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ままならない人生を語らう共同マガジン

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生きるのがへたっぴな私たちのためのマガジンです。自分の悩みや現状を書いたり、支援制度の情報をシェアしたり、それらを通して自分は一人じゃないと感じられたら良いなと思っています。
運営しているクリエイター

#人生

「ままならない人生を語らう共同マガジン」はじめます

「ままならない人生を語らう共同マガジン」はじめます

タイトルは
「ままならない人生を語らう共同マガジン」

生きるのがちょっとへたっぴな私たちのためのマガジンです。自分の感情や現状を書いたり、支援制度や居場所カフェの情報をシェアしたり、それらを通して自分は一人じゃないと感じられる場にできたらいいな、と思っています。

共同運営マガジンとは
私も完璧に把握してはいないのですが、どうやら複数人の記事を1つのページ(=マガジン)にまとめられる機能のようで

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きっと泣いてしまうんだろう

きっと泣いてしまうんだろう

一年後 自分がどうしているのか
まったく 想像ができない

一年後 自分が生きているのか
まったく 自信が持てない

あと何回 朝日に
ため息をつけばいいの?

あと何回 暗闇に
不安を覚えればいいの?

あと何回 おいしくもないごはん
ひとりで食べないといけないの?

ふと 自分の最期を 想像する
きっと 死にたくない と言って
泣いてしまうんだろう

お父さんと弟のことは
思い出さなくて
お母

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僕はどう死ぬのか

「親父が死んだ」
病院の小部屋、兄の言葉で目が覚めた。寝ぼけていたこともあり、一瞬なんのことか理解できなかったが、周りを見渡し思い出した。末期がんの父が危篤状態になり、深夜、病院に駆け込んだのだった。状況は理解できたが、受け入れるのには少し時間がかかった。当時10歳、頭もよくない僕は危篤状態の父を見たときでも父が死ぬことを想定できなった。幸せな家族との時間は永遠に続いていく。そんな風に思っていたの

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つかむ

つかむ

過去のある時期について書こうとなって、最初に思いついたのは母のことだった。母がベロベロに酔って帰ってきて、玄関で叫んでいる。私は部屋で寝たふりをするけれど、彼女は怒鳴る。「寝てるの⁉︎」「起きてるんでしょ!」それでも無視して寝たふりをする。布団をかぶって、目が腫れないように注意しながら涙を垂らす。そんなことがよくあった。

生きる意味というのは、必要な人もいれば無くたって問題ない人もいる。私の母は

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