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コモ映画録2022

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"狂気"を手放しで楽しめるか 「ドクター・ストレンジ マルチバース・オブ・マッドネス」感想

"狂気"を手放しで楽しめるか 「ドクター・ストレンジ マルチバース・オブ・マッドネス」感想

※本記事には明確なネタバレが含まれています。ご注意ください!

MCU映画としては「スパイダーマン ノーウェイ・ホーム」から4か月ぶり。待ちに待ったドクター・ストレンジの続編、「ドクター・ストレンジ マルチバース・オブ・マッドネス」が公開された。
そして、私的には久々のIMAX 3D!(おそらく3Dは「ゴジラVSコング」以来だったと思う)
予告編の印象とは180度違ったストーリーの怒涛の展開。

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なにかと不運だった「モービウス」感想

なにかと不運だった「モービウス」感想

マーベル作品の公開ラッシュが止まらない。
1月の「スパイダーマン・ノーウェイホーム」、そしてディズニープラスで放送中のドラマ「ムーンナイト」、そして早くも来月には「ドクターストレンジ・マルチバースオブマッドネス」が控えている。

そんなラッシュの真っ只中に満を持して公開された「モービウス」。

天才医師である反面、重病を抱えているマイケル・モービウス博士が、人体実験により禁断の力を手にする、ヴィラ

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歌の力に無条件に泣かされる「SING ネクストステージ」感想

歌の力に無条件に泣かされる「SING ネクストステージ」感想

前作「SING」の公開からなんと6年の月日が経った。
同じイルミネーション作品である"ミニオンズ"のように続編が連発されることもなく、USJでのアトラクションなどは作られたものの、映画「SING」は完結型の単発映画だったのかなと続編を諦めていた。

しかし昨年、驚くことに続編の特報が突如飛び込んできた。
そして今月、念願の次作「SING ネクストステージ(原題:SING2)」が満を持して公開!

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陰鬱なゴッサムに戻りたくなる「THE BATMAN」感想

陰鬱なゴッサムに戻りたくなる「THE BATMAN」感想

※この記事は決定的なネタバレはしていませんが、ストーリーについて多少言及していますのでご注意ください!

「DC映画は暗くて長い。」どこかで聞いた言葉だ。まさにそうであって、一昨年アカデミー賞に多数ノミネートされた「ジョーカー」もそうだったし、今や飛ぶ鳥を落とす勢いのMCU作品と比べると、DC映画はまさにその対極に位置し、独自路線を貫いている。
(まあシャザムあたりは明らかに意識してそうだけど…)

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メロドラマに潜む狂気 「ナイル殺人事件」感想

メロドラマに潜む狂気 「ナイル殺人事件」感想

コロナ禍の延期に次ぐ延期を経て、2月25日に満を持して公開された「ナイル殺人事件」。
ケネス・ブラナー演じる名探偵エルキュール・ポワロシリーズの第2弾だ。
ナイル川を進む豪華絢爛な客船「カルナック号」で起こる不可解な殺人。
その巧妙なトリックに「灰色の脳細胞」を酷使して泥臭い推理で挑むするポワロが存分に楽しめる作品である。

今回の記事は、もちろんストーリーに関するネタバレは避けるが、全くの予備知

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この世は善と悪だけか 「オリエント急行殺人事件」感想

この世は善と悪だけか 「オリエント急行殺人事件」感想

いよいよ公開が今週末にせまった「ナイル殺人事件」!
コロナ禍で延期に継ぐ延期、ホントにホントに長かった…
私同様、待ち望んでいた人も多いのではないだろうか。
しかも、なななんんとIMAX対応作品だって!
アクション映画でもないのに、よく決断してくれた。どこに感謝していいのかわからないけど、とにかくありがとう…

「ナイル殺人事件」は、御存知ミステリー界の巨匠"アガサ・クリスティー"が原作。
ケネス

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そしてバトンは渡された 「ゴーストバスターズ アフターライフ」感想

そしてバトンは渡された 「ゴーストバスターズ アフターライフ」感想

「ゴーストバスターズ強化週間」と名付けたこの1週間は、私にとって本当にかけがえのないものになった。
まさに「ひと夏のサマースクールで経験した淡いまぼろし」のよう。

先日の記事でも書いたように、私は「ゴーストバスターズ」シリーズを1度も見たことが無かったし、なんなら興味もなかった。
きっかけは些細なことだった。
私の奥さんが、ムビチケの特典のマシュマロマンのミニタオルが欲しかったため、仕方なしに前

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イズムを継承しているか 「ゴーストバスターズ(2016)」感想

イズムを継承しているか 「ゴーストバスターズ(2016)」感想

新作「アフターライフ」公開記念。ゴーストバスターズ強化週間!
3作目はこちら!

