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イヤモニを洗濯した話。

3月某日(流れる季節の真ん中で)。

数ヶ月間温めて続けた今年最大クラスの奇跡を、皆様にご覧入れましょう。よくある日常の風景ですよね。ポケットティッシュ入れたまんま洗濯機回しちゃったとか、いっけね定期胸ポケット入れっぱだったわとか。最近ですとTWSをジャブジャブしてしまうなんてのも割とポピュラーになりつつある。そんな最中、平素からおっちょこちょいな主宰にも色々と巻き起こった。

あれメガネどこやったっけの行く末はいつも決まって2パターンで、初めから掛けていたか、あるいはおでこに乗っかっていたか。つまり肌身離さず携帯しておけばスマホだって財布だって落とすことはまずない。そんな驕りに端を発した今回の事件もまた、首からぶら下げておけば大丈夫(※ソフトケース紛失済)理論の悲しい終着地点でもあったのでした。

ばちこり洗濯した。

途中洗濯機を止めて二度のチェックが入りましたから実質3回。心ゆくまでジャブジャブしまして、あちこち探し回った後の憔悴し切った顔のまま中を覗き込んでみると。「…待ってたよ」とばかりに洗濯物の最上段やや右手に鎮座しておられました。泣き笑いのエピソードとは言ったもので、竹中直人さんとも違う一種のジキルとハイドがガッチャンコした何かがそこにいた。

絡まったドライヤーのコードって、あんなに容易く解けるものなんですね。不幸中の幸いだったのは、やはり着脱可能なイヤーモニター型でかつ相応の防水機能を有していたこと。「…温っけえな」の声が確かにこの耳にも届きましたから、その時点で生存確認は取れていたようなもの。 YouTubeが生み出した世紀の発明品「イヤホン左右確認テスト」を再生。

イヤモニは強い。

聞こえる、確かに聞こえる。吉田製作所さんが使ってるBGMと同じだこれ。何なら音抜け良くなったんじゃないかなる謎の認知バイアスとの邂逅、等々含めましてあれだけの大事故から見事生還。ゼンハイザーが凄いのか洗濯機が凄いのか、それとも信じ抜く力の賜物なのか。その昔釜爺はこう言った、「わからんか、愛だ。愛」慌ててAmazonの注文もキャンセル。

図らずも、その日は25%オフの年度末セールでした。手痛い出費もどうにか阻止することができまして。でも突如、この一点の曇りなきサウンドに影が忍び寄ってきたら。そう考えて、今日という日まで投稿を先送りしていた。おちこんだりもしたけれど、私は元気です。プチ家族会議の末、首に下げるのはやめてソフトケースに保持する方向で一致。まあ無くしてるんすけど。

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