に打ちひしがれました。実際の私は、女子だけだから席替えとか「どこでもええわ」と思っていたし、窓側の席になっても外では女子がえっこらえっこらと運動しているだけだから、日光浴しながら授業中昼寝するだけだったし、家は学校から電車で1時間くらいのところで、しかもマンションなので石ころが窓に当たることなんてあるわけがない。。。あぁ、なんと切ないのでしょう。もう一度青春やらせて。

そんな私は、中学2年生のとき、あきらめきれない!!と一念発起。恋をしない青春?何それ!ありえない!!!というモードの私は、数少ない男友達である小学生のとき通っていた塾の友達にメールをし、「同級生の男の子誰か紹介して!」と頼んだのです。何その行動力。今の私にわけてくれ。

そうして知り合ったのが、ファーストデートのお相手のAくんです。(本当に名前を思い出せない、ごめんなさい、便宜上の「Aくん」)名前を思い出せないのもわかりますよね。だって好きでデートしたわけでもなく、恋に落ちたから連絡先を交換したわけでもないのだから。ただただ、恋愛っぽいものをしてみたかっただけなのです。。。せつな。。薄っぺらく、せつな。。。

何回か、薄っぺらいメールのやり取りをしました。好きな音楽なぁに?とか聞いてみたりとか。あと、謎に当時流行っていたのが、写メを送ること。自分の写メを撮って、会ったことない相手に送るんです。会ったことないからこそ、送るんですけど。引くわ。これが当時の男子校・女子校の実態です。(私だけだったらどうしよう)

で、デートです。渋谷ハチ公前集合。映画デート。ベ、ベタぁ。。。
観た映画は、「踊る大捜査線」。ここでひとつ問題発生です。観る映画、Aくんが選んで事前に提案してくれていたのですが、私、既にその映画観たことあったのです。でも、「それもう観たからほかのやつ観ようよ!」と言えず、当日を迎えてしまいました。「面白いらしいよ!楽しみだなぁ」というAくんに「そ、そうだね!」と言うしかない私。かわいいな←

映画館について、ジュースを買います。私はオレンジジュースを買いました。「踊る大捜査線」はそのころ超人気だったので、映画館も激混み。シアターに入るまでも並ばされ、話すことなく沈黙が耐えられなかった私はジュースをガブ飲みです。ひたすらちゅーちゅーとストローを吸う私。

映画が始まりました。開始5分。トイレに行きたくなりました。当たり前ですね。初デートの緊張×直前のジュースガブ飲み。まさかトイレに行きたくなるとまでは思っていなかったのです。やっぱり人生経験って大事ですね。「トイレに行きたい」と言えないまま、40分ほど経過。もう限界です。「と、トイレ行ってくる・・・!」と呟き、走ってトイレに向かいます。わかってくださっているかと思いますが、私この映画もう観ているので、内容わかってるんです。トイレの方が大事なんです。トイレ行ってすっきり。席に戻ります。ただ、その約30分後、第二波がやってきました。またトイレ行きたい。ジュースガブ飲みの威力はんぱない。でもさすがに「トイレ行きたい」(2回目)は言えない。なんで言えないと思ったのだろうか。中2というのはそういうものですね(?)。めっちゃトイレ近い人認定されたくなかったのでしょう。映画が終わるまで、我慢しました。なんとか耐え、映画が終わった後、またダッシュでトイレ。結果「めっちゃトイレ近い子だな」と思われていたと思います。今思えば、それでなんなんだって感じですけど。笑 普通にトイレ行けよ自分。

映画館を出た後、また沈黙が流れます。お互い「・・・・このあと何するんだろう」と考えていたのでしょう。ただ、それと同時に、お互いの足はほぼ自動的に、駅へと向かっていました。「これで終わり!?映画だけ!?」と思ったかと思いますよね。いや、それが、思っていなかったのです。もはや、早く帰りたかった。
トイレ我慢しすぎてお腹痛かったから?気まずかったから?沈黙が辛かったから?・・・いいえ、違います。

Aくんのズボンの丈が、短かったから。

はい、中2~~~~~~~~!!処刑~~~~~~!!
本当にごめんなさい、Aくん。中2の私は、「ズボンの丈が短い」という理由だけで、無理めになってしまったのです。最低なのはわかっています。でも、当時の私は子供だったのです。「ズボンの丈短くても、性格いいならいいじゃん!」とは、ならなかったのです。それが中2です。

今なら、ズボンの丈短いくらいの方が可愛いと思ってしまうのにな・・・いくらでもコーディネートしたい、ジーンズにTシャツで十分、なんなら服にめちゃくちゃこだわりある人よりは、こだわりないくらいでちょうどいいじゃん、とか思っちゃうのな・・・若いって、残酷だな・・・

そんな感じで、当たり前のように、Aくんと会ったのはそれが最初で最後となったのでした。ごめんなさい、Aくん。でも、Aくんにとっても、きっと私の「無理め」なところもあったことでしょう。それも含めて、ごめんなさい、Aくん。

ふぅ。noteに書けたので、これでAくんへの申し訳ない思いも昇華されました。

ここまで読んでくださった方、すごいです。こんな生産性のない長文を読んでいただきありがとうございました。こんな生産性のない長文を生産できたので、私は満足です。あー、楽しかった。笑

今日はトップ画は、今日このnote以外に私が生産した、もう一つのもの。夕飯の、きんぴらごぼうでした。あ、白ごまふりかけるの忘れてた。

Sae

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「誰しもが生きやすい社会」をテーマに、論文を書きたいと思っています。いただいたサポートは、論文を書くための書籍購入費及び学費に使います:)必ず社会に還元します。