元祖「ゴーストバスターズ(1984)」そして前作「ゴーストバスターズ2(1989)」から20年以上。満を持しての続編?「ゴーストバスターズ(2016)」。
キャストも刷新、良くも悪くも現代版に進化した「リブート作品」だ。

前作よりもキャラ立ちな4人前作から一新、今回の主役のゴーストバスターズは女性4人。
しかもその

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シリーズの"お決まり"を確立 「ゴーストバスターズ2」感想

シリーズの"お決まり"を確立 「ゴーストバスターズ2」感想

昨日の記事に引き続き「ゴーストバスターズ」強化週間!
現在公開中の「ゴーストバスターズ アフターライフ」のためには旧作を見るのはマストということで。
1を見たなら2も見るよね~。

1984年公開の前作「ゴーストバスターズ」から5年。
おバカでシュールな笑いはそのまま。
前作のキャストも勢揃い、ファンにはたまらない正統派続編だった。

話の流れは前作を踏襲おそらく前作が思いのほか大ヒットしたのか、

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今さらだが 初代「ゴーストバスターズ」を見た。

今さらだが 初代「ゴーストバスターズ」を見た。

先日満を持して公開された「ゴーストバスターズ アフターライフ」。
1984年の第1作目、そして5年後に公開された2作目からの正統派続編とのことだ。
"アントマン"こと、ポールラッドも出演するので、私も兼ねてから楽しみにしていたのだが、そういや元祖を見たことが無かった。
これは見ねば!ということで、アマゾンプライムで鑑賞した。

当時の映画では「ホラー×コメディ×アクション」は相当斬新だったらしい。

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シリーズが苦手な人にこそ見てほしい 「キングスマン:ファースト・エージェント」感想

シリーズが苦手な人にこそ見てほしい 「キングスマン:ファースト・エージェント」感想

※この記事には「キングスマン:ファースト・エージェントの」決定的なネタバレは含まれていません。
しかし、シリーズ「キングスマン」「キングスマン:ゴールデンサークル」の重要なネタバレは含んでいます。シリーズ未見の方はご注意ください!

タイトル通り、私はキングスマンシリーズが大の苦手であった。
スパイガジェットや、ユーモアセンス、魅力あふれるキャストは大好きだ。
しかし何よりもグロシーンが苦手な私。

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「スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム」感想【ネタバレあり】

「スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム」感想【ネタバレあり】

※この記事には重大なネタバレが含まれています。まだ見ていない方はネタバレ無しで見ることをおススメします。ただ一つ言えるのは、過去作の「スパイダーマン1.2.3」「アメイジングスパイダーマン1.2」は必ず見ておくべきです!

MCU版スパイダーマン3部作としての最終作「スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム」。
コロナ禍の延期を経て満を持して公開された。

MCU版スパイダーマンの魅力の一つは、普通の

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今さらだが「アメイジング・スパイダーマン2」を観た。

今さらだが「アメイジング・スパイダーマン2」を観た。

※この記事には「アメスパ2」のネタバレが多少含まれています。
「ノー・ウェイ・ホーム」のネタバレは無いのでご安心を!

現在大ヒット公開中の「スパイダーマン・ノー・ウェイ・ホーム」。
待ちに待ったMCUスパイダーマンの3作目。
前評判も最高だし、とても楽しみだ。

SONY版のスパイディの過去作としてはサムライミ版の「1、2、3」と「アメイジング・スパイダーマン1、2」があるけど、「アメスパ2」だ

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コメディの奥に潜む不安感「ドント・ルック・アップ」感想

コメディの奥に潜む不安感「ドント・ルック・アップ」感想

※少々ネタバレを含みます。ご注意ください。

空から地球を滅亡させる隕石が降ってくる。
しかし誰もそれを信じようとはしない。
天文学者が声を荒げて警告しても「冗談だろ」と誰もが相手にしない…

Netflix制作の非現実的ブラックコメディ「ドント・ルック・アップ」は、ありえないような事件が連発する、笑いが散りばめられた愉快な作品にみえる。
しかし見ている間、終始謎のなんともいえない不安感に苛まれた

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