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ヒューマンな煩わしさや心地良さ。

■ティックトックショップ絶好調。
・最近のNEWS(2024年1月18日付)、「ベトナムのECサイト上位5社売上高、2023年1.4兆円(前年比+53.4%増)、2024年1.86兆円見込む」。
・Metric社発表データより、「2023年ECサイト上位5社の売上高は直近3年で最高の伸び率を記録した。
・上位5社は、『ショッピー(Shopee)』、『ティックトックショップ(TikTok Shop)』、『ラザダ(Lazada)』、『ティキ(Tiki)』、『センドー(Sendo)』となり、「5社売上高シェアは2021年の31.4%から2023年に46.5%へと拡大」した。

■『Amazon』越えたい中国企業。
・EC市場は競争が激化しており、「2023年には10万5000以上の販売者がショッピー、ラザダ、ティキ、センドーから撤退。一方、ティックトックショップには9万5000以上の販売者が新規参入した」。2024年上位5社売上高は前年比+35%増の1.86兆円)が見込まれる。
・ティックトックショップ/エンターテイメント兼電子商取引フォーマットは、AmazonショッピングとMetaのInstagram等を組み合わせたようなもので、今やベトナムの多くの小売業も新たな販売チャネルとしてこのフォームを利用し売上増加のシナリオを模索する。
・ちなみにティックトックは中国企業『Byte Dance』が運営しており、彼らの急速な成長はAmazon社にとって大きな脅威になる事が予測される。

■本屋のかおり。
・余談、私は日頃からAmazonにはお世話になっており、回数は多くないがショッピングを楽しみ、また電子書籍kindleで読書ライフを満喫している。
・ベトナムで日本の書籍、本屋はほぼ皆無でなんとかホーチミン市内に紀伊國屋があるが圧倒的に売場面積が小さく欲しい書籍はなかなか見つからない。また関税等が定価に上乗せされ値段は1.5倍ほどに膨れ上がり利用頻度はとても少ない。昔、私は大切な書籍をトランクに詰め日本からベトナムへ移り住んだ。
・今はkindleで読書を楽しむ事が大半だが日本一時帰国の際、私の楽しみの一つは本屋に行く事だ。書籍の重さ、紙の手ざわり、インクの匂いに包まれた静寂な空間は何故か気持ちを落ち着かせてくれる。「一時帰国の記念に」と私は気になる書籍を数冊購入し、ベトナムへの帰国道中、空港で、機内でその書籍を手に取り読む時間がとても幸せで贅沢な気持ちになれて好きなのだ。
・こんな気持ちはAmazonでもティックトックでも得られた事はなく、アナログの温かさとデジタルの無機質さからくる感覚なのだろう。何れにしても時代の流れはEC市場盛上りを加速させ、サービスや商品の質は上がり、更に様々な選択肢が消費者に届けられる事を期待する。

